1,800円以上の注文で送料無料

ついてくるもの の商品レビュー

3.8

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あなたの日常にも潜む、怪異。 ホラー小説の旗手、三津田信三が「蒐集」した、最新作品集! 最後の「椅人のごとき座るもの」は「刀城言耶」シリーズ。 それ以外は作者と同名の三津田信三氏が蒐集した怪談話といった構成。 「夢の家」 登場するキ印の女性の描写および夢がリアル。結末はどうしようもない。 「ついてくるもの」 表題作。些細な行動から雛人形に「ついてこられる」。一番怖かった。 「ルームシェアの怪」 まるで屋敷幽霊。人々の記憶まで支配する。共同生活のルールが上手く活かされていると思う。 「祝儀絵」 絵の中の人間の首だけ徐々に動くってのがもう……。 「八幡藪知らず」 警告文がオチとなるが、これも怖い。 「裏の家の子供」 これは「祝儀絵」と同様、もどかしい感覚が残る。 「椅人のごとき座るもの」 タイトルオチw…けれど、たいして怖くなく、最後の一編にふさわしい。

Posted byブクログ

2013/02/01

おお怖っ(喜) 主に聞き書き形式のホラー短編集です。 聞き書き形式って怖いよねー。 刀城言耶シリーズも1編含まれていて、クロ先輩のおかげでバカミス風味だけど、偲ちゃんの立場に立ってみるとぞわっとくる。 三津田さんみたいな、ぞわっとする、気の利いた怪談短編が書けるようになりたいな...

おお怖っ(喜) 主に聞き書き形式のホラー短編集です。 聞き書き形式って怖いよねー。 刀城言耶シリーズも1編含まれていて、クロ先輩のおかげでバカミス風味だけど、偲ちゃんの立場に立ってみるとぞわっとくる。 三津田さんみたいな、ぞわっとする、気の利いた怪談短編が書けるようになりたいなー。

Posted byブクログ

2013/01/26

<夢の家★★★> <ついてくるもの★★★★> <ルームシェアの怪★★★★> <祝儀絵★★★> <八幡藪知らず★★★> <椅人の如き座るもの★★>

Posted byブクログ

2012/10/22

【収録作品】夢の家/ついてくるもの/ルームシェアの怪/祝儀絵/八幡藪知らず/裏の家の子供/椅人の如き座るもの

Posted byブクログ

2012/10/14

ホラーとミステリの短編集。まつわり付く怪異の描写がとにかく怖くて。これは、夜に読むのは要注意です。 お気に入りは表題作「ついてくるもの」。怖い話が勢揃いのこの本の中で、文句なしに一番怖いのがこれ。 お雛様の正体がはっきりしないところがまた怖くて。まだ来歴なり由来なりが明かされた方...

ホラーとミステリの短編集。まつわり付く怪異の描写がとにかく怖くて。これは、夜に読むのは要注意です。 お気に入りは表題作「ついてくるもの」。怖い話が勢揃いのこの本の中で、文句なしに一番怖いのがこれ。 お雛様の正体がはっきりしないところがまた怖くて。まだ来歴なり由来なりが明かされた方がちょっとはましかもしれないんだけど。得体のしれないものほど怖いなあ。 「椅人の如き座るもの」は刀城言耶シリーズ。ここでは阿武隈川も登場するので、ちょっと雰囲気が和んで一安心でした。

Posted byブクログ

2012/10/03

ホラー部分は良い感じでしたが、最後のミステリーは微妙でした。やっぱり三津田さんはミステリーの場合、長編の方が向いているんだと思います。

Posted byブクログ

2012/09/29

ホラー6篇と刀城言耶もの1篇を収録した短篇集。平凡なはずの日常にジワジワと忍び寄る怪異の描写が絶妙の怖ろしさ。実話怪談風の語りがよりその恐怖をかきたてる。お気に入りは表題作と「祝儀絵」かな。最後の刀城言耶ものは正直いらなかった気も……

Posted byブクログ

2012/09/20

「赫眼」に続く、三津田信三のホラー短編集第2弾。 巻末の刀城言耶シリーズの「椅人の如き座るもの」を除いて、みな作家本人が蒐集、または直接取材した、あるいは遭遇した話―という体裁で書かれた、三津田氏お得意のメタ・フィクション的な構成となっている。 そして、そのどれも三津田氏の執筆...

「赫眼」に続く、三津田信三のホラー短編集第2弾。 巻末の刀城言耶シリーズの「椅人の如き座るもの」を除いて、みな作家本人が蒐集、または直接取材した、あるいは遭遇した話―という体裁で書かれた、三津田氏お得意のメタ・フィクション的な構成となっている。 そして、そのどれも三津田氏の執筆時の現況や執筆契機といった、現実に即した(と思しき)導入部なので、実話とフィクションの境界がより曖昧なものとなり、メタ的な構成をよりうまく機能させているようにも感じた。 「椅人の~」以外はどれも濃度の高いホラー。でもやはり、表題作が最も怖い。 詳細はこちらに。 http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2012-09-18

Posted byブクログ

2012/09/18

 伝奇系の和ものホラーな短編集。  著者お得意の「家」ホラーなど、6話すべてクオリティがなかなか高いと思うのだけど、正直あんまり怖くなかったよ。ここ最近の三津田作品の傾向として、お話の質は上がれど怖さは減じている感があります。  乱歩オマージュな「八幡の藪知らず」がまぁお気に入り...

 伝奇系の和ものホラーな短編集。  著者お得意の「家」ホラーなど、6話すべてクオリティがなかなか高いと思うのだけど、正直あんまり怖くなかったよ。ここ最近の三津田作品の傾向として、お話の質は上がれど怖さは減じている感があります。  乱歩オマージュな「八幡の藪知らず」がまぁお気に入りかな。

Posted byブクログ

2012/09/15

刀城言耶シリーズと『作者不詳』しか三津田信三の作品は読んでないので初の純粋なホラーもの 日常が崩れて恐怖が襲ってくるって話しは大好きなので楽しめました でも実際起こりそうな設定が結構あったので夜に一人で読まないようにしてた びびりなもので…寝れなくなる 現に『裏の家の子供』のあ...

刀城言耶シリーズと『作者不詳』しか三津田信三の作品は読んでないので初の純粋なホラーもの 日常が崩れて恐怖が襲ってくるって話しは大好きなので楽しめました でも実際起こりそうな設定が結構あったので夜に一人で読まないようにしてた びびりなもので…寝れなくなる 現に『裏の家の子供』のあの姉妹が夢に出てきてしまって怖かった… 最後の『椅人の如き座るもの』だけはホラーじゃなくてミステリかな 題でわかる通り刀城言耶ものです 今までのシリーズの中では一番あっさりしてたな 今回のにはホラー要素もどんでん返しもなくて普通にミステリでした 他がガチガチのホラーなだけに浮いてる感もあるけど、刀城言耶好きとしては嬉しかったな

Posted byブクログ