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わたしの献立日記 の商品レビュー

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38件のお客様レビュー

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2015/08/10

女優をされながら、日々このようなお料理を用意されていたことに驚く。シンプルだけど、美味しそうで、なかなか自分では思い付かない毎日の献立。何作るか迷ったときに、パラパラとめくってみてもかなり参考になると思った。

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2015/01/04

京都の大垣書店で購入。 毎日、人が何を食べたのかを見ていることって面白い。食べたものに、その人の顔、その人が生きた時が映される。 毎日違うものを作っているところがすごいわ… しかも品がある。

Posted byブクログ

2014/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日々の献立日記本。日常を普通に生きる、と言うことに対し料理が重要な要素として存在した、沢村貞子さんの本。全く飾り気も無く日々の献立がまとまっており、かつそこに密やかにあるレシピが日常を彩る。たまねぎを丸ごと、固形スープに入れて煮るだけで上質なスープになる、時間のないときにはチラシ寿司を作る。日々、弁当を楽屋に持ち込む女優の密やかに、かつ強い生き方を感じる。この本を読むと、「どこでもいい。強く生きていける可能性はどこにでもある」と改めて感じさせる。この毎日の食事を大切にする生き方をしている人は、世界どこででも憧れる生き方だし、どこでも明日からでも誰でもできること。非常に強く生きるヒントのある本だと思います。そしてあとがき。ご主人が亡くなったときの日記の内容は、非常にぐっときます。 ※固形スープをたっぷり入れて玉ねぎを丸ごと1個煮込めば、結構立派な食事なる

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2014/04/21

20140416読了 献立の記録は、生活があぶりだされるものだと思った。先人の食卓は興味深いし、一昨年の今頃は何を食べてたかなぁとか、昨年この旬ものが登場したのはいつだったっけとか、自分で振り返るのもおもしろい。我が家の献立記録が蓄積されていくのが楽しみになった。料理のヒントもい...

20140416読了 献立の記録は、生活があぶりだされるものだと思った。先人の食卓は興味深いし、一昨年の今頃は何を食べてたかなぁとか、昨年この旬ものが登場したのはいつだったっけとか、自分で振り返るのもおもしろい。我が家の献立記録が蓄積されていくのが楽しみになった。料理のヒントもいろいろあって!さっそく実践してみたいこと多々。これも今後の楽しみ。

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2014/04/05

美味しいご飯は炊き方もさることながら、盛り方(ふんわり少しずつ盛る)が大事だという所に目から鱗。 文章も美しく、何度も読み返したくなる。 グリーンピースご飯のレシピを早速調べたので、近々作ろうかと思う。

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2013/07/29

『毎日の献立にいちばん大切なのは、変化』『献立に大切なのは、とり合わせーー主役は早く決まっても、それを生かすのは、まわりの脇役である』名言だらけ。 諸所で取り上げられている女優沢村貞子氏の、26年にわたる献立日記。『なんの変哲もない』とあとがきに記してあるが、降っても照っても起き...

『毎日の献立にいちばん大切なのは、変化』『献立に大切なのは、とり合わせーー主役は早く決まっても、それを生かすのは、まわりの脇役である』名言だらけ。 諸所で取り上げられている女優沢村貞子氏の、26年にわたる献立日記。『なんの変哲もない』とあとがきに記してあるが、降っても照っても起きたら台所に立ち、女優の仕事をして、帰ってまた台所に立つ、家族の健康を預かるひととしてのキッチリとした仕事がこれでもか、と伝わってくる。積み重ねられた迫力とチクリと毒のある文章につられて一度に目を通してしまった。折に触れて紐解きたい。

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2012/11/29

淡々とした献立日記の合間合間にお料理にまつわるエッセイや一口メモ。身の丈にあった食事を自分で好みに合うように日々しつらえる堅実な暮らしぶり、基本だなと思った。だからこそ息長くよい仕事ができたのだろう。 料理上手暮らし上手で筆のたつ女優の系譜はこのあと高峰秀子に受け継がれ、それから...

淡々とした献立日記の合間合間にお料理にまつわるエッセイや一口メモ。身の丈にあった食事を自分で好みに合うように日々しつらえる堅実な暮らしぶり、基本だなと思った。だからこそ息長くよい仕事ができたのだろう。 料理上手暮らし上手で筆のたつ女優の系譜はこのあと高峰秀子に受け継がれ、それから先はよくわからない。もう絶滅危惧種なのだろうな。 エッセイでときどきスターA子さん、女優B子さん・・・と匿名で登場する人たちはだれだったのかなぁ。

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2012/10/20

素朴で愛らしい、安野光雅さんの表紙に吸い寄せられて手に取ったこの文庫本。 中には、26年間もの間続くことになる献立日記をつけるようになったいきさつと、少しのエッセイとともに、毎日の献立が紹介されています。 メニューというよりも、献立、という言葉が似合います。 仕事の時間も...

素朴で愛らしい、安野光雅さんの表紙に吸い寄せられて手に取ったこの文庫本。 中には、26年間もの間続くことになる献立日記をつけるようになったいきさつと、少しのエッセイとともに、毎日の献立が紹介されています。 メニューというよりも、献立、という言葉が似合います。 仕事の時間も不規則で、忙しい女優さんが、家庭料理にこだわって日々の暮らしを考えていた様子をうかがい知ることができて興味深かったのと、変化に欠ける我が食卓の「相談役」となっていただける気がして、購入して帰りました。 自分自身、昼間は仕事をしていて、「料理をつくること」よりも大きな悩みは「食材の買い出し」がままならないこと。 沢村さんは、どんなに忙しくても、仕事が大変でも、女優業は体が資本だから、絶対に適当なものは食べない、と決めておられたそうです。でも、買い出しだけはどうしようもない。 そこで、昼間、家にきてくれるお手伝いさんに、「今日の夕食はこの献立にするので、お買い物をどうぞよろしく」と伝えるために、日々の献立を大学ノートにつけ始めたそうです。 中に登場するのは三食の献立で、レシピはありません。レシピ本はさまざまあれど、毎日毎日の献立の提案をしてもらえるなんて、なんとありがたい。ご近所さんと立ち話で「お宅、夕べなにを召し上がったの?」と情報交換するような感覚で読んでます。 この「献立を考えること」が、わたしにとっては日々頭を悩ますところで、メインは決まっても付け合せをどうするか、とか、小鉢には何をつけようかな・・・という、「組み合わせ」がなかなか浮かんでこなくて、いつも決まりきったメニューになってしまうのが情けないところだったのです。 今回、沢村さんの献立の考え方の秘訣を読んで、「そうかあ~」と急に視界が開けたような気持ちがしました。 ちょっとはおそうざい上手になれるかしら! 日付付きの献立日記は、そのままの形での掲載なので、季節ごとにいちばん美味しい素材を使った料理(しかも家庭料理で素朴にできる難易度で)が紹介されているのも、ありがたいです。 ついでに言うと、年号もついているので、この年にこういう料理が流行っていたのかな~なんて、当時の各家庭の食卓の様子を想像したりするのも、またたのしいのです。

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