幸せの条件 の商品レビュー
ちょっとありえない設定に展開って言う気もするが、出てくる登場人物となりが、手に取るようにわかるし、農業の大変さとそこに関わる人たちの心意気が読んでいて面白かった。
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図書館にて。 うーん。震災があって、何かしたいという気持ちを表したかったんだろうなということが伝わってくる。 けれども…そもそもの梢恵の何が足りなかったのかということがイマイチ薄かった気がする。多分ハングリーさや積極性が足りないということだったんだろうけど、ただぐずぐずした性格、...
図書館にて。 うーん。震災があって、何かしたいという気持ちを表したかったんだろうなということが伝わってくる。 けれども…そもそもの梢恵の何が足りなかったのかということがイマイチ薄かった気がする。多分ハングリーさや積極性が足りないということだったんだろうけど、ただぐずぐずした性格、くらいの印象しか伝わらなかった。それは 社長や彼氏の方が変な人に見えたから? 長野に行ってからもちょっととんとん拍子すぎないかな。飛び込み営業に行くわりには売り込み内容について何一つ社内で決められていないというのも非現実的すぎるし、もちろん勉強不足で飛び込むのも言語道断だし、それであぐもぐになぜか気にいられるのも納得いかない。そんな人がいきなりやってきたら東京だって門前払いなのに、よそ者を嫌う土地でできるわけがないことくらい行く前に気づくだろう…。そういう、リアリティーのなさは物語の面白さを半減させると思う。ファンタジー小説ならともかく(笑) 最近「銀の匙」を読んだからなおさらそう思うのかも。
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ダメダメOLが、始めて任された営業の仕事が農家だったので、共に働き 生き方を学んて行くお話し。面白かった。
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主人公を取り巻く人たちがみんないい。 簡単な事務職しかしたことがなく、なにかと言うと「ひっどーい」と言っていたダメダメな主人公が、過酷な条件な仕事をきっかけに成長していく。 いきなり、農業への華麗な転身。 こんなに軽々と気持ちを切り替えられるのかな?とちょっと気になるが、周りの人...
主人公を取り巻く人たちがみんないい。 簡単な事務職しかしたことがなく、なにかと言うと「ひっどーい」と言っていたダメダメな主人公が、過酷な条件な仕事をきっかけに成長していく。 いきなり、農業への華麗な転身。 こんなに軽々と気持ちを切り替えられるのかな?とちょっと気になるが、周りの人達がいいから、まあそれもありかな?と。
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わぁ、この主人公、最悪…と思って、読み始めたのに、いつの間にか、農業のノウハウに夢中になってしまった。 大震災から、原発事故問題など、あえて、加える必要があったのかなぁ、と思ったり、描かれる人物像が軽かったり、気になる部分はあれども、読み終われば、主人公と共に成長した感もあり、な...
わぁ、この主人公、最悪…と思って、読み始めたのに、いつの間にか、農業のノウハウに夢中になってしまった。 大震災から、原発事故問題など、あえて、加える必要があったのかなぁ、と思ったり、描かれる人物像が軽かったり、気になる部分はあれども、読み終われば、主人公と共に成長した感もあり、なかなか面白かった。
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君江みたいな人が近くにいたら、何でも相談できそう。 酒税法のくだりは思わず笑ってしまった。 しかし梢恵と同い年とは。片山の言葉が身に沁みる。
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・都会の女性が農業に触れて、という典型的な帰農もの。主人公のモノローグが結構軽妙で楽しく読めた。帰農するためのお膳立てとして主人公の東京での生活の空っぽっぷりが凄まじくて、そりゃ全部捨てて農家になれるよなこの子は、と思いながらもまんまと農家か、いいなあと思ってしまった。なんかうさ...
・都会の女性が農業に触れて、という典型的な帰農もの。主人公のモノローグが結構軽妙で楽しく読めた。帰農するためのお膳立てとして主人公の東京での生活の空っぽっぷりが凄まじくて、そりゃ全部捨てて農家になれるよなこの子は、と思いながらもまんまと農家か、いいなあと思ってしまった。なんかうさんくせータイトルだなと思いながら市民センターの図書館で手に取る。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誉田哲也さんはじめて読みました。ストロベリーナイトの雰囲気は全くないですね。読みやすかった!! 誰でもできる仕事って思いながら働く人たくさんいると思う。 嫌なことも受け入れていくことで人生の方向が変わるかもしれないなー。 誰かに必要とされることじゃなくて、自分には何が必要か 見極めることが一番大切なことっていうところがかなり心に響いた。 震災のことも書かれていて、みんなの葛藤もわかった。 “食”を見直すと自分が浄化されるんだろうな。 ほかほかの新米私も食べたくなりました。 他の作品も読んでみよう。
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タラタラと無気力に働く理系女子OLの梢恵。 気はいい女の子らしいけど職場が彼女の力を発揮する場となっていないのはよくわかる。 エコ燃料・バイオエタノール用に米を作れる農家を探すという業務で長野に出張?! 誉田哲也さん、まさか、 「都会の空気に疲れた女性が空気と人情の...
タラタラと無気力に働く理系女子OLの梢恵。 気はいい女の子らしいけど職場が彼女の力を発揮する場となっていないのはよくわかる。 エコ燃料・バイオエタノール用に米を作れる農家を探すという業務で長野に出張?! 誉田哲也さん、まさか、 「都会の空気に疲れた女性が空気と人情のきれいな田舎で本来の人間らしさを取り戻していく話」 にはしませんよね、と思っていたら、(*^_^*) うん、やっぱり! ビジネスとしての農業に焦点をあて、日本古来の農作業が実はいかに効率を考えたワークであったか、また、そこに新しいやり方を投入して発展させていこうとしている農業人たち、などと、 斜陽産業なんて思ってる場合じゃないんだね!と明るい&驚きのお話が続出。 なるほどねぇ~~、と田んぼと畑の両方に対して、まるっきり違う角度から考えさせられた物語でした。 何も知らない梢恵が会社の営業活動の一貫として、農業法人に住み込みで農業を?? という、かなり無理のある発端から始まった話ですけれど、 受け入れる人たちの様々な思い、背景、また、本来の会社の社長の人となりなどに助けられ、 梢恵は日々驚きながらも、案外しっくりと農の生活に馴染んでいく。 私は農家の親戚が多く、彼らの常識がかなりその他のモノとは違う(悪気はないんだけどね、ホントに違う、ということ)が身にしみているので、正直、こんな上手くはいかないでしょう、という気持ちもあったのだけど、それでも、ふんふん、なるほどね、と面白く読めてしまったのは、たぶん、誉田さんの丹念な取材による土台がしっかりした物語だったからだと思います。 科学的な観点からの農業の描写、 農薬をただ忌み嫌うのではなく、あるいは礼賛するのでもなく、という冷静な姿勢、 日本の農業自給率に関する数字のカラクリ、 (マスコミって国民を不安にするのが仕事だ!みたいにネガティブなことを言いたがる、 というか、だから農業は先行き暗いんだ、という情報を実は一般国民が求めている?) など、うんうん、そうだったのか、という明るい驚きが嬉しかった。 登場人物たちは、その中で、ちょいと奥行が狭いかな、という気もしたけれど、 気持ちよく読ませてもらったので文句は言わないことにします。(*^_^*)
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誉田哲也のムスコに読ませたい「武士道シリーズ」系の本。今時の20代前半の女子が東日本大震災を機に生きる意味を知成長物語。
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