1,800円以上の注文で送料無料

短編工場 の商品レビュー

3.5

203件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    68

  3. 3つ

    88

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/10/27

有名な作家が書いた短編であっても、オチがはっきりと決まらなかったりすることもあるんだなぁ。と思った。

Posted byブクログ

2024/10/12

【2024年187冊目】 12人の作家が描く短いけれど濃い物語。ミステリーあり、ホラーあり、時代小説あり、ヒューマンあり――ページをめくる度にどんな小説が飛び出してくるかはわからない。びっくり箱のような短編小説集。 なかなか満足度高い短編集でした!私的に好みな話や作家さんが多か...

【2024年187冊目】 12人の作家が描く短いけれど濃い物語。ミステリーあり、ホラーあり、時代小説あり、ヒューマンあり――ページをめくる度にどんな小説が飛び出してくるかはわからない。びっくり箱のような短編小説集。 なかなか満足度高い短編集でした!私的に好みな話や作家さんが多かったというのと、短編なのに結末にびっくりさせられる秀逸な話にも出逢えたことが大きいです。 特に好きだったのは「ゆがんだ子供」、「太陽のシール」「陽だまりの詩」。 以下、各話の感想というか読書メモ。 「かみさまの娘」 ふわりと始まって、ふわりと着地する、短編集の始まりに相応しい物語だったような気がする。 「ゆがんだ子供」 この短い中に怖さと不可解さと不条理さがきっちり入っていて、めちゃくちゃ見事。しっかり怖い 「ここが青山」 外から見るのと、実態は大きく異なるもの。そんなことがすごくよくわかる話。夫婦二人とも色眼鏡で見られているのに楽しそうなのがすごく素敵 「じごくゆきっ」 短編に相応しい、夢のような雪のようなふわりと落ちて溶けて解ける物語 「太陽のシール」 滅亡前の一組の夫婦。短編なのにしっかりと登場人物の背景が描かれていて、かつ、思わずぐっと来る最後。主人公のラストのセリフもすごくいい。 「チヨ子」 いい話なんですけど親子はどうなったんですかー!! 「ふたりの名前」 猫ちゃん幸せになってくれ…動物持ってくるのはずるいですよ、泣いちゃうじゃん(好きです) 「陽だまりの詩」 おお、予想していなかったラスト。死を看取るために作られた機械が知った世界とは。最初は硬い文体に戸惑ったんですが、それも機械ならではだったのかも。お見事! 「金鶏のもとに」 短編集の中にこんな壮絶な話ぶっ込んでくると思わなくて感情のジェットコースターがすごい。編集、人の心とかないんか 「しんちゃんの自転車」 子ども時代を描いた話だと思ってて読んでたら急に足元を救われるやつ。ひっくり返りました 「川崎船」 長編の途中だけを読んだような感覚。訛っているのに意味がわかるのは不思議ですね 「約束」 果たせなかった約束を果たすための一歩を踏み出す物語。ちょっとだけぐっと来ました

Posted byブクログ

2024/10/07

いろいろな作家さんの作品に触れてみたくて読み始めました。 奥田英朗さんの「ここが青山」が好き。 ラストの一文「ここが青山」で心がほわ〜っと温かくなりました。

Posted byブクログ

2024/08/04

短編の集まり。特に心に残った話の紹介と感想です。 ここが青山 36歳、突然の失業。妻は即効翌日からOLに。 特に話し合う訳でもなく自然と以前妻がやっていた家事や息子の幼稚園の送迎を担当。 慣れない家事に悪戦苦闘するも日毎に攻略法を見つけていき楽しんでいる様子。妻もOLを謳歌して...

短編の集まり。特に心に残った話の紹介と感想です。 ここが青山 36歳、突然の失業。妻は即効翌日からOLに。 特に話し合う訳でもなく自然と以前妻がやっていた家事や息子の幼稚園の送迎を担当。 慣れない家事に悪戦苦闘するも日毎に攻略法を見つけていき楽しんでいる様子。妻もOLを謳歌している。 周りからは憐れみや同情の視線。 「人間(ジンカン)至る所に青山(セイザン)あり」 息子の弁当にいれるチョコの香りを嗅いでここが青山(墓場)でもいい、と思うお父さん素敵でした。 チヨ子 宮部みゆき 1日限定で着ぐるみを着るバイトをした主人公。着ぐるみの頭を被ると、人間がおもちゃに見える!?そして気づく、人は誰しも、子供の頃大切にしたぬいぐるみやおもちゃに守られているのだ。私はきっとしまじろうだな。 ふたりの名前 石田衣良 同棲中の俊樹と朝世はそれぞれの持ち物全てにT、A、と名前を書いていた。家具や家電、その日買ってきた食材にも。2人は知人から子猫を譲り受ける。楽しく休日を過ごした次の日、子猫の様子がおかしく病院へ。心臓に穴があいているので手術が必要とのこと。2人はまだ名前もない子猫のために手術をお願いした。 陽だまりの詩 乙一 病原菌が蔓延し人間が滅んだ世界に「彼女」は生み出された。「彼」は、じきに自分も死ぬ為、看取らせ、叔父の隣に埋葬させるために「彼女」を作った。「彼女」が「死」を理解し世界を愛することを知る物語。

Posted byブクログ

2024/07/26

いくつか読んだことがある物が 入っていたけど、なんだか忘れちゃってて 読むうちに、あ〜!って 今、泣きたくない気分で… 皆さんの感想で【泣けた】とあるものは 避けてしましました 読書好きとは言えないですね(汗)

Posted byブクログ

2024/05/26

最近アンソロジー系を読むことが多く... というのも、どうしても好きな作家さんに偏ってしまいがちになるので、新規開拓も兼ねて読んでます。 でも、今回は拾い物は見付けられなかったなあ。 敢えていうと、しんちゃんの自転車・川崎船は良かったかな。

Posted byブクログ

2024/05/22

良い短編集だった! どの作品も味があって楽しめた。 ここが青山 ふたりの名前 陽だまりの詩 が好き。

Posted byブクログ

2024/04/24

好きな作家さんは〜と語れるほど読書をしていないので、まずは色んな作家さんを知ってみよう!と思い読みました 文章の好き嫌い、読みやすい読み辛い 当たり前ですが、やっぱり作家さんによって変わるんですね 短編なのでサクッと読めるのがとても良かったです 作品によって長さが違うので、文字...

好きな作家さんは〜と語れるほど読書をしていないので、まずは色んな作家さんを知ってみよう!と思い読みました 文章の好き嫌い、読みやすい読み辛い 当たり前ですが、やっぱり作家さんによって変わるんですね 短編なのでサクッと読めるのがとても良かったです 作品によって長さが違うので、文字数制限はないのかな? 作家さんが書ききった!と思うくらいの長さの短編集ということでしょうか 何人か気になる作家さんが出てきたので、早速読んでみたいなと思います

Posted byブクログ

2024/04/13

こういう色んな作家のアンソロジー好き。奥田英朗目当てだったけど、悪いものなかった。文章がイメージとして立ち上がり空気感や気持ちを再現させてくれる。短編っていいなー 90

Posted byブクログ

2024/03/12

2000年代小説スバルに掲載された短編作品を集めた人気作家のアンソロジー。 概ね感動系な作品が多いく、泣きたい人には良いアンソロジーではないでしょうか。 個人的に食わず嫌いで敬遠していた作家や積読してまだ読めてない作家など、 が多く、ようやく作品に触れることができ、好みに合う作...

2000年代小説スバルに掲載された短編作品を集めた人気作家のアンソロジー。 概ね感動系な作品が多いく、泣きたい人には良いアンソロジーではないでしょうか。 個人的に食わず嫌いで敬遠していた作家や積読してまだ読めてない作家など、 が多く、ようやく作品に触れることができ、好みに合う作品も 多かったことが、良い発見でした。 良かった作品は、 奥田英朗は既読だったので言うまでもない。 乙一 - 陽だまりの詩 SFディストピア作品。 主人の望みを実行するために作られたアンドロイドが心が成長していき、 負の感情をも抱いてしまうが、徐々に謎が明かされていく。 熊谷達也 - 川崎船 漁師一家の次男。頭が良く兄からは戦争から戻ったら、 学校に行くために協力するから勉強を続けろと言われていたが、 帰ることなく戦地で亡くなってしまったことで、漁師を継ぐことを 決意するのだが・・・。 村山由香 - 約束 仲の良い小学生4人組の1人が病名の解らない病に 侵されて入院を余儀なくする。それを知った3人が、1人のために どう行動したかというヒューマンドラマ。

Posted byブクログ