殺しの双曲線 新装版 の商品レビュー
内容としては読みやすくサクサク進みましたが、犯人とトリックがわかりやす過ぎました。 法律で裁けない犯人に対して心理的に責めるラストは好きでした。
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二時間サスペンスの時刻表トリックの人、というイメージだったが本格的なクローズドサークルミステリーだった! でもやっぱり鉄道はからんでくるのね(笑) ■双生児 あからさまに出てくる双子とは別の双子がいるんだろうなぁとは思ったが誰なのかはよみきれなかった 実際に指紋やDNAの証拠がなく、目撃証言だけで双子の罪を証明するにはどうするんだろう? ドラマ化されてるので驚いたけど大幅に内容が違って双生児も出てこないらしい… そりゃあ小説ならではのトリックだしね ■罪の証明 客観的に証明できるものは何もなく逃げ切りなのか?と思ったが…最終的には自白しただろう。 撃たれた子がどこでからんでくるのかと思っていたがそう繋がるのか 確かに動機から考えればめちゃくちゃ効くよな 見てみぬふりどころか能動的に動いた結果だから余計に悪いし(-_-;) 王道のクローズドサークルミステリーでとても楽しめました というか婆ちゃん転んでたのにホームで写真撮ってた新聞記者も復讐対象では???
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著者の作品、ブクログ登録は4冊目になります。 著者、西村京太郎さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 西村 京太郎(にしむら きょうたろう、1930年9月6日 - 2022年3月3日)は、日本の推理小説家。本名は矢島 喜...
著者の作品、ブクログ登録は4冊目になります。 著者、西村京太郎さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 西村 京太郎(にしむら きょうたろう、1930年9月6日 - 2022年3月3日)は、日本の推理小説家。本名は矢島 喜八郎(やじま きはちろう)。人気シリーズである十津川警部シリーズや、トラベルミステリーで知られる。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。西村京太郎初期作品中、屈指の名作。 ---引用終了 クリスティの「そして誰もいなくなった」(1939年)に影響を受けた作品としては、本作の他に、「十角館の殺人」(綾辻行人、1987年)がある。
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カッパノベルスの人と同じイメージで見てはいかんです。本格的な推理モノです。 十数年ぶりに読んで、トリックはうっすら覚えていたけど楽しく読めました。
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西村京太郎といえばトラベルミステリーの印象が強すぎて、あまり知られていない気がする超本格物のミステリー。 そして誰もいなくなったそのもので、ワクワクが止まらない。 東京と宮城の二元進行で、2つのストーリーがどういった形で結び付くのか・・・、最後まで見当もつかなかった。 真相解明の...
西村京太郎といえばトラベルミステリーの印象が強すぎて、あまり知られていない気がする超本格物のミステリー。 そして誰もいなくなったそのもので、ワクワクが止まらない。 東京と宮城の二元進行で、2つのストーリーがどういった形で結び付くのか・・・、最後まで見当もつかなかった。 真相解明の際のカタルシスがそこまで強くなく、淡々と進んでしまった印象で、そこだけはちょっと好みと違ったけど、星4.8くらいにはしたいくらい雰囲気は大好きな作品だった。
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西村京太郎さんというとトラベルサスペンスというイメージが強いですが、他にもたくさん小説を書いてらっしゃいます。 『この小説のメイントリックは双生児であることを利用したものです』 という書き出しで始まります。なんとも挑戦的な始まり方。作者が読者に謎解きをさせる...
西村京太郎さんというとトラベルサスペンスというイメージが強いですが、他にもたくさん小説を書いてらっしゃいます。 『この小説のメイントリックは双生児であることを利用したものです』 という書き出しで始まります。なんとも挑戦的な始まり方。作者が読者に謎解きをさせる系の小説は好きなので楽しみに読み始めました。 時代設定が(というより書かれた時代なのかな?)少し物価や通信手段が古いので、今では通用しないであろう、古いからこそできるトリック。それがまた本格ミステリー感があってわくわく。 大どんでん返しとはいかなかったのと、後半の謎解き部分がかなり駆け足だったので物足りない感が否めなかったのがちょっびり残念でしたがお話自体は面白かったです。
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一行目:今から、二十五年前、正確にいえば、昭和十九年八月に、日本のある場所で、二人の男の子が生まれた。 面白いという話は聞いていたけど、本当に面白かった。 現代でも似たようなトリックを知っていても面白いのだから、発表当時は斬新だったにちがいない。 句読点の打ち方が独特で、西...
一行目:今から、二十五年前、正確にいえば、昭和十九年八月に、日本のある場所で、二人の男の子が生まれた。 面白いという話は聞いていたけど、本当に面白かった。 現代でも似たようなトリックを知っていても面白いのだから、発表当時は斬新だったにちがいない。 句読点の打ち方が独特で、西村作品だなぁとしみじみした。
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西村京太郎氏の作品といえば十津川警部シリーズを主としたトラベルミステリーで本格推理というよりは探偵役の活躍を楽しむ作品が多いイメージ。しかし本作は最初にトリックを明かしたうえでの読者への挑戦であり、「そして誰もいなくなった」をモチーフにしたクリスティへの挑戦でもある実直な本格推理...
西村京太郎氏の作品といえば十津川警部シリーズを主としたトラベルミステリーで本格推理というよりは探偵役の活躍を楽しむ作品が多いイメージ。しかし本作は最初にトリックを明かしたうえでの読者への挑戦であり、「そして誰もいなくなった」をモチーフにしたクリスティへの挑戦でもある実直な本格推理小説でした。 読者への挑戦、雪の山荘、二つの事件の二軸構成、ミステリーの興趣な部分がふんだんに用いられ西村氏の傑作という評判に偽りない作品となっています
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⚪︎全485p ⚪︎クローズドサークル ⚪︎「そして誰もいなくなった」を題材とした双子替え玉トリック ⚪︎双子が2組でるところがミソ ⚪︎証拠がなく心理的に追い詰めるラスト ⚪︎サクサク読めて面白い
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西村京太郎って聞いたことはあるが作品を読んだことが無く、母親に借りて読んだ。叙述的な要素もあり、あぁなるほどねってなる。後半が良かった。でもまあほかの作品も見てみようとはならないかな。
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