1,800円以上の注文で送料無料

ふがいない僕は空を見た の商品レビュー

3.8

683件のお客様レビュー

  1. 5つ

    148

  2. 4つ

    251

  3. 3つ

    175

  4. 2つ

    36

  5. 1つ

    12

レビューを投稿

2026/04/13

めちゃヘビー!重かった 全編読み応えあって面白かった 色んな性のかたちがあるなと… 個人的には、田岡さんいい人であって欲しかったし、実際いい人なんだろうけど、 神様がつけたオプションに本人も悩まされて… やってはいけないことをしてしまったけど、報われてほしい。

Posted byブクログ

2026/04/04

『ふがいない僕は空を見た』 窪美澄 「今日の産婦人科の医者が言ったみたいに、ぼくはぼくの人生を本当に自分で選んだか?」 人のやっかいなものをマイナスと書かず「過剰」として書いた作品。人間の生々しさこそを、まだ過剰として見れているうちは心がまだ暖かいのではないのだろうか。

Posted byブクログ

2026/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「女による女のためのR-18文学賞 大賞」受賞作。とってもおもしろいです。が、これよりよっぽどR18な作品がある中で、エロ本みたいな賞名はなんか嫌だなぁと思いました。連作短編で、話によって視点が変わり、斉藤視点だと不倫相手のあんずはエロいお姉さんといった風ですが、あんず視点で彼女が幼いころから周囲に馴染めず、夫や義母からの嫌がらせを日々受けていることが分かり、い、痛い。作中で夫と義母に罰が下されるわけでもなく、胸糞悪いです。連作短編が好きな人にはぜひ読んでもらいたい作品です。

Posted byブクログ

2026/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

セイタカアワダチソウの空 がすき! 田岡さんが小児愛者である自分のことを 神様はオプションをつけたっていう言い方。 あの表現が上手だなって思った。 車内が甘い香りでぬいぐるみが下に落ちていた。が今でもその気が治っていないことの伏線で、話が進んでいくと 田岡さんが、俺はとんでもないやつだからとんでもなくいいことをしなきゃいけないんだっていうところが切ない。責めきれない。 小児愛者でありながら、ヤングケアラーの良太へは本当になんとかしてあげたいという気持ちが溢れているのが読んでるこっちが胸が痛くなった。 良太が最後に意地悪な神様(田岡さんが神様からオプションをつけられたと言ったから意地悪なをつけたんだろうな)に田岡さんがどうか寒くないところにいますようにと願っている。読者の私でさえも良太が、田岡さんが、その救われ難い現実の中で、少しでも未来が明るくなりますようにと願わずにはいられない終わり方だった。 何がすごいってこれ短編でまとめてるところなんよなぁ。 この重さをこのページ数でガツンと殴ってくるように伝えてくる窪さん。エグいよ。

Posted byブクログ

2026/03/02

何を抱えていても、それがやっかいなものでも、そこに「いる」ということ。 「生きる」と思わなくても、そこに「いる」ということ。 思わぬ登場人物が、少し心を軽くしてくれることを言ってきた。

Posted byブクログ

2026/03/11

人ってみんなそれぞれ悩み抱えてるんだよなって、いつも明るい友達も、幸せそうに見える友達も、心の中はわからないよなって。 心の中に厄介なものを抱えながら、登場人物はそれでもみんな前を向いて生きてゆく姿に胸が打たれる。 高校生と主婦のコスプレSEX不倫。 字面だけみると不埒だけど、卓...

人ってみんなそれぞれ悩み抱えてるんだよなって、いつも明るい友達も、幸せそうに見える友達も、心の中はわからないよなって。 心の中に厄介なものを抱えながら、登場人物はそれでもみんな前を向いて生きてゆく姿に胸が打たれる。 高校生と主婦のコスプレSEX不倫。 字面だけみると不埒だけど、卓巳は普通に恋をしただけなんだよな。体から始まる関係だったけれども…。高校生卓巳の純粋さとかが可愛くもある、助けてあげたい。 セイタカアワダチソウの空 の団地の子、良太とアクツの話もこれまた胸にくる。認知症の祖母の面倒を見ながら、バイトして、学校に行く。ふがいないなんて、思わないでいいのに、誰かに助けを求めてくれれば良いのにって、それくらいすごく頑張ってる子なんだけど、頑張ってることにも気づいてないのか、生活するのにいっぱいいっぱいで。たくましいし色んな可能性を持っているはずの彼が貧困のせいで夢も希望も持てないなんてね。セイタカアワダチソウって植物を調べると、これがまた要注意外来生物になってて、嫌われる要素が多いこと…。辛すぎる。 ラストは卓巳の助産師の母の視点になり、生命が誕生する神秘に、純粋に涙が溢れた。命は尊いよなって、最後の章にして原点に戻った。傷ついた卓巳だけど、この母の元で育った彼なら立ち直り前向くことができるって思えた。 性描写はわりと過激だけど、この小説には必要だし、人間の本能が生々しく描かれていたのは、生命の誕生に繋がる意味を感じ刺激的でした。

Posted byブクログ

2026/02/23

最後まで救いがあるかないかわからないまま読み進めていたけど、すっきりした終わり方だった。章ごとの重さとか過去へのやり切れなさは残りつつ、出てきた人たちが前を向く力を獲得できてよかった。若者はこんなふうにたくましく生きてほしい。 二十歳くらいのときに読んでたらもっと感情がぐちゃぐち...

最後まで救いがあるかないかわからないまま読み進めていたけど、すっきりした終わり方だった。章ごとの重さとか過去へのやり切れなさは残りつつ、出てきた人たちが前を向く力を獲得できてよかった。若者はこんなふうにたくましく生きてほしい。 二十歳くらいのときに読んでたらもっと感情がぐちゃぐちゃになってたかも。 性欲というやっかいで小さなたまごは、あたしのなかですでに孵化していて、それがたまごっちみたいに成長していくことを、あたしはそのときまだぜんぜんわかっていなかった。p.146

Posted byブクログ

2026/02/21

著者、窪美澄さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 窪 美澄(くぼ みすみ、1965年 - )は、日本の小説家。日本ペンクラブ会員。 ---引用終了 で、本作の内容は、「BOOK」データベースによると、次のとおり。 ---引用開始 高校一...

著者、窪美澄さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。 ---引用開始 窪 美澄(くぼ みすみ、1965年 - )は、日本の小説家。日本ペンクラブ会員。 ---引用終了 で、本作の内容は、「BOOK」データベースによると、次のとおり。 ---引用開始 高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだがー。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。 ---引用終了

Posted byブクログ

2026/01/31

辛い描写が多く読むに耐えないのに、ページを捲る手を止められずに、夜更かしして一気読みしてしまった。 かなり直接的な表現が出てくるけど、性と生の生々しさを伝えるのには必要な表現だったのかなと思う。 悪い出来事もなかなか手放せないのならずっと抱えていればいいんです、そうすれば、オセ...

辛い描写が多く読むに耐えないのに、ページを捲る手を止められずに、夜更かしして一気読みしてしまった。 かなり直接的な表現が出てくるけど、性と生の生々しさを伝えるのには必要な表現だったのかなと思う。 悪い出来事もなかなか手放せないのならずっと抱えていればいいんです、そうすれば、オセロの駒がひっくり返るように反転する時が来ますよ。いつかね。 この言葉の通り、登場人物達の人生も反転しますように。

Posted byブクログ

2026/01/26

一章目を読み終わった時、こんなやばい官能小説を読んでいる自分が恥ずかしいなと思って一旦読むのをやめてしまった。でも日を跨いで本の残りの内容が気になってパラパラとめくってみたらとまらなくなった。ただの官能小説ではなかった。世の中にいるいろんな人のいろんな事情や気持ち。現実だったらキ...

一章目を読み終わった時、こんなやばい官能小説を読んでいる自分が恥ずかしいなと思って一旦読むのをやめてしまった。でも日を跨いで本の残りの内容が気になってパラパラとめくってみたらとまらなくなった。ただの官能小説ではなかった。世の中にいるいろんな人のいろんな事情や気持ち。現実だったらキツすぎるが小説としてなら読めて良かった気がする。そして暗い話の中にみっちゃんという太陽のような存在が出てきてちょっとホッとした。

Posted byブクログ