獣の奏者(4) の商品レビュー
読み終えれて良かった。 でも、ホントにホントに読んでて苦しかった。 読むの止めたくならなかったのは、エリン(とリラン)がどう生きるのかを見届けたかったら。 .......しんどかったよおおおおお!!! 私の理想とするハッピーエンドの姿ではない結末だけど、あとがきを読んだら納得する...
読み終えれて良かった。 でも、ホントにホントに読んでて苦しかった。 読むの止めたくならなかったのは、エリン(とリラン)がどう生きるのかを見届けたかったら。 .......しんどかったよおおおおお!!! 私の理想とするハッピーエンドの姿ではない結末だけど、あとがきを読んだら納得する。 あの結末だからこそ、この物語なんだろうと思う。 .......番外編も買うかー。。。。(しんどいの続くと辛いけどなああああ!! ・3巻の時に引っかかってたジェシとエリンの親子関係が書かれてること、エリン側の気持ちの描写が書かれてることは嬉しかった。 ・エリンの物語だから、セィミヤの思考はあまりハッキリ分からないまま。とはいえ、3巻よりも真王としての自覚をハッキリと見せられた気がする。 かっこよかった。
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ついに完結!王獣が自然の中で自由に生きていけるように…その考えとは裏腹にエリンは大きな運命の渦に巻き込まれていく。 その渦に呑み込まれながらも、国の未来と何よりも夫と息子のジェシのため、エリンはひとりで立ち向かう。 人間の欲に振り回される王獣と闘蛇。色んなことを考えさせられる本で...
ついに完結!王獣が自然の中で自由に生きていけるように…その考えとは裏腹にエリンは大きな運命の渦に巻き込まれていく。 その渦に呑み込まれながらも、国の未来と何よりも夫と息子のジェシのため、エリンはひとりで立ち向かう。 人間の欲に振り回される王獣と闘蛇。色んなことを考えさせられる本でした。 読みながら、リランと我が家の愛犬が何故か重なって、読み終えた後、ギュッと抱きしめてしまった。
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全巻一気読みでした。止まらなかった。超長編でしたがダレることなく最初から最後まで物語に入り込める小説でした。ハラハラするし、ほっこりするし感動するし、本当に楽しめました。 完結編にいたっては、終わるのが寂しすぎてゆっくりとじっくりと読んでしまいました。 今まで読んだ小説のなかでも...
全巻一気読みでした。止まらなかった。超長編でしたがダレることなく最初から最後まで物語に入り込める小説でした。ハラハラするし、ほっこりするし感動するし、本当に楽しめました。 完結編にいたっては、終わるのが寂しすぎてゆっくりとじっくりと読んでしまいました。 今まで読んだ小説のなかでもここまで入り込めたものはないんじゃないかなぁ。読了感もよかった。いい作品に出会えました。
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ものすごく考えられて緻密な計算がされた、物語の世界の完成度がものすごく高い作品です。 気持ちを込めてこのシリーズを読んでいたので、最後は泣いてしまいました。 読書がこんなにも面白いと思ったのは、本当に久しぶりです。
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4.3 色々深く考えさせられるような話でした。 巻が進むにつれどんどん重い話になっていって、読んでで辛かった。
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子を持つ親になってから読んだから、多分昔と全然印象が違う エリンはああなるのが正と思うけど、やっぱりジェシのことを思ってしまうね こう終わらなくちゃいけなかったしみんなそれを思い描いていたけど、やっぱ辛いものは辛い 隠すってのはやっぱいいことないね
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マンガの最終話が作者の中の終わりだったことをあとがきで知った。 そして、その後に本作へと続く物語が拓けたことも知った。 2巻で終わらず、4巻まで読み終えることで、物語が綴じられたと感じいる。 マンガを読み終えた人は、本完結編まで読み終えて欲しい。 切に願います。
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再読。1〜4巻まで、あっという間に読みました。 一度目は、ただただその世界観にドキドキしてのめり込んだけれど、二度目は展開を知っているのでざーっと流しながら。 そうすると、エリンが、ただただ自分の探究心と、『可哀想』といったような感情で動いた結果、こんな大きな災いを起こしてしまったんだよなぁと。 自由に生きれない王獣が可哀想だから、ルールを無視して自分のやりたいように育てる。 王獣と心が通い合うのが嬉しくてそうした結果政治に利用されることになる。 偉い人が襲撃されて可哀想だから王獣使って戦って戦争に使われることになる。 子供が可哀想だからルール違反も放っておいて好き勝手させて危険な目に合わせる。 うーん、結構勝手だな!て面を強く感じてしまった。その行動がこの先何を引き起こすのか、わかってたからだろうなあ。 でもせっかくのルールも何故そういうルールを作ったか、という理由がわからないと、結局もう一度悲劇を繰り返して学ぶしかないってことなんだな。 エリンは扉を開けたけどきちんと次の扉を開いたという意味で世界はひとつ前に進んだのでよかった。 3回目はまた違う視点で読んでみたいです。
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こちらもアツいリクエストのもと、書き下ろす予定のない中で書き下ろされた完結編 ほんとに容赦なく子ども向け一辺倒には書かれない方だよな、上橋先生…色々な意味で…
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※このレビューにはネタバレを含みます
完璧な物語から、それ自体を損なってまで出るものは「その物語であるからの必要」がある。『ゲド戦記』にその先例を知っていたはずなのに、私はなぜかこの『獣の奏者』にそれは当て嵌まらないと、半ば意地のように思っていた。2巻の、リランとエリンの間に束の間こころがかよった(ように感じられた)奇跡こそがすべてだと。けれど、それはエリンーーヒトにとっての救いであって、ヒトに使われる身に落ちてしまった獣への救いではない。そのことが、この4巻を読み進めるにつれて沁みたのだ。まったく私も浅はかだったものだ。「完璧な」、上橋菜穂子さんがあとがきにて語っている「球体のような」物語から出づるものは、「芽」ではないだろうかと、いまはぼんやりながら感じている。
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