晴れときどき涙雨 の商品レビュー
大好きな作品を書いてくれている髙田郁さんの、漫画原作者時代のエッセイをまとめたもの。 彼女の作品に出てくる、まじめで、深い思いやりがあり、気高さを感じるヒロインがそこにいるように感じられた。 読者からの手紙に答えたように、自分もあなたの思いが届きましたよと伝えたい。 そして同様に...
大好きな作品を書いてくれている髙田郁さんの、漫画原作者時代のエッセイをまとめたもの。 彼女の作品に出てくる、まじめで、深い思いやりがあり、気高さを感じるヒロインがそこにいるように感じられた。 読者からの手紙に答えたように、自分もあなたの思いが届きましたよと伝えたい。 そして同様に「出来るならばこう言い添えたい。 あなたのことを思い出す度に、その幸せを祈っています。私に何が出来るわけでもないけれど、それでもあなたの幸せを心から祈っています。」 また、理学療法士への感謝についても、同様の感想を友人から聞いたばかりだったので、尊い仕事だなと思えたし、その仕事を始めたばかりの家族にもそうであってくれたらなと思った。 山本周五郎作品、読もうと思う。
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司法試験への挑戦や、大地震の被災、自身の交通事故、四十代になってからの小説家への転向の話もあり…昨今よくある、ひとつのテーマに関しての感じ方や意見を書くのではなく、人生の出来事を切り取っている日記や伝記のような一作。 読む前は「みをつくし〜」シリーズの著者、というイメージしかなかったけど、他者への思いやりや優しさに満ちた人間性がなにげない思考の端々から伝わってきて、俗な言い方だけどかのシリーズが“売れて”よかった、と思った。やりたいと思って志したことが形になって、つまりお金になってよかった。他人から親切にされるのはきっと著者自身がそういう人物だからなのだと思う。
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「みをつくし料理帖」や「あきない世傳」シリーズの作者のそれらのシリーズが生まれる前の漫画原作者時代のエッセイ集。10年前に出てるのは知ってたけど読んでなかったのに気づいて読んでみた。この方ってそういう方やったんや。関西人でうちの連れ合いとタメだったんだ。知らなかった・・・ 阪神淡...
「みをつくし料理帖」や「あきない世傳」シリーズの作者のそれらのシリーズが生まれる前の漫画原作者時代のエッセイ集。10年前に出てるのは知ってたけど読んでなかったのに気づいて読んでみた。この方ってそういう方やったんや。関西人でうちの連れ合いとタメだったんだ。知らなかった・・・ 阪神淡路大震災で、大変だったのね
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高田郁さんの誠実さ 気付くことの出来る人 ステキです いろいろやって来られたんですね みんな高田郁さんを作ってると感じました 高田郁さんの本には人と人との絆 人情は必要 素晴らしいといつも感じさせられます おいおい泣いたことも 「通りすがりの神様」良い言葉ですね 「誰しもいつも...
高田郁さんの誠実さ 気付くことの出来る人 ステキです いろいろやって来られたんですね みんな高田郁さんを作ってると感じました 高田郁さんの本には人と人との絆 人情は必要 素晴らしいといつも感じさせられます おいおい泣いたことも 「通りすがりの神様」良い言葉ですね 「誰しもいつも必ず あちらへ旅立つ時が来る 父に再会した時に喜んでもらえるように 楽しいお土産話をたくさん持って行こう そのために毎日を丁寧に 心豊かに生きていこうね」 「被災地にとっての明日が 今日よりも良い日になりますように」 多くの本に出会い 生きにくさを軽減してもらいました ちりちりと焼けるような焦燥感や 底知れぬ悲しみを覚えた時も 本の中の一文に救われたことがあります ともすれば自己否定に走りがちな屈折した心に しっとりと寄り添ってくれたのもまた 本だったのです この文章栞にコピーして 病気の友達に本を贈りたいと思います ありがとうございました
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素敵です、文章が。 身を尽くしと商い正伝を読んだ私に、これらが生まれるまでの苦しみと苦労がよくわかった。ますますファンになった。
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みおつくし料理帖、あきない正傳、などなど、読める幸せを感じておりますよ、高田さん。 面白かったのが「よろしおあがり」。 関西ではそう言うんですね。 東京出身なので「お粗末さま」だった私には何とも新鮮。
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まさに、高田郁ができるまでのお話でした。彼女の頑張りを見ていると、本当に自分もまだまだ頑張れると感じてきます。こうやってできた高田さんだからこそあのみをつくしシリーズが書けるのですね。シリーズは辛い時期を迎えていますが澪もきっと自分を作っている時なのでしょう。どうかお身体を大切に...
まさに、高田郁ができるまでのお話でした。彼女の頑張りを見ていると、本当に自分もまだまだ頑張れると感じてきます。こうやってできた高田さんだからこそあのみをつくしシリーズが書けるのですね。シリーズは辛い時期を迎えていますが澪もきっと自分を作っている時なのでしょう。どうかお身体を大切にご無理なさらず彼女のスタンスでこれからも続けていってほしいです。高田郁を、作品を、これからも全力で応援していきます。
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心がほっこりするお話ばかりで、「みをつくし・・」の作家さんらしい、優しい文章です。 沢山の出会いがあって、沢山の試練があって、それを自分の中で受け止めて育んでいるような、そんな高田さんに、私も出会った気がします。
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「みおつくし料理帖」の作者のエッセイだったので、気になって手にとった。 あの様な素敵な作品を描かれる作者は、やっぱり日々色々な事に感謝しながら生活しているのだな、と感じられた。しかも主人公の澪同様に、色んな困難に立ち向かっている。 でも、ちょっと優等生すぎるのかなぁ、と思ってし...
「みおつくし料理帖」の作者のエッセイだったので、気になって手にとった。 あの様な素敵な作品を描かれる作者は、やっぱり日々色々な事に感謝しながら生活しているのだな、と感じられた。しかも主人公の澪同様に、色んな困難に立ち向かっている。 でも、ちょっと優等生すぎるのかなぁ、と思ってしまう。毒気が全く無く、きっとこれが作者の人柄なんだな。 2017.5.7…18
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高田郁さんの今までの人生や考え方がわかるエッセイ。いじめに震災、眼の病気や交通事故などいろんな困難を乗り越えてきたからこそ、澪ちゃんみたいな、どんな困難も乗り越えていく芯の強い主人公が生まれたのかな。高田郁さんのエッセイを読むととっても温かい気持ちになれる。人柄の良さが文章に滲み...
高田郁さんの今までの人生や考え方がわかるエッセイ。いじめに震災、眼の病気や交通事故などいろんな困難を乗り越えてきたからこそ、澪ちゃんみたいな、どんな困難も乗り越えていく芯の強い主人公が生まれたのかな。高田郁さんのエッセイを読むととっても温かい気持ちになれる。人柄の良さが文章に滲み出ている。みをつくしシリーズ、読み返したいな。
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