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「黄金のバンタム」を破った男 の商品レビュー

3.9

134件のお客様レビュー

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世界に各階級1人しか世界チャンピオンがいなかった時代

ボクシングの世界チャンピオンが世界に11人しかいなかった時代、フライ級、バンタム級の2階級制覇を成し遂げたファイティング原田を中心とした、当時のボクサー達の回顧録。黄金のバンタム エデル・ジョフレに生涯たった2回の敗北を与えたファイティング原田の凄さ、そして、その戦いのほとんどが...

ボクシングの世界チャンピオンが世界に11人しかいなかった時代、フライ級、バンタム級の2階級制覇を成し遂げたファイティング原田を中心とした、当時のボクサー達の回顧録。黄金のバンタム エデル・ジョフレに生涯たった2回の敗北を与えたファイティング原田の凄さ、そして、その戦いのほとんどが紙一重の激戦のなかで、精神力によって得られたとことを実感できる傑作!

平塚 泰司

2023/12/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このようなドラマティックな内容がノンフィクションであることがすごいし、面白く描かれている ジョフレの家族同伴で来日したり、紳士的な態度の描写はあしたのジョーのホセメンドーサを思わせるし、ボクシングに対してストイックな原田はジョーと重なった カーロスリベラも思い出してしまったし… あしたのジョーを再読したくなった

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2023/08/29

ボクシング興味ないのに夢中でワクワクしながら飲んだ!! 60年代のボクシングすごいな 21世紀には70人近くいる世界チャンピオンが11階級に1人づつ、つまり8人、11人しかいない時代にチャンピオンになった白井義男、ファイティング原田!すごい!!めちゃくちゃかっこいい この時代のボ...

ボクシング興味ないのに夢中でワクワクしながら飲んだ!! 60年代のボクシングすごいな 21世紀には70人近くいる世界チャンピオンが11階級に1人づつ、つまり8人、11人しかいない時代にチャンピオンになった白井義男、ファイティング原田!すごい!!めちゃくちゃかっこいい この時代のボクシングのチャンネルが紅白の次の60パー近く視聴率獲得してるのすごすぎる まさに日本が一丸となって応援にしてたんだな〜 いろんなボクサー、レフェリー、マネージャーのドラマが面白く書かれてて最高な本

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2023/06/06

すげえ。文句なく面白い。 日本人ボクサーで、最初に世界王者になったボクサーから始まり その後はファイティング原田の歴史を中心に、 他ボクサーを絡ませて、日本ボクシング界の歴史を 書いた一冊。 おっさんには、たまらん逸品。 取材にかなり時間がかかっていると思われるが 内容がギチ...

すげえ。文句なく面白い。 日本人ボクサーで、最初に世界王者になったボクサーから始まり その後はファイティング原田の歴史を中心に、 他ボクサーを絡ませて、日本ボクシング界の歴史を 書いた一冊。 おっさんには、たまらん逸品。 取材にかなり時間がかかっていると思われるが 内容がギチギチにならず、読みやすい構成と文体で あっちゅう間に読める。 確かに昔はボクシングすごい人気だったなー、と回顧。

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2023/04/29

興奮のあまり拳を握り締めて観戦するボクシングの試合も熱いけど、リング外のすべての欲望を視界から外し、リングでの頂点をストイックなまでに追い求めた原田さんの情熱がとっても熱くて凄い。いや〜、それにしても本当に熱い本だった。(o^^o)v

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2023/03/24

ボクシングは疎い自分でも百田氏の文章は分かりやすい。白井義男もファイティング原田も自分が生まれる前の選手で分からなかったがつらい練習過酷な減量にも耐え原田は「黄金のバンダム」エデル・ジョフレを破り11級しかない時代に」フライ級バンダム級の2階級を制覇したことテレビの視聴率が5,6...

ボクシングは疎い自分でも百田氏の文章は分かりやすい。白井義男もファイティング原田も自分が生まれる前の選手で分からなかったがつらい練習過酷な減量にも耐え原田は「黄金のバンダム」エデル・ジョフレを破り11級しかない時代に」フライ級バンダム級の2階級を制覇したことテレビの視聴率が5,60%だったのもすごいなと思った。読んでて勇気をもらった

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2022/02/19

百田尚樹氏のノンフィクション小説。百田さんが同志社大のボクシング部という事で作品の中にボクシング愛とそれを読者に伝えんとする情熱を感じた。ボックス(上•下)でボクシングの面白さ(しかも文章だけで)に気付いてはいたが、ノンフィクションでこんなに引き込まれるとは思いませんでした。ファ...

百田尚樹氏のノンフィクション小説。百田さんが同志社大のボクシング部という事で作品の中にボクシング愛とそれを読者に伝えんとする情熱を感じた。ボックス(上•下)でボクシングの面白さ(しかも文章だけで)に気付いてはいたが、ノンフィクションでこんなに引き込まれるとは思いませんでした。ファイティング原田という伝説的はボクサー1人の伝記的な内容かと思えば、世界、そして日本の戦後からのボクシング史や人間ドラマが巧みに描かれていました。白井義男やフライ級三羽烏の原田政彦、青木勝利、海老原博幸の3人のそれぞれのボクシング運命。。。戦後、GHQの占領から解放され経済大国として目ざましい発展をしていく日本国。その中でがむしゃらに、身を粉にして、日本国復興の為に尽力した国民はその自身の姿をファイティング原田に重ねたのだろうな。。これほどボクシングが昭和期の日本を沸かせていたなんて知りませんでした。読み進めながら、ボクシングの面白さを知るだけではなく、まるで昭和期にタイムスリップして当時の興奮を追体験させて頂いた様な不思議な感覚です。ボクシング知らない人でも楽しめる良著でした。

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2021/10/08

ボクシングヘビー級チャンピオンの歴史を扱った「地上最強の男」2020年出版よりも8年前に書かれた本。 ボクシング界では永久欠番ならぬ欠名の「ファイティング」で有名なファイティング原田を扱った作品です。 敗戦国、日本にボクシングのチャンピオンが初めて誕生したのが1952年、当時は欧...

ボクシングヘビー級チャンピオンの歴史を扱った「地上最強の男」2020年出版よりも8年前に書かれた本。 ボクシング界では永久欠番ならぬ欠名の「ファイティング」で有名なファイティング原田を扱った作品です。 敗戦国、日本にボクシングのチャンピオンが初めて誕生したのが1952年、当時は欧米のチャンピオンだらけの競技に敗戦から7年で白井義男というフライ級チャンピオンが生まれたときの日本人の熱狂は想像に難くない。そして、2年後白井がタイトルを失い、次のチャンピオン誕生まで8年という歳月が流れる。 それが、二階級制覇したファイティング原田、彼は日本人ボクサーとして唯一米国ボクシング殿堂入り(2012年時点)を果たしており、WBC選出の偉大な26人のボクサーにも選出されていて、日本以上に海外での評価が高い。その理由は、エデル・ジョフレという怪物(生涯戦績78戦72勝2敗4分け)に唯一2度土をつけた男が原田だったから。 また、彼の試合のテレビ中継は軒並み高視聴率で、その人気の秘密は、がむしゃらなファイティングスタイル(無尽蔵なスタミナを武器に肉を切らせて骨を切るような前進スタイル)で、技術や体格さで劣る日本人の象徴的存在だったから。 白井、原田が先便をつけたチャンピオンロードには、その後、西城正三(シンデレラボーイ)、沼田義明(精密機械)、小林弘(雑草男)、柴田国明(天才)、藤猛(ハンマーパンチ)、輪島功一(炎の男)、具志堅用高(カンムリワシ)、大場政男(永遠のチャンピオン)、ガッツ石松(幻の右)と続くが、原田より才能ありといわれた青木勝利や海老原博幸は結局チャンピオンにもなれず引退したのは神のいたずらか。(たこ八郎も登場) それにしても、試合が決まってわずか2か月の間で体を絞りながら(体重20%の減量)スタミナをつけるという過酷な練習もみてもハングリースポーツといわれるゆえんである。 2つの拳に命を懸けたボクシングで、敗戦から復興に向かう日本人に勇気と誇りを与えたファイティング原田の生きざまが堪能できます。

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2021/04/24

ファイティング原田さんの偉大さを知った。10年間でフライ、バンタムの二階級を制覇し、疑惑の審判がなければフェザー級のチャンピオンになっていたかもしれない。ボクシングの選手寿命は短く、チャンピオンになるためには努力以外に運が必要だ。ファイティング原田さんは運が良く、昭和の高度経済成...

ファイティング原田さんの偉大さを知った。10年間でフライ、バンタムの二階級を制覇し、疑惑の審判がなければフェザー級のチャンピオンになっていたかもしれない。ボクシングの選手寿命は短く、チャンピオンになるためには努力以外に運が必要だ。ファイティング原田さんは運が良く、昭和の高度経済成長期の時代に選ばれた人だったと思う。

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2021/03/02

前のタイトルはリングじゃないのかな。 ボクシングファンには堪らないですね。 年代が自分にあっていたらもっと楽しめたのに。

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