るり姉 の商品レビュー
帯にある「ゲラゲラ笑えてダーダー泣ける!」私は、どっちも無かったな。読後感はとても、とてもよい。も無かったかな。悪くは無いけど良くもない。そんな感じです。
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みのりの背が、るり姉よりも高くなりますように、とようやく暗くなってきた空を見上げてなんとなく思った。 なんて素敵な一節。長女としての想い。 ただ、こんな清々しい一文をさらっと流してしまうほど、色んな人の想いがぎゅっと詰まった物語り。全員が主人公。 家族って、夫婦っていいな。
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読めた、けど好みでは無かった。 題名なんだから当たり前だけれどるり姉のキャラクターが本当に強い、なのに主人公ではないからるり姉が何を考えているかは分からない。笑 その魅力的すぎるキャラクターにまわりがものすごく影響を受けてて、ちょっと私には非現実的だった。 物語の展開もつっこみた...
読めた、けど好みでは無かった。 題名なんだから当たり前だけれどるり姉のキャラクターが本当に強い、なのに主人公ではないからるり姉が何を考えているかは分からない。笑 その魅力的すぎるキャラクターにまわりがものすごく影響を受けてて、ちょっと私には非現実的だった。 物語の展開もつっこみたくなるところが幾つかあった。笑えると書いてあったので手に取ったのだが、、笑いはしなかったかな。 最後の宮下奈緒さんの解説が一番面白かった。
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「るり姉」をめぐる5人の視点による話ですが、この5人の語りかけるかのような文章があまりにもくだけすぎていて苦手。三姉妹の長女にはもっとお母さんの手伝いをしてあげなさいよと、中学生デビューの次女にも髪を染めちゃだめだと説教したくなっちゃうし、御飯を食べながら漫画を読んじゃう母親も好...
「るり姉」をめぐる5人の視点による話ですが、この5人の語りかけるかのような文章があまりにもくだけすぎていて苦手。三姉妹の長女にはもっとお母さんの手伝いをしてあげなさいよと、中学生デビューの次女にも髪を染めちゃだめだと説教したくなっちゃうし、御飯を食べながら漫画を読んじゃう母親も好きになれない。犬を飼っている身としては犬の扱いがぞんざいでそこも苦手。過去へと遡っていき最後の章だけ4年後にするという構成も意図があってのことだと思いますが、行き過ぎたハッピーエンドはご都合主義っぽくてそこも好きになれなかった。 私は相性が合わなかったけど、嵌る人には嵌るんだろうなという印象を受けました。
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わぉ、あったかい。 るり姉の周り、お花咲いてるみたい。るり姉と関わりの深い皆から語られるそれぞれの章で、浮き彫りになる、るり姉という存在。愛されている、それが解る度に嬉しくなる。 特にカイカイの章。単純に、羨ましいです。。。 なんかすごくいいな、と思っちゃったから、大事に今の感覚...
わぉ、あったかい。 るり姉の周り、お花咲いてるみたい。るり姉と関わりの深い皆から語られるそれぞれの章で、浮き彫りになる、るり姉という存在。愛されている、それが解る度に嬉しくなる。 特にカイカイの章。単純に、羨ましいです。。。 なんかすごくいいな、と思っちゃったから、大事に今の感覚したいです。
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姪っこではないけど、それに近い関係の三姉妹が私にもいるので、るり姉みたいに慕ってもらえるような人になりたいと思いました。
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ささやかな幸せがとても大切だったことに気づくタイプのお話。 それは絶対正しいと思う。 なので、このタイプのお話にはとても心打たれてしまいます。
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宮下奈都の解説ご教科書的、優等生的で興ざめ。 内容はまあまあ。るり姉は死んじゃうのかと思ったが、意外な結末。肩すかし?そういう意味では2章から4章まではいいんじゃないかと。登場人物それぞれの魅力や味わいがあった。個人的にはお母さんとカイカイ、どこまでも憎めなくてすきやなぁ。
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みんなに愛されてるるり姉が凄く天真爛漫で、こんな風になりたいとは思わないけれど魅力的という絶妙なキャラだった。三姉妹もそれぞれ個性的で可愛い。 るり姉が重い病気から奇跡的に回復したのは、みのりの言う通り“みんなの想い”があったからなんだろうな。
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はじめて読む作家さん。 本当は、「しずかな日々」を探したのだが、見当たらなかったため、こちらを購入。 るり姉と呼ばれる女性を核に、るり姉を慕う三姉妹、るり子の姉である三姉妹の母親、るり子の夫の目線で描く。 各章が、それぞれの物語で全部で五章。 登場人物が夫以外は女性であり、る...
はじめて読む作家さん。 本当は、「しずかな日々」を探したのだが、見当たらなかったため、こちらを購入。 るり姉と呼ばれる女性を核に、るり姉を慕う三姉妹、るり子の姉である三姉妹の母親、るり子の夫の目線で描く。 各章が、それぞれの物語で全部で五章。 登場人物が夫以外は女性であり、るり子も女性なため、女性の読者のほうが共感しやすいかもしれない。 何でもない日常を送ることそれ自体が幸せだという、よくあるテーマではあるが、あたたかな文体は大変読みやすい。 三姉妹だと、自分はこの子に似ているかなと思える存在に出会えたらもっと面白く読めたかもしれない。 残念ながら、どの子も違っていた。 もう少し三姉妹に特徴があってもいいかなとも思う。 るり子は自由な分、窮屈そうに生きているといった部分が、るり子を上手く表しているだけでなく、そういうものだと感じさせた。 自分に素直に生きると、必ず周りと軋轢を起こす。 そんなつもりは本人には無いだけに、生き辛い。 上手くこなす術を見つけて、ぶつからないように生きるようにするわけだけれど。 るり子が病気になった描写があって読み進めるので、この結末はやや肩すかしではある。 ここは予想通りとしておいて、その上で周りのひとびとを描いていくというほうがいいようにも感じる。それだとさみしすぎると感じないでもないし。 こちらでの評価は随分低いが、そこまで悪くはないかなと思う。 ちょっと強引というか、都合の良いラストではあるが、許せる範囲。許そう。 この作家さんの次は、予定通り「しずかな日々」を本屋さんで見つけたので、それを読む。入試に出る作品とか、傑作などという言葉が帯にあるので、嫌でも高まる期待。
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