短編工場 の商品レビュー
こういう色んな作家のアンソロジー好き。奥田英朗目当てだったけど、悪いものなかった。文章がイメージとして立ち上がり空気感や気持ちを再現させてくれる。短編っていいなー 90
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2000年代小説スバルに掲載された短編作品を集めた人気作家のアンソロジー。 概ね感動系な作品が多いく、泣きたい人には良いアンソロジーではないでしょうか。 個人的に食わず嫌いで敬遠していた作家や積読してまだ読めてない作家など、 が多く、ようやく作品に触れることができ、好みに合う作...
2000年代小説スバルに掲載された短編作品を集めた人気作家のアンソロジー。 概ね感動系な作品が多いく、泣きたい人には良いアンソロジーではないでしょうか。 個人的に食わず嫌いで敬遠していた作家や積読してまだ読めてない作家など、 が多く、ようやく作品に触れることができ、好みに合う作品も 多かったことが、良い発見でした。 良かった作品は、 奥田英朗は既読だったので言うまでもない。 乙一 - 陽だまりの詩 SFディストピア作品。 主人の望みを実行するために作られたアンドロイドが心が成長していき、 負の感情をも抱いてしまうが、徐々に謎が明かされていく。 熊谷達也 - 川崎船 漁師一家の次男。頭が良く兄からは戦争から戻ったら、 学校に行くために協力するから勉強を続けろと言われていたが、 帰ることなく戦地で亡くなってしまったことで、漁師を継ぐことを 決意するのだが・・・。 村山由香 - 約束 仲の良い小学生4人組の1人が病名の解らない病に 侵されて入院を余儀なくする。それを知った3人が、1人のために どう行動したかというヒューマンドラマ。
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満足感と幸福感の残る作品ばかりだった。 物語としての厚みを持ちながら短編ならでは軽さも両立した稀有な短編集だと思う。新たな作家さんとの出会いにうってつけだと思う。
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12人の作家短編集。 馴染みのある、なしに関わらす読めるのが楽しかったです。 お気に入りばたくさんありますが、衝撃を受けたのは熊谷達也さんの『川崎船』 ものすごい迫力で描かれていて、なのにとても温かい。 少し怖そうなストーリのものもあるものの、どこか切なく、そして温かいものが多...
12人の作家短編集。 馴染みのある、なしに関わらす読めるのが楽しかったです。 お気に入りばたくさんありますが、衝撃を受けたのは熊谷達也さんの『川崎船』 ものすごい迫力で描かれていて、なのにとても温かい。 少し怖そうなストーリのものもあるものの、どこか切なく、そして温かいものが多かったです。 とても楽しめました。
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酸っぱいも苦いも甘いも揃ったオードブルのようで飽きずに最後まで読めた (気持ちが沈んでしまうもの、読みにくいものも中にはあった) いつも手に取る本は同じ作家さんのばかりなので短編小説を通して好きな作家さんが増えていくのは嬉しい 『ここが青山』おすすめです!
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俊樹といっしょに暮らして一年近くになる。 最初の燃えるような楽しい数ヶ月が過ぎて、 毎日は安定していた。 それでもこの生活がいつまで続くかは誰にもわからなかった。 俊樹が残りの一生をともにすごくベストの相手なのか、 朝世には自信がもてなかった。 今はまだ見えないけれど、 この恋に...
俊樹といっしょに暮らして一年近くになる。 最初の燃えるような楽しい数ヶ月が過ぎて、 毎日は安定していた。 それでもこの生活がいつまで続くかは誰にもわからなかった。 俊樹が残りの一生をともにすごくベストの相手なのか、 朝世には自信がもてなかった。 今はまだ見えないけれど、 この恋にも賞味期限があるのかもしれない。 サプリメントの箱の裏とは違い、 男の背中には裸になっても恋の有効期限は印刷されていなかった。
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読書初心者の私にとっては、色々な有名作家さんのお話をお手軽に読むことができて、次に読みたい本探しに繋がる素敵な1冊でした。 他の短編◯◯シリーズも読んでみたいなと思いました。お気に入りの作家さんを見つけたいです。
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⚫︎受け取ったメッセージ 現代一流作家たちの短編集。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 読んだその日から、ずっと忘れられないあの一編。思わずくすりとしてしまう、心が元気になるこの一編。本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、とっておきの物語たち。2000年代、「小説すばる...
⚫︎受け取ったメッセージ 現代一流作家たちの短編集。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 読んだその日から、ずっと忘れられないあの一編。思わずくすりとしてしまう、心が元気になるこの一編。本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、とっておきの物語たち。2000年代、「小説すばる」に掲載された短編作品から、とびきりの12編を集英社文庫編集部が厳選しました。 『かみさまの娘』桜木紫乃 『ゆがんだ子供』道尾秀介 『ここが青山』奥田英朗 『じごくゆきっ」桜庭一樹 『太陽のシール』伊坂幸太郎 『チヨ子』宮部みゆき 『ふたりの名前』石田衣良 『陽だまりの詩』乙一 『金鵄のもとに』浅田次郎 『しんちゃんの自転車』荻原浩 『川崎船』熊谷達也 『約束』村山由佳 ⚫︎感想 心に残ったのは宮部みゆきさんの「チヨ子」。 着ぐるみを着てから周りを見ると、みんな着ぐるみやおもちゃに見える…それはそれぞれが幼い頃に大切にしていた物だった。純文学系の話で読みやすく、好きだった。 もう一つは村上由佳さんの「約束」。 仲間の一人、ヤンチャが治らない病気になり、残りの仲間3人でタイムマシンを作る話。切ないが、少年たちの純粋さが伝わってきてよかった。
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有名な作家さん達の短編アンソロジー 各短編は書き下ろしではないようで、既存の短編集などに収録されているものもある なので、好きな作家さんのは既読だった 参加作家と収録作は以下の通り かみさまの娘/桜木紫乃 ゆがんだ子供/道尾秀介 ここが青山/奥田英朗 じごくゆきっ/桜庭一樹...
有名な作家さん達の短編アンソロジー 各短編は書き下ろしではないようで、既存の短編集などに収録されているものもある なので、好きな作家さんのは既読だった 参加作家と収録作は以下の通り かみさまの娘/桜木紫乃 ゆがんだ子供/道尾秀介 ここが青山/奥田英朗 じごくゆきっ/桜庭一樹 太陽のシール/伊坂幸太郎 チヨ子/宮部みゆき ふたりの名前/石田衣良 陽だまりの詩/乙一 金鵄のもとに/浅田次郎 しんちゃんの自転車/荻原浩 川崎船/熊谷達也 約束/村山由佳 既読は二つ ここが青山/奥田英朗 ふたりの名前/石田衣良 桜木紫乃は初めて読む 暗そうな雰囲気の中に郷愁とも違う感慨深さが感じられて良い 最後のオチも思い込みが利用されていてまんまと作者の思惑に乗ってしまった 道尾秀介はやはりわけがわからん 桜庭一樹のは、女生徒と若い女教師の逃避行 彼女らは何から逃げたのでしょうねぇ? 短編でも作家のイメージ通りの作風なんですね 熊谷達也は方言丸出しの文なので、馴染みのない人は読みにくいでしょうねぇ まぁ、東北系の方言に慣れているからある程度は雰囲気を想像できる 村山由佳はおいしいコーヒーの入れ方シリーズが完結してしまったので、もうあまり読むことはないと思ってたところに出会えてよかった 完全な白ムラヤマ作品はもう読めないと思ってたけど、場合によってはこんな物語なら読めるというのがわかってよかった
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ここが青山。 どんな状況におかれても人間は子孫を残したいと思う。 地球が滅びようと。未来がなかろうと。 本能的な幸せ。
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