獣の奏者(4) の商品レビュー
ついに物語の完結編! 前回出て来たチムルが地味に活躍していて良かったw エリンもイアルもお互いやらなければならない事が山積みで、なかなか息子のジェシにかまってやれない日々を送っていたんですねぇ。 ジェシもそんな親達に迷惑かけまいと頑張っていたんだけどな。 今回はちょっと駆け足...
ついに物語の完結編! 前回出て来たチムルが地味に活躍していて良かったw エリンもイアルもお互いやらなければならない事が山積みで、なかなか息子のジェシにかまってやれない日々を送っていたんですねぇ。 ジェシもそんな親達に迷惑かけまいと頑張っていたんだけどな。 今回はちょっと駆け足気味な感じがした。 エリン達の親としてジェシのために頑張ってる事がジェシを中々かまってあげられない状態につながってしまっているジレンマ、王獣を自由にしてあげたいと思いながらも戦場で意のままに操れるようにするための訓練を続けている葛藤それらに伴う心身の疲労。 前半はそこに重点を置いているような感じ。 で、まだまだ訓練と探究の日々が続くかと思いきや、中盤から事態が急展開。 あれよあれよという間に終焉に向かって進み始めます。 この家族は、この国の行く末はどうなってしまうのか・・・ 涙無くしては読めないかもしれない?
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シリーズ最終巻。面白かったと、ただ純粋に思えたのは久しぶりだな。続きが読みたくて、時々涙が浮かぶ、そういう話だ。 2015/7/2
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[第1刷]2012年8月10日 情景が目の前に広がる。 終始物語の世界に引き込まれた。 争いに善悪・正誤などない。
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とどめておくことはできなくとも、この幸せな時は、たしかにいま、ここにあった。 いくつになっても探究心を失わぬこの師が、エリンは大好きだった。 ただの続編ではありませんでした。 エリンとイアルの苦悩、ジェシの思い、いろんなものが伝わってきて、何回泣いたか分かりません。 あの結末は...
とどめておくことはできなくとも、この幸せな時は、たしかにいま、ここにあった。 いくつになっても探究心を失わぬこの師が、エリンは大好きだった。 ただの続編ではありませんでした。 エリンとイアルの苦悩、ジェシの思い、いろんなものが伝わってきて、何回泣いたか分かりません。 あの結末は納得できるものだったけれど、願わくばイアルとジェシと穏やかに暮らす日々をエリンに味あわせてあげたかった。
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ついに終わってしまった。 エリン、リランにもう会えないと思うと本当に寂しい。 ラストは、これ以外の終わり方はなかったのだと思うけど、それでも切なく、やるせなく涙が止まらなかった。 ひたむきなエリン。とても好きでした。
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涙が出てしょうがなかった。 人間を含めた生き物の仕組みに真摯に向き合った物語だと感じた。 上橋さんの言葉は不思議。言葉に過ぎないはずなんだけれども、手触りや匂いがある。 母を助けに飛び込んだ闘蛇の沼、そのときの皮膚の感触や、お弁当に出された猪の香ばしいにおい、渓谷の身を切るような...
涙が出てしょうがなかった。 人間を含めた生き物の仕組みに真摯に向き合った物語だと感じた。 上橋さんの言葉は不思議。言葉に過ぎないはずなんだけれども、手触りや匂いがある。 母を助けに飛び込んだ闘蛇の沼、そのときの皮膚の感触や、お弁当に出された猪の香ばしいにおい、渓谷の身を切るような寒さ、そういったものがリアルに想像できる。見たこともない情景を懐かしいと思ってしまう。 本を閉じて、エリンという人の一生を思ったとき、苦しみの中に微かに光る希望が見えてくる。 幼いエリンの母への思い、母からエリンに受け継がれたもの、ジョウンが与えてくれた日々、リランとの絆、イアルと出会い育まれたもの、そしてエリンからジェシに受け継がれたもの…命の根源にあるのは愛なんだと、そう思わせてくれる物語だと思う。
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ついに完結してしまった。 本当に壮大で、命、利益、戦、体面、いろいろなものを深く問いかけられた物語だった。 2巻で感じた、風に巻き上げられたような肌が鳥肌が立ちドキドキするようなラストではなかったものの、凪いだ風に心が洗われるような、静かな涙が止まらなかった。 非常に読みやすく心...
ついに完結してしまった。 本当に壮大で、命、利益、戦、体面、いろいろなものを深く問いかけられた物語だった。 2巻で感じた、風に巻き上げられたような肌が鳥肌が立ちドキドキするようなラストではなかったものの、凪いだ風に心が洗われるような、静かな涙が止まらなかった。 非常に読みやすく心に響く言葉と共に、漠然としたざわつきを胸に感じ、夢中で読んだこの4冊。 読み進めるにつれ私も物語の一部になったような気持ちになり、物語が終わってしまって、もうエリンやイアン、リラン達に会えないのだと思うと虚無感すら感じている。 エリンの存在によって災厄は繰り返されてしまったが、またエリンの存在によってそれに終止符をうち、彼女の家族と王獣が柵から解き放たれ、国もあり方も根本から改められていくような、そんな希望が見られたラストで、これで良かったんだと、素直に感じられた。
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獣の奏者シリーズ四巻読み終わりました。物語が壮大過ぎて、もっとこの世界に浸りたいです。現実にエリンがいない事が寂しいくらいこの物語の虜でした。エリンの気持ちを考えても、ジェシの気持ちを考えても辛い、泣けます。これ以上書いたらネタバレになりそうなので、止めます。読書メーターを始めな...
獣の奏者シリーズ四巻読み終わりました。物語が壮大過ぎて、もっとこの世界に浸りたいです。現実にエリンがいない事が寂しいくらいこの物語の虜でした。エリンの気持ちを考えても、ジェシの気持ちを考えても辛い、泣けます。これ以上書いたらネタバレになりそうなので、止めます。読書メーターを始めなければ、この本に出会うことがなかったと思います。この本、エリン家族や他の登場人物に会えて幸せです。 少し余韻に浸り、外伝を読もうと思います。
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遂に完結。太古の悲劇は繰り返されたが、秘することなく、後世に語り継がれることとなる。 悲劇は、あと一歩というところで防げなかった。もう少し早く、伝承の継承者が来ていれば・・・。しかし、こうしたことは、物語だけでなく歴史の中にも溢れており、現実もこうしたものだろう。 物語の中の究極...
遂に完結。太古の悲劇は繰り返されたが、秘することなく、後世に語り継がれることとなる。 悲劇は、あと一歩というところで防げなかった。もう少し早く、伝承の継承者が来ていれば・・・。しかし、こうしたことは、物語だけでなく歴史の中にも溢れており、現実もこうしたものだろう。 物語の中の究極兵器である闘蛇と王獣。密かに開発され、実践で使うことに躊躇しつつ使われ、破滅を招く。今の世の核兵器を思い起こさせる。
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良かったー!!2巻で終わっていたはずの話が、予め用意されていたのかと思うくらい3巻4巻へと繋がって、最後の最後はもう涙が止まらず( ; ; )悲しい最後だけど読後感はすごく良かった。何年かしたらまた再読したいと思います。
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