キシャツー の商品レビュー
う~ん。皆いい人で、特に盛り上がりもない。それでも最後まで読めたけど・・・。 この作者、時々こういうのあるよねって感じ。
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北海道の小さな街の高校生の夏休みの数日の出来事。 私も「キシャツー」だった。 電車だけど汽車って言ってた。 半分の、そのまた半分の「何も決めないで、適当に生きてる」大人(私を含む)へ ノスタルジー満載なこの一冊を夏の課題図書に推薦したい。 はるかちゃんが魅力的。 彼女と紗絵...
北海道の小さな街の高校生の夏休みの数日の出来事。 私も「キシャツー」だった。 電車だけど汽車って言ってた。 半分の、そのまた半分の「何も決めないで、適当に生きてる」大人(私を含む)へ ノスタルジー満載なこの一冊を夏の課題図書に推薦したい。 はるかちゃんが魅力的。 彼女と紗絵以外の描写が薄いのが残念。 サダヲの名が出てビックリ。 【図書館・初読・8/27読了】
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いやー良かったですよ。 ちょっと自分が高校生の頃の田舎の素朴さを感じましたね。 最後にもうちょっと・・・欲しかったですね。
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小路作品らしい青春ストーリーです。 少し軽めかも知れないですが。 同時期に同氏の作品(話虫干)を平行で読んでいたのでギャップが凄かったです(汗)。
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タイトルは「汽車通学」の意。北海道のとある町を舞台にした、高校生版男女7人夏物語、ただし恋愛要素は希薄、みたいな(笑。とにもかくにも気持ちのいいお話です。夏の北海道を汽車で旅したくなりました。
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+++ うちらは、電車通学のことを、キシャツー、って言う。部活に通う夏休み、車窓から、海辺の真っ赤なテントに住む男子を見つけて……微炭酸のようにじんわり広がる、それぞれの成長物語。 +++ 傍目にはとても恵まれていたり、優等生だったり、明るく元気いっぱいに見えていても、近づいて...
+++ うちらは、電車通学のことを、キシャツー、って言う。部活に通う夏休み、車窓から、海辺の真っ赤なテントに住む男子を見つけて……微炭酸のようにじんわり広がる、それぞれの成長物語。 +++ 傍目にはとても恵まれていたり、優等生だったり、明るく元気いっぱいに見えていても、近づいて深く知ればそれだけではないこともわかる。誰しも、足りないもの、欠けている部分、屈託を抱えているものである。それでも、それをわかり合いつつ、欠けた部分を補うように互いを思いやり、仲好く愉しく高校生活を送っている。そんなある夏休みの物語である。そのたった数日の短い期間に、赤いテントの少年を交えて、ぎゅっと濃い何かが詰まっている。それぞれがこの先生きていくために大切な何かが。いまは何も見つからなくても、考え続けることが大切なのだと思わされる一冊である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
海沿いの線路を走る一両編成の電車に乗って通学する高校生たち。乗るのは電車なのに、昔ながらの呼び方「汽車通学(キシャツー)」が似合う通学風景だ。 北国の短い夏を背景に、地方の高校生と都会からやってきた同年代の男の子との交流が、新たなドラマと出会いを生み出していく、、、 ぶらりと田舎町に入り込んできた一人のキャンパーの男の子が触媒となって、同世代の高校生たちに小さな化学反応が引き起こされていく。その物語を4人の主要な登場人物の視点から交互に語る青春群像ドラマ。 繰り返される会話の前後に差し挟まれる一人ひとりの内面描写は、小説というよりは、ドラマの台本を思わせる内容。 連載物の常ながら、最後の詰めが急すぎてやや惜しまれる。
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事情が複雑な高校生達のお話。期待に違わずって感じで良かったっす。爽やかな気持ちによってなれます。 本筋ではないけれど、作品の中で美人女子高生が、本を読まない 性格がいい女子高生に語った言葉「小説読んでいたら寝ちゃう人は文字を読んでいるから。 言葉を読むのよ。言葉を読んでその情景...
事情が複雑な高校生達のお話。期待に違わずって感じで良かったっす。爽やかな気持ちによってなれます。 本筋ではないけれど、作品の中で美人女子高生が、本を読まない 性格がいい女子高生に語った言葉「小説読んでいたら寝ちゃう人は文字を読んでいるから。 言葉を読むのよ。言葉を読んでその情景を思い浮かべるの。そうすればマンガを読むみたいに小説が読めるようになる。」 ってセリフに思わず「そうだよね」って思いました。
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【目次】赤いテントに、サックス(山田はるか)/知らない町に、ひとり(宮谷光太郎)/東京から来た、男の子(野島紗絵)/東京が運んできた、風(酒井良夫)/白いシャツと、お花(山田はるか)/知らない町の、姉さん(宮谷光太郎)/東京で暮らしてきた、女の人(野島紗絵)/東京へ帰る、友達(酒...
【目次】赤いテントに、サックス(山田はるか)/知らない町に、ひとり(宮谷光太郎)/東京から来た、男の子(野島紗絵)/東京が運んできた、風(酒井良夫)/白いシャツと、お花(山田はるか)/知らない町の、姉さん(宮谷光太郎)/東京で暮らしてきた、女の人(野島紗絵)/東京へ帰る、友達(酒井良夫)/白いシャツと、キシャツー(山田はるか)/あの日の、キシャツー(宮谷光太郎)
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