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「黄金のバンタム」を破った男 の商品レビュー

3.9

134件のお客様レビュー

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2012/12/21

○「俺が(練習しない)青木に負けるようなことがあったら、すべての努力しているボクサーに申し訳が立たない。努力はかならず報われる。練習は裏切らない。そのことを証明するためにも、何が何でも勝ちたかった」(172p) ★面白くて一気に読んだ。

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2012/12/15

ファイティング原田を扱ったノンフィクション。 と言って、分かる人はかなりの年輩の人だろう。少なくとも、おおよそ50歳にはなっている、という年恰好。 ファイティング原田がポーン・キングピッチを破って世界フライ級チャンピオンになったのが昭和37年というから、1962年のことである。...

ファイティング原田を扱ったノンフィクション。 と言って、分かる人はかなりの年輩の人だろう。少なくとも、おおよそ50歳にはなっている、という年恰好。 ファイティング原田がポーン・キングピッチを破って世界フライ級チャンピオンになったのが昭和37年というから、1962年のことである。僕自身はこの時は3歳なので、この試合のことは全く記憶にない。原田の最後の試合は昭和45年、1970年のことなので、このあたりになると実際にテレビで試合を観戦した記憶がある。 当時、プロボクシングというのは人気の高いスポーツで、世界タイトルマッチともなると、かなりの視聴率を稼いでいたようだ。 ともあれ、この本は原田が活躍した1960年代を中心に書かれている。原田あるいはボクシング界を扱ったノンフィクションなのだけれども、何となく当時の世相を感じることが出来るところも、この本の面白さの1つだと思う。

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2012/12/15

60年代の日本の文化と作者のボクシングへの熱い思いが伝わります。ファイティング原田の試合は見た事がありませんが、偉大だったんですね。

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2012/12/11

百田さんの作品は「永遠の0」に続いて2作目。ファイティング原田という一ボクサーの系譜を辿りながら、同時代のボクシング史を色濃く描き出す。現在よりも遥かにチャンピオンの価値が高かった時代に二階級制覇。まさに時代の寵児だったんだなと感銘を受けました。

Posted byブクログ

2012/12/09

ノンフィクションを久しぶりに読んだ・・・ 歴史と記録の廻間に 確かに熱い思いと汗と努力が綴られていた。 ボクシングは,こうあってほしい。

Posted byブクログ

2012/12/08

60年代に国民を熱狂させたファイティング原田のノンフィクションです。日本のボクシングの歴史とともに往時の雰囲気を感じられる著作です。武骨に真面目に前へ前へと突き進む原田の心意気はあの当時の日本人そのもののようです。今の私たちを投影できるヒーローはどこにいるのか・・

Posted byブクログ

2012/12/08

同じ日本人として、と思う自分がいる。世界に誇る日本人、そういう存在があった、ということは本当に誇らしい。作者の熱い思いがヒシヒシと伝わる傑作ですね。でも自分は永遠のゼロの方がさらに傑作だな。

Posted byブクログ

2012/12/07

僕はボクシングファンなのでおもしろく読めた。ボクシングファンと言っても渡辺二郎を見たのが幼稚園くらいで、大橋秀行や井岡弘樹くらいからのファンなので、ファイティング原田はずーっと前の話。雑誌などで読んで知るくらいだったが、今回は本格ノンフィクションだった。ボクシングを取り巻く社会情...

僕はボクシングファンなのでおもしろく読めた。ボクシングファンと言っても渡辺二郎を見たのが幼稚園くらいで、大橋秀行や井岡弘樹くらいからのファンなので、ファイティング原田はずーっと前の話。雑誌などで読んで知るくらいだったが、今回は本格ノンフィクションだった。ボクシングを取り巻く社会情勢がわかり、その流れの中で生まれた英雄が原田だった。百田さんのボクシングに対する熱意が感じられる。

Posted byブクログ

2012/12/02

ファイティング原田の生き方がとてもカッコいい。自分が勝たないと努力している人間が報われない、という考え方はたいへん好感が持てる。応援したくなる。 原田の試合をYouTubeで探そうと思う。

Posted byブクログ

2013/02/21

拳の力で日本人に希望をもたらした男、ファイティング原田のボクシング人生を克明にたどったノンフィクション。無駄のないスピーディな文体でぐいぐい読ませる。勝者であれ敗者であれ、闘い抜いた男たちへの哀惜と敬意に満ちている。ボクシングというのは、他のどんなスポーツとも違う厳しさと魅力があ...

拳の力で日本人に希望をもたらした男、ファイティング原田のボクシング人生を克明にたどったノンフィクション。無駄のないスピーディな文体でぐいぐい読ませる。勝者であれ敗者であれ、闘い抜いた男たちへの哀惜と敬意に満ちている。ボクシングというのは、他のどんなスポーツとも違う厳しさと魅力がある競技だと強く感じた。 『海賊と呼ばれた男』の作者に期待したほどは、時代情況についての書き込みは多くなかったが、一気に読み終えて本を閉じたとき、禁欲的なスポーツを描く本としてはこれで正解なのだろうと思った。

Posted byブクログ