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空耳の森 の商品レビュー

3.8

62件のお客様レビュー

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    10

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2012/12/08

最後に全てのストーリーが丸く収まる連作集。場所を騙したり、年齢を騙したり、学校の名前で驚かせたりと作者の持ち味が目白押し。なかなか楽しく読めた。前作はオチが見えたと言う理由でひどい評価をつけたが、今回はそれぞれの話で舞台設定が代わる為、押し付けがましさが気にならなかった。と、言う...

最後に全てのストーリーが丸く収まる連作集。場所を騙したり、年齢を騙したり、学校の名前で驚かせたりと作者の持ち味が目白押し。なかなか楽しく読めた。前作はオチが見えたと言う理由でひどい評価をつけたが、今回はそれぞれの話で舞台設定が代わる為、押し付けがましさが気にならなかった。と、言う訳で普通の評価。

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2012/12/07

テイストの違う物語が詰まった短編集、と思いきや、短編すべてをまるごととりこんだ表題作が、過去の作品につながる「どんでん返し」を演じています。だからこの作品集はやはり、前の2作品を読んでないと、面白さが半減かもしれません。短編そのものは、作者のこれまでの作品を読んでいたらわかる系統...

テイストの違う物語が詰まった短編集、と思いきや、短編すべてをまるごととりこんだ表題作が、過去の作品につながる「どんでん返し」を演じています。だからこの作品集はやはり、前の2作品を読んでないと、面白さが半減かもしれません。短編そのものは、作者のこれまでの作品を読んでいたらわかる系統のトリックが使われているものばかりなので、そのまま正直にストーリーに没頭することが出来ない部分があるのはご愛嬌というか致し方ないというか。けれどあいかわらず細やかな文章と弱い立場の子供たちへの目線のやさしさときびしさは、読んでいてどこか心を穿つところがあります。終盤のすべてのベールが剥がされるかのような「ネタバラシ」は、そうきたか、という巧く騙してくれたなあという様式美があって、前のページを繰りなおすこと必至です。 そして、「あのひと」の未来への光明が少しあることに、安心をしたのです。次回作が楽しみです。

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2012/12/05

【収録作品】 冷たいホットライン/アイランド/It's only love/悲しみの子/さよならシンデレラ/桜前線/晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎるかもしれない)/発音されない文字/空耳の森 やられた!

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2012/12/04

七海学園に繋がる短編集。 実は、色々繋がってるっていうのは上手いと思う。 でも、忘れちゃってるんだもん。前のを読み返してから読めばよかったぁ。

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2012/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

叙述トリックを使った変わった読み味の短編集。 最後の短編(表題作)で、多くの登場人物が一つにつながるのがちょっと意外。楽しくはあったけど、こうする必要はあったのだろうか?むしろリコとカイエの話をもっと読みたかった。

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2012/11/29

ミステリ短編集。一見それぞれの物語は何の繋がりもないように見えたのですが。読み進むうちに、どこかしら引っかかるものが……。そして最後まで読むと、すべての物語が繋がっていることが分かりました。お見事! しかも七海学園シリーズだったのねこれ! 「アルバトロスは羽ばたかない」のその後の...

ミステリ短編集。一見それぞれの物語は何の繋がりもないように見えたのですが。読み進むうちに、どこかしら引っかかるものが……。そして最後まで読むと、すべての物語が繋がっていることが分かりました。お見事! しかも七海学園シリーズだったのねこれ! 「アルバトロスは羽ばたかない」のその後の物語でもあったので、前作は先に読んでおいた方がいいです。 お気に入りは「アイランド」。一番印象的でした。不思議に思う箇所はたくさんあったけれど、まさかそういうことだっただなんて。閉鎖された世界観が見事です。

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2012/11/28

最初は「七つの海…」のシリーズじゃない短編集なんだ。と思ったけど、やはり最後にすべての短編がひとつの繋がりになっていて、シリーズだと判明。(発音されない文字くらいから、オヤ?と思ったけど) とても気になる終りかたなので続編早く出て欲しい。

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2012/11/23

まだ早い春の日、思い出の山を登るひと組の男女。だが女は途中で足を挫き、つかの間別行動をとった男を突然の吹雪が襲う。そして、山小屋でひとり動けない女に忍び寄る黒い影―山岳を舞台にした緊迫のサスペンス「冷たいホットライン」 孤島に置き去りにされた幼い姉弟の運命を描く「アイランド」 あ...

まだ早い春の日、思い出の山を登るひと組の男女。だが女は途中で足を挫き、つかの間別行動をとった男を突然の吹雪が襲う。そして、山小屋でひとり動けない女に忍び寄る黒い影―山岳を舞台にした緊迫のサスペンス「冷たいホットライン」 孤島に置き去りにされた幼い姉弟の運命を描く「アイランド」 ある不良少女にかけられた強盗の冤罪をはらすため、幼なじみの少年探偵が奔走する「さよならシンデレラ」 居酒屋で男が安楽椅子探偵に遭遇する「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」 他に「It’s only love」「悲しみの子」「桜前線」「発音されない文字」「空耳の森」など九編収録。 七河さん、待望の新作はバラエティに富んだ短編集でした。 えらくバラバラでまとまりのない短編集だなぁと思っていたら、なんと! ん~、前2作を再読していたら、より楽しめたかもしれない・・・。 しかし今回も素晴らしい手腕。短編だからこその、この切れ味。 ああ、これ以上書けませんが、これまで七河作品を読んできた方はぜひ! 読まなきゃ損です。

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2012/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うまいなぁ、と思うのである。短編集ではあるけれど、あちこち繋がっているよなぁ。きっちりと七海学園に繋がってゆく。すごい。テイストは同じではないのだけれどひとつ世界の出来事なんだなぁ。あぁ、しかしいろいろ繋がっていてメモなしにはうまくつながっているのかあいまい。 発音されない文字、だけ読んだような気がするのだよな。何でだろ。

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2012/11/22

短編9編。前2作に比べるとずいぶん拙い短編集だなぁと思いつつ読み進めば…。必ず前2作を読んだ上でお召し上がり下さい。満腹とはいきますまいが、小腹の空いた足しくらいにはなりましょう。

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