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わたしの献立日記 の商品レビュー

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39件のお客様レビュー

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2020/09/27

明治生まれの沢村貞子さんがただただ献立を書き記したものに、食にまつわるエッセイをプラスした一冊。明治、大正、昭和、平成。時代の雰囲気は献立から感じられないが、相対的にお魚は多め。明治女や老女といった表現もあるが、過去にこだわることもなく、便利なものは上手に使いこなしていて、柔軟な...

明治生まれの沢村貞子さんがただただ献立を書き記したものに、食にまつわるエッセイをプラスした一冊。明治、大正、昭和、平成。時代の雰囲気は献立から感じられないが、相対的にお魚は多め。明治女や老女といった表現もあるが、過去にこだわることもなく、便利なものは上手に使いこなしていて、柔軟な女性だったんだなと察せられる。家人との食事を楽しんでいる姿はそこにある。女優と両立させることは大変だっただろうに、楽しんでいる様子が好ましい。

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2020/06/10

料理名の羅列ページは単調で眠気に襲われたりもしましたが、沢村貞子さんの献立のとり合わせは絶妙で参考にしたいものばかりです。特に朝食のサラダがフルーツいっぱい具だくさんで斬新でした。あと、自家製の梅酢とぬか漬けはいつかトライしてみたいです。

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2020/04/17

新潮文庫版で読みました。人の家の本当の毎日の献立なんて、実際はなかなか見ることができないものだけど、飾らない性格の沢村貞子さんだからこそ、また、毎日のお料理を大事にされていてそのままでも素晴らしい献立たちだからこそ、読んでいるだけで楽しかったです。料理が苦手だけど、いつかこんな風...

新潮文庫版で読みました。人の家の本当の毎日の献立なんて、実際はなかなか見ることができないものだけど、飾らない性格の沢村貞子さんだからこそ、また、毎日のお料理を大事にされていてそのままでも素晴らしい献立たちだからこそ、読んでいるだけで楽しかったです。料理が苦手だけど、いつかこんな風に食事と向き合えたらいいなーと思い、最近刊行された飯島奈美さんが再現されたレシピ集も買いたくなっています。

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2019/08/24

「料理をすることは、さしておっくうではない」と書かれているが、それだけでは26年もの間献立を記録することはできないと思う。一度やると決めたことはやり通す本人の性格もあるだろうが、やっぱり家人への愛情あればこそなのでは? 旬の食材を使うのはもちろんのこと、年齢の割には以外と揚げ物...

「料理をすることは、さしておっくうではない」と書かれているが、それだけでは26年もの間献立を記録することはできないと思う。一度やると決めたことはやり通す本人の性格もあるだろうが、やっぱり家人への愛情あればこそなのでは? 旬の食材を使うのはもちろんのこと、年齢の割には以外と揚げ物の登場回数が多くて驚かされる。自分と家人の身体のことを考え、新しい料理にも挑戦しながらバランスよく作ってらしたのが分かる。

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2019/08/19

普段ぬか漬けをまったく食べないのだけれど、沢村さんの本を読むときれいな青い茄子やパリンとした小かぶのぬか漬けがすごく食べたくなる。

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2019/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ふと思いたってブックカバーかけて本棚に並べてる本のカバーを外してみたら、3冊とも料理本だったので全て台所に移した。 実は著者の方をきちんと存知あげないのだけれども、日々の献立の参考になるかしらと買ったのだったと思う。あるいは、松丸書店(たしか松岡正剛×丸善の企画)のカバーだったので、そこにあったなかで一番魅力的に見えたのかも。

Posted byブクログ

2017/10/27

もともとは料理メモとして書かれた献立日記が、結果として日々の生活の記録になる。高価でなくとも、量は多くなくとも、日々料理し食する確かさ。子供が居らず、夫婦二人で老いていく、その日々を想像しながら読んだ。

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2016/09/10

愛してやまない1冊です。 残業の帰り道、この1冊にどれ程心を癒されたことか。 献立日記の名の通り、本書の大半は著者が26年間綴り続けた献立が載っています。26年ですよ。 年数だけでなく、その中身も圧巻です。主食から副菜、汁物まで、忙しい女優業でありながらこんなにも丁寧にきちんと毎...

愛してやまない1冊です。 残業の帰り道、この1冊にどれ程心を癒されたことか。 献立日記の名の通り、本書の大半は著者が26年間綴り続けた献立が載っています。26年ですよ。 年数だけでなく、その中身も圧巻です。主食から副菜、汁物まで、忙しい女優業でありながらこんなにも丁寧にきちんと毎日を送っていた人がいたなんて、とただ驚くばかり。 日々の暮らしを丁寧に扱う心意気が、ページを開く度にこちらにまで感じられて、それが忙しい日が続いてもなお「私も毎日を丁寧に過ごそう」と思い起こさせてくれたのです。 さて、そもそも私が本書を手に取るきっかけをくれたのは、平松洋子さん。 いわく、「献立日記は、沢村貞子にとって、自分の人生を全うするための心棒であった。それは、脇役女優として懸命に働き、たいせつにした夫婦の暮らしを守り通すための盾であったかもしれない。だからこそ、恬淡と綴られた献立日記はぴんと背筋を伸ばした気の張りを湛えている。それは、沢村貞子の生きかたそのものである」 書かれているあとがきも、素敵です。 本書に綴られているエッセイにはところどころ毒も混ざっていて、著者が聖人ではないことに安心します。 読んでいて感じるのは、世間の目よりも何よりも、自分がよしとしたものを、自分の軸できちんと判断して最後まで大切にする姿勢です。 献立を眺めるだけでもそれが感じられる。ため息がでそうなくらい、その生き様が凛々しくて。 同時に季節に即した献立リストは、何を作るか迷った時のヒントになる。ずっと大事にしようと思います。

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2015/12/17

図書館で。 本当に献立日記だった。出てくる料理は本人はありふれた、どうという事のない普通の家庭料理と書いてらっしゃいますが今の世の中そういう料理の方がお目にかかれないのかもなあと思ったり。とは言え昔の方の料理なのでちょっと今と合わないなあと思う所もありました。 後は冷凍を過信しす...

図書館で。 本当に献立日記だった。出てくる料理は本人はありふれた、どうという事のない普通の家庭料理と書いてらっしゃいますが今の世の中そういう料理の方がお目にかかれないのかもなあと思ったり。とは言え昔の方の料理なのでちょっと今と合わないなあと思う所もありました。 後は冷凍を過信しすぎているような気も。まあ確かに物凄い大発明だとは思いましたが。 美味しそうな本でした。

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2015/12/13

女優業とご飯を作ることのどちらも大切にしてきた思いがつまっている。そして連れ合いへの想いが底辺に感じられる。

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