彼女を好きになる12の方法 の商品レビュー
一人の女性を軸に2つの視点が描かれている作品です。 あの時こっちはこうだった、あっちではこう行動があった、と1人称視点なのに俯瞰でとらえられる構造に面白さを読んだ当時に感じた記憶です。 自分としてはとても好きで、読み終えたあとにまた改めて読み返して、を繰り返した記憶があります。(...
一人の女性を軸に2つの視点が描かれている作品です。 あの時こっちはこうだった、あっちではこう行動があった、と1人称視点なのに俯瞰でとらえられる構造に面白さを読んだ当時に感じた記憶です。 自分としてはとても好きで、読み終えたあとにまた改めて読み返して、を繰り返した記憶があります。(たぶん出版当時だったと思う。) 彼女を好きになる、というのも2つの視点で捉えると…とちょっと考えさせられたり。対比も効いてて好きな作品です。
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基本的には惚れられた男と彼女がキャッキャしてるだけの話。それと対照的に描かれるのは…ふれないであげてください。
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対照的な性格の二人の男子大学生を語り手にして、一人の女の子との関係をめぐる一年間がえがかれた作品です。 明るくて、いつも「彼女」といっしょにいる「俺」は、「彼女」といっしょにいる理由を見つけるために、「彼女」を好きになる理由をさがします。他方、「彼女」に一目惚れしてしまった内気...
対照的な性格の二人の男子大学生を語り手にして、一人の女の子との関係をめぐる一年間がえがかれた作品です。 明るくて、いつも「彼女」といっしょにいる「俺」は、「彼女」といっしょにいる理由を見つけるために、「彼女」を好きになる理由をさがします。他方、「彼女」に一目惚れしてしまった内気な「僕」は、彼女にろくに話しかけることもできず、いつも「彼女」のとなりにいる「俺」に嫉妬をいだきながら、鬱屈した日々を過ごします。 二人の運命がなんらかのかたちで交錯をするのかと期待しつつ読んでいきましたが、三人の登場人物たちの関係性に大きな変化は訪れることなく、一年間が終わります。対照的な登場人物の視点を交互にえがくというスタイルはおもしろいのですが、もうひとひねりほしかったところです。まあ、著者の本領といっても過言ではない、バカップルのイチャイチャぶりがたのしめたのでよかったのですが。
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男子大学生が好きなのか好きでないのかわからないけど、実質付き合っている彼女を好きになろうとする作品。 なんていうか、これといった起承転結がなく、ただただキャラクターの魅力で進んでいくお話 ←褒め言葉 あまりこういうタイプの小説を読んだことがない為、とても斬新に感じました。 ち...
男子大学生が好きなのか好きでないのかわからないけど、実質付き合っている彼女を好きになろうとする作品。 なんていうか、これといった起承転結がなく、ただただキャラクターの魅力で進んでいくお話 ←褒め言葉 あまりこういうタイプの小説を読んだことがない為、とても斬新に感じました。 ちなみに入間人間著作品は二作目でしたが、登場人物に非常に愛着が沸き、2人のやりとりにニヤニヤ。 他の作品も読んでみたいと思います!
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彼女を好きになりたい彼と、彼女が好きな彼。 好きになる為の理由を探し始めた時点で、既に相手の事を意識しているのではないだろうか。 上手く考えがまとまらなくて言葉に表す事が難しくとも、何処か惹かれるところがあるからこそ好きと想うのではないのか。 ただ、自分の好意を相手に押し付ける形...
彼女を好きになりたい彼と、彼女が好きな彼。 好きになる為の理由を探し始めた時点で、既に相手の事を意識しているのではないだろうか。 上手く考えがまとまらなくて言葉に表す事が難しくとも、何処か惹かれるところがあるからこそ好きと想うのではないのか。 ただ、自分の好意を相手に押し付ける形になってしまったら、それはもう自分一人だけのエゴになってしまうが…。
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目次を見たとき意味がわからなかったけど、俺と僕の目線の構成になっていた。彼女をめぐる二人は対照的なタイプだけど、そんな二人に見初められる彼女は確かにチャーミングだ。一線を越えることのない俺と彼女の、まるで子犬や子猫がじゃれ合うような関係は、んな訳ないだろと思いながらも微笑ましいし...
目次を見たとき意味がわからなかったけど、俺と僕の目線の構成になっていた。彼女をめぐる二人は対照的なタイプだけど、そんな二人に見初められる彼女は確かにチャーミングだ。一線を越えることのない俺と彼女の、まるで子犬や子猫がじゃれ合うような関係は、んな訳ないだろと思いながらも微笑ましいし、ちょっとだけそんな時もあった自分に戻りたいような気になった。いや、ウソだな、戻らなくていい。オイラはカッコ良くはないからどう考えても俺ではなく僕になってしまうから。 誰かを好きになるっていうのは不思議だな。確かに理由があって好きになる訳ではないかも。
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なんとも言えません。何かしらのオチを期待していましたがそれもなく。何だろう、この感覚は。 イラストにあるように、本当にただの一年間の記録でした。 (2012/09/19)
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2 1人の女をめぐる対照的な2人の大学生の話を書いた小説。1人は彼女の近くにいて「好き」に関してモラトリアムな感じ。もう1人は彼女が好きだが自分をうまく出せずストーカー的な感じに扱われる。方法論の話があるわけではなく、12ヶ月で、好きになろうとあるいは知ってもらおうとして、生活が進んでいくが、方法論があるわけではなくなんとなく惰性な感じ。色んな人間関係の考え方があるのだろうが、何がいいたいのかイマイチ。
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一緒にいるために好きになりたい俺と。 好きなのに一緒にいることすら許されない僕。 そしてその二人に共通する彼女という存在。 うん、彼女は可愛いけどあざとすぎて全部計算には見えるw まあ女子は好きな人と接する時とか、常に可愛く見せたい計算行動取るよね・・・。 残念な人に付きまとわ...
一緒にいるために好きになりたい俺と。 好きなのに一緒にいることすら許されない僕。 そしてその二人に共通する彼女という存在。 うん、彼女は可愛いけどあざとすぎて全部計算には見えるw まあ女子は好きな人と接する時とか、常に可愛く見せたい計算行動取るよね・・・。 残念な人に付きまとわれたり嫌な思いしたら露骨な態度取るしね・・・。 俺の前では(上滑りしながらも)多少可愛く振る舞って、 僕の前ではコミュニケーション避けて嫌悪感と被害者感出して。 ホントの素の彼女はどんな感じかなーでもよくいるタイプだよねー。 3人ともリアルな感じがした。可もなく不可もなくな話かな。 希望がある人には希望しか見えないし、絶望には絶望があるだけ。
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裏表紙にあるあらすじを読んで、読んで見ようと思って中を開いたのですが、予想の斜め上を行く展開とストーリーでいつも入間さんの作品は面白いです。全くといっていいくらい報われなかった『僕』に共感しすぎて終盤辛かったです。
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