アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない の商品レビュー
読書録「アメリカ人の半分はニューヨークの 場所を知らない」2 著者 町山智浩 出版 文藝春秋 p119より引用 “「頭金なし」はもちろん、金利の低い「変 動ローン」、利息分だけ返済すればいい「利 息のみローン」、銀行の残高や年収などを自 己申告すれば書類審査一切なしで金を貸す...
読書録「アメリカ人の半分はニューヨークの 場所を知らない」2 著者 町山智浩 出版 文藝春秋 p119より引用 “「頭金なし」はもちろん、金利の低い「変 動ローン」、利息分だけ返済すればいい「利 息のみローン」、銀行の残高や年収などを自 己申告すれば書類審査一切なしで金を貸す「自 己申告ローン」まで。いわゆるサブプライム (低信用)ローンだ。” 目次より抜粋引用 “暴走する宗教 デタラメな戦争 バブル経済と格差社会 腐った政治 ウソだらけのメディア” 映画雑誌を創刊し、映画評論家として活躍 する著者による、アメリカに住んで中から見 た姿を描いた一冊。 同社刊行作文庫版。 宗教家の起こす事件から世間をかき乱すメ ディアの様子まで、ジョークを交えた辛辣な 意見が書かれています。 上記の引用は、世界に混乱をまき散らした 出鱈目な金融商品について書かれた項での一 節。 結局自国の大きな会社まで潰してしまって、 誰が得をしたのでしょうか。自分が思ってい る以上に、世の中はいい加減なのかもしれな いなと考えてみると、もっと気楽に生きても いいかも知れないと思えるようになりそうで す。 語り口がいまいち合わないと感じました。 ーーーーー
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町山は昨今、完全に左方向へ舵を切ったが本書は良書である。かつてラジオ番組で父親が在日韓国人であることを吐露していたが、よもやここまで反日振りを発揮するとは予想だにせず。小田嶋隆も歩みを揃えて(町山vs.上杉隆バトルで)からあっち方向へ行ってしまった。一ファンとしては無念極まりない...
町山は昨今、完全に左方向へ舵を切ったが本書は良書である。かつてラジオ番組で父親が在日韓国人であることを吐露していたが、よもやここまで反日振りを発揮するとは予想だにせず。小田嶋隆も歩みを揃えて(町山vs.上杉隆バトルで)からあっち方向へ行ってしまった。一ファンとしては無念極まりない。 https://sessendo.blogspot.com/2021/12/blog-post_6.html
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アメリカは一枚岩ではない。 それに、そうか、科学不要、聖書だけよんどけという奴らもいるんだよな。 その人たちを堕とす観点中心に纏まっている本で、その反対に共産革命を目指している人たちがいて、伝統や文化を壊していることには触れていないんだけど。 日本はひどいと思ってたが、日本...
アメリカは一枚岩ではない。 それに、そうか、科学不要、聖書だけよんどけという奴らもいるんだよな。 その人たちを堕とす観点中心に纏まっている本で、その反対に共産革命を目指している人たちがいて、伝統や文化を壊していることには触れていないんだけど。 日本はひどいと思ってたが、日本だけじゃないのよな。
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町山さんらしい、コミカルで軽快なタッチでブッシュ政権やアメリカの闇を書いています 息抜きの読書に最適です
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2006-2008頃のアメリカの宗教、政治、生活に関する本 キリスト教福音派と共和党、政治と戦争等アメリカの自由と平等でない側面がよくわかる。
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2016年の大統領選で泡沫候補と思われていたトランプが、なぜ共和党の大統領候補となったのか、議論が色々とある中、本書にはその背景となる遠因が読み取れる。普段、メディアを通じて我々が知っているアメリカとは異なる真の大衆の姿、考え方を6つの視点から切り取っている。 1. 宗教 2....
2016年の大統領選で泡沫候補と思われていたトランプが、なぜ共和党の大統領候補となったのか、議論が色々とある中、本書にはその背景となる遠因が読み取れる。普段、メディアを通じて我々が知っているアメリカとは異なる真の大衆の姿、考え方を6つの視点から切り取っている。 1. 宗教 2. 戦争 3. 経済 4. 社会 5. メディア 6. 大統領 いずれも視点からも、支配層である白人エリート層がいかに欺瞞であり、無知な大衆アメリカ人を様々な形で洗脳し、コントロールしている様子が垣間見える。また、キリスト教福音派と呼ばれる層が、共和党の保守層を形成し、進化論を受け入れないなど、科学よりも宗教に重きを置く人たちが政治に大きな影響力を行使している事も、我々日本人はなかなか知り得ない話ではある。
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「ベストオブ映画欠席裁判」という本が、出たばかりの頃、書店の平台に並んでいて、記憶に残っていて今回探したが、生憎、行きつけの書店には置いてないので、同じ文春文庫のこの本を買った。 町山智浩の感覚は、僕と同世代で、本当に共感出来るので、面白く読んだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オバマ政権前までの米国の草の根の内実を白日に晒すエッセイ。週刊誌連載の集積で軽く読める。ただその内容は、米国発の政権批判のドキュメンタリーやノンフィクション、堤未果の著書を読んでいれば、驚きは少ないだろう。一方、本書指摘の米国内の反知性主義の蔓延も、自分の力を自ら削いでいる感が否めないが、実のところどうなんだろう?という疑念も。なお、本筋と関係ないが、米国は唯我独尊の大国。故に、各国(勿論、日本も含む)が自らの外交的利得を得るためとはいえ、こんな国の議会対策・ロビー活動を行う要ありなのにはウンザリする。 2012年(底本2008年)刊行。PS.ただし、読後感は笑えない。政権批判をしないマスコミ・ジャーナリストの問題然り、格差社会の問題然り、リアリスティックさと柔軟さを欠いた思考然り、他人毎として笑えない内容だからだ。
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アメリカ在住の著者が、主にブッシュJr大統領時代を中心にアメリカで起こった負の側面について雑誌(週刊現代)に連載したエッセイ集。 アメリカには日本基準(世界基準)では理解できないような考え方、行動が多々あり、それをアメリカに在住の著者が日本人感覚で採り上げるので面白味が出るのだろ...
アメリカ在住の著者が、主にブッシュJr大統領時代を中心にアメリカで起こった負の側面について雑誌(週刊現代)に連載したエッセイ集。 アメリカには日本基準(世界基準)では理解できないような考え方、行動が多々あり、それをアメリカに在住の著者が日本人感覚で採り上げるので面白味が出るのだろう。 雑学的なところもあるが、当地に住んでいると頷ける内容が多々ある。 幾つかある中で、おそらく一番の特徴は宗教(キリスト教)に関することだろうか。清教徒が作った国でもあり、歴史を辿ると納得が行くのだが、外から見ると一大宗教国家というイメージはないと思う。(アメリカが地域によって文化・風習が違うということも判り難い一因) 例えば、現在の大統領選で熱く語られるのが、LGBT、中絶問題、環境問題。日本の政治では余りお目にかからない話題だが、これらは何れも宗教に端を発している。 建国精神でもある「自由と平等」も日本でのそれと概念が違うし、この相反する概念での論争が絶えない。 例えば、社会保障制度。平等という観点で推進する勢力と自由という観点で反対する勢力(国家の影響力を極小化する勢力)。 これだけアメリカが特異な国であると、どれだけの日本人が理解しているのか?また、日本がこれまでに特異な国に倣うことが是なのか? 一例としてブッシュ政権が掲げていた外交経済における新自由主義的発想は、まさにアメリカ的特異な発想で、それを日本に持ち込めば失敗するのは自明だった?
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アメリカ在住の筆者が感じたアメリカの実情を紹介する本。 みんなコーンでできているってことがわかりました。
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