私にふさわしいホテル の商品レビュー
最初の1章2章は疾走感があってとても面白い。 「スポットが当たらなかったら、スポットの前に飛び出せばいい!」という文言など読んでいると爽快な気分になる。 しかし、主人公は野心だけでモノを書いていて、成功した後に残るものはなんなのだろうか?終章の「私にふさわしいダンス」を読んだ時に...
最初の1章2章は疾走感があってとても面白い。 「スポットが当たらなかったら、スポットの前に飛び出せばいい!」という文言など読んでいると爽快な気分になる。 しかし、主人公は野心だけでモノを書いていて、成功した後に残るものはなんなのだろうか?終章の「私にふさわしいダンス」を読んだ時に、主人公から受けた印象が1章とは年齢がかなりかけ離れて老け込んだように感じられた・・・。
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ホテルの話?と思いきや、新人女性作家の復讐劇。連作短編になっていて、テンポよく読めます。ヒューマンエンタメ、とでもいうのでしょうか。柚木麻子さん、女性の心の機微を描くのがすごくうまいと思っていて、読破しようと思っているのですが、中でもこれは特に面白かった。のし上がるための手段、悔...
ホテルの話?と思いきや、新人女性作家の復讐劇。連作短編になっていて、テンポよく読めます。ヒューマンエンタメ、とでもいうのでしょうか。柚木麻子さん、女性の心の機微を描くのがすごくうまいと思っていて、読破しようと思っているのですが、中でもこれは特に面白かった。のし上がるための手段、悔しさを晴らすためのえげつないやり方。何かを諦めかけたり、つい言い訳をしてしまう人の背中を強烈に押してくれる1冊だと思います。
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ホテル業界の話かと思ったら、意外や新人作家の出世すごろく。主人公の針が振り切れそうなガッツと目を見張るような行動力は有り得ないと思いながらも、次に何をやらかしてくれるのか期待でワクワク。きっと東十条先生も深層ではこんな心理だったに違いない。女優・島田かれんのその後はどうなったのだ...
ホテル業界の話かと思ったら、意外や新人作家の出世すごろく。主人公の針が振り切れそうなガッツと目を見張るような行動力は有り得ないと思いながらも、次に何をやらかしてくれるのか期待でワクワク。きっと東十条先生も深層ではこんな心理だったに違いない。女優・島田かれんのその後はどうなったのだろう?第2の樹李に生まれ変わるのか?なったらなったで怖さ倍増。いろいろ実名が出てきたり、あの人・この事と思い当たるフシがあって想像たくましく読了。面白かったです。
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悪い意味ではなく、漫画のような、ドラマのような小説だと感じました。 主人公は、わたしとしては第三者として見ていたいタイプで(友だちになりたいとは思わない笑)、でも、はたから見ているぶんにはとてもおもしろい女の子です。
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面白かった。加代子って可愛い。一般的な男性にはアピールしない可愛さだろうけど。すごい情熱!渡辺J?を思わせる東十条先生も人間らしくて。
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なんだか面白かった。 なんてやけっぱちな。終始テンションが高くて、登場人物の感情や立場がくるくると変わりながら進むのが、油断ならない。「文壇」と呼ばれるものへのあからさまで痛烈な皮肉と批判があり、書店員へのほのかな愛と媚び(これさえも手法?)があり、思わずにやりとする。 柚木麻子...
なんだか面白かった。 なんてやけっぱちな。終始テンションが高くて、登場人物の感情や立場がくるくると変わりながら進むのが、油断ならない。「文壇」と呼ばれるものへのあからさまで痛烈な皮肉と批判があり、書店員へのほのかな愛と媚び(これさえも手法?)があり、思わずにやりとする。 柚木麻子の小説は小物、洋服、店など実名で数多く登場するが、今回は山本文緒、朝井リョウなど有名作家が実名で登場して、時代感がある。実名は出ないが、有名作家や書評家がモデルか?と思われる登場人物達やエピソードもあり、最後まで退屈しない。 amazonや読書メーターなどの書評がこき下ろされているのも痛快。
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1話でどんなことをしてでも成功者になりたいと、かなり強引な手段で夢をつかんだ加代子が、やりすぎ感はあるにしてもかっこよく思えたのに、回が進むにつれて強引な展開に。 大御所作家は東十条氏とモデルと思われる作家とはかけ離れた名前にしたかと思えば、「朝井リョウ」と実在の人物名がそのま...
1話でどんなことをしてでも成功者になりたいと、かなり強引な手段で夢をつかんだ加代子が、やりすぎ感はあるにしてもかっこよく思えたのに、回が進むにつれて強引な展開に。 大御所作家は東十条氏とモデルと思われる作家とはかけ離れた名前にしたかと思えば、「朝井リョウ」と実在の人物名がそのまま登場していたりで、これは現実でもこういったことがあるんですよ。という軽ーい告発本なんだろうかと思ったりする。まぁ違うだろうけど。 話が都合よく周りすぎたりして、読んでいて無理があるよなと思う部分もあったけれど、東十条と加代子の関係性が回が進むにつれて面白いことになっていく。結局二人は似た者同士で、同じ場所に向かう同志でもあるんだろうな。 【「元アイドルと同時受賞」という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。さらに「単行本出版を阻止される」「有名作家と大喧嘩する」「編集者に裏切られる」etc.絶体絶命のトラブルに次々と襲われる羽目に。しかし、あふれんばかりの野心と、奇想天外なアイデアで加代子は自分の道を切り拓いていく―。何があってもあきらめない不屈の主人公・加代子。これぞ、今こそ読みたい新世代の女子下剋上物語。 】
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表紙のようなさわやかな女子ではありませんね.くだらない男の思いも打ち砕き、上昇気流に乗って行く元気な女子に、ただただ笑うしかありませんね。
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嘆きの美女しかり、文中の固有名詞にニヤッとさてくれるし、女性の登場人が好ましい。 スポットライトがあたらなければ、自分から飛び込んでいく主人公、とても面白かった
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