ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上(#1) の商品レビュー
きっかけはツイッターのTLに流れてきたことだったか……。元々カンチガイ系ファンタジーや、「ぼくの考えたさいきょうの××」ネタが好きなので即フォロー。そして今に至る。 忍殺語と称される作中用語の出来があまりにもよいし、ネタやツボを心得ているので、最初は「天外魔境」シリーズのよう...
きっかけはツイッターのTLに流れてきたことだったか……。元々カンチガイ系ファンタジーや、「ぼくの考えたさいきょうの××」ネタが好きなので即フォロー。そして今に至る。 忍殺語と称される作中用語の出来があまりにもよいし、ネタやツボを心得ているので、最初は「天外魔境」シリーズのように「自称日本通のガイコクジンが書いたという設定」で執筆したものではないか……と思ったのだけど、それはさすがに私の邪推だったよう。 閑話休題。 用語・設定・作中用語の言い回しから、どうしてもネタ小説、イロモノ扱いされることが多いけれどもどうしてどうして。こうした書籍のかたちできちんと(と、言っても時系列を無視しているわ、140字しばりのぶつ切り表記だわ、なのだけど)読むと、ものすごくオーソドックスな、王道のストーリー展開であることがよく判る。テーマのほうもまたしかり。だからこそ面白いし、すんなり世界観にはいっていけるのだろうなあ……、。
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書籍版2巻まで読んで我慢できずツイッターの最新まで追っかけた状態での感想。 時系列ばらばらのエピソードを羅列ってなんか辻褄の合う合わないからうまいこと逃げてるっぽくてちょっと狡いなあとか思ってたら、どうも計算ずくで並べられてるっぽいのでいいぞもっとやれ状態。 膨大な登場人物が複雑に入り乱れる群像劇なので書籍でまとめて読んだり読み返したりしたほうがわかりよい。 とりあえず翻訳者も、最近気付いたけど原作者もいろいろわかってやってるだろうと思う。「外国人の勘違いした日本」じゃないんだこれ。作りこまれたネオサイタマの世界観が小出しにされてだんだんつながっていくのは楽しい。サイバーパンク全然知らないけど興味出てきたくらい。 文体に脳が侵食されるのでいろいろ危ない。「キンカク・テンプル」とか「マルノウチ・スゴイタカイビル」とか「サッキョーライン・エクスプレス」とか地の文の「コワイ!」とかにいちいち慣れてきたせいで真面目に友人に勧めるときにいちいち噴かれる。 でも家族と友達を大事にする人たちの話でもあったり。それが裏切られたり奪われたりした人たち、自分の家族だけは守ろうとする人たちの話だったり。復讐の連鎖もきっちり。復讐終わったらどうするの、っていうところも。 運命とか呪いとか怨念とかそういうどろどろした話でもある。 いろんなものひとへの狂信者も多数で個人的に燃える。 何よりこう、侵食するものされるものが脳内会議してたり乗っ取りあったりしてる話は好きなんだ。協力したり殺しあったり。 最初は粛々と会うニンジャ会うニンジャ全員殺してたのに、「即殺すニンジャ」「殺す優先順位が低いニンジャ」「とりあえず殺さない(殺したくない)ニンジャ」って線引きを始めたように見えるニンジャスレイヤー=サンの状況判断は今後どうなっていくのか、復讐行は果たせるのか、どこまでいったら終わりになるのか、とか。 憑りついたあげく好き勝手やろうとするものに対して恨み骨髄に達した結果、自分をカタナから妖刀にクラスチェンジさせたあのお兄さんは、今後自分の憑物落とせるのか、落としたらあの人に何が残るのか、残らないってわかってるんじゃないのか、とか。 さまざまなストレスから、自分に憑りついて一体化しているものと進んで記憶を混濁させたがっているあの大将は、しかもその自覚のあるらしいあの人は、今後狂気を深めていったらどうなるんだろう、とか。 その辺が動き出す二部からが本番だと思う。書籍版はツイッターから大幅に改稿されているのでそういう意味でも楽しみ。
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にんさつさんは面白いなあ。 Twitter連載はタグを追いつつ色々と聞きつつ読む方が楽しいけど、物理書籍は予備知識なく読んだ方が面白い。 実際ストーリーも時系列でこそないけど、分かりやすく並べてある。
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音楽ネタからのパロディが多かった。邦洋ロック好きならニヤニヤすると思う。(Twitterで公式に架空?のサントラが挙げられてるのでぜひ)もうちょっとスモト…相撲の地位が高かったほうがいい気がする。アニメじゃなくて実写B級映画化したほうが作品の名声をさらに上げそうではある(無理)。...
音楽ネタからのパロディが多かった。邦洋ロック好きならニヤニヤすると思う。(Twitterで公式に架空?のサントラが挙げられてるのでぜひ)もうちょっとスモト…相撲の地位が高かったほうがいい気がする。アニメじゃなくて実写B級映画化したほうが作品の名声をさらに上げそうではある(無理)。仮面作家説もありそうだけどそれ勘定してもすごいというか面白いしなんかこれ全体の胡散臭さというかサイバーパンクさに合ってるというかなんというか。 ただシリーズ全部読みつくそうと思うと忍者ヘッズ的にややカルトになる必要がありそうだと思った。
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「サヨナラ、ユウジョウ!」 2012年最大の問題作、サイバーパンクニンジャ群像劇。バトル・SF・ジュブナイル・恋愛、全てを目一杯詰め込んだもっとも勢いのある小説だ! wasshoi!
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「ゼロ・トレラント・サンスイ」 「べイン・オブ・サーペント」 「ネオヤクザ・フォー・セール」 「メナス・オブ・ダークニンジャ」 「キルゾーン・スモトリ」 「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」 「アポカリプス・インサイド・テインティッド・ソイル」 「レイジ・アゲン...
「ゼロ・トレラント・サンスイ」 「べイン・オブ・サーペント」 「ネオヤクザ・フォー・セール」 「メナス・オブ・ダークニンジャ」 「キルゾーン・スモトリ」 「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」 「アポカリプス・インサイド・テインティッド・ソイル」 「レイジ・アゲンスト・トーフ」 「サプライズド・ドージョー」 「ラスト・ガール・スタンディング」 「フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ」 「ボーン・イン・レッド・ブラック」(初翻訳)
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ニンジャ・アトモスフィアに触れることで、日常でヤクザスラングや忍殺語が飛び出るようになることはチャメシ・インシデントである!
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やっぱツイッターで小説書く、って事が 無理なんじゃないかと思う。 非常に面白いネタやけど、ブツ切れ感が勿体ない。 なんつーか、馬鹿くさい日本観が、狙いって分かってても ちょっとええねんけどさ。一言で言うなら、惜しい。
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一度ハマると中毒になります。 とにかく「wasshoi!」「ゴウランガ!」等と言いたくなること間違いなしです。 お気に入りの話は「ラスト・ガール・スタンディング」。 ヤモト=サンとアサリ=サンのユウジョウは素敵でした。 皆でカラオケに行くところ、ヤモト=サンが普通の女の子としての遊びを楽しめている様子がとても心に残りました。 「マッポーの世に救いはないのか?」 「ニンジャが出て殺す!!」 煽りが強烈に頭に残ります。
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ソーマト・リコール。 コウボウ・エラーズ。 ウシミツ・アワー。 オイランドロイド。 サンズ・リバー。 サイオー・ホース。 そしてチャメシ・インシデント。
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