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マグダラで眠れ(Ⅰ) の商品レビュー

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39件のお客様レビュー

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2024/07/06

8巻まで刊行。8巻目で一区切り終了しているけど、まだ完結では無いと著書が言っている。 中世ヨーロッパ風の世界は私達の世界とは違うのだろうけど、重なるところが多くて不思議な感じ。だからか話の中で出てきた"カラクリ"が『狼と香辛料』より理解出来た。それはなんとなく...

8巻まで刊行。8巻目で一区切り終了しているけど、まだ完結では無いと著書が言っている。 中世ヨーロッパ風の世界は私達の世界とは違うのだろうけど、重なるところが多くて不思議な感じ。だからか話の中で出てきた"カラクリ"が『狼と香辛料』より理解出来た。それはなんとなく知識に有る"物質"や化学変化が中心だったからかも。あと十字軍とか科学暗黒時代とかが設定ネタになっているのも分かりやすい要因。 ウル・フェネシスことウルちゃんが可愛い。4巻の包囲網強行突破戦のウルちゃんに身震いする。ラノベ史上屈指の名場面。 これで完結でないとしたら、もしかしたら、この先ホロ達と出会うことがあるのかも

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2021/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

良くも悪くも、狼と香辛料と似ている。狼と香辛料ではヒロイン(ホロ)が主人公(ロレンス)と比べて頭が良かったが、その頭脳の部分を主人公(フェネシス)に移したようなもん。あとは、主題が経済学から冶金に変わっている。 序盤だからか話はあまり進まなかったが、最後にかけての展開は引き込まれるものがあり、さすがの一言。 残念な点は、1、恋愛的な駆け引きがなくなった(ロレンスとホロの恋愛駆け引き的なものが無い)、2、冶金のネタが経済学のネタに比べて残念(作者の専門性があるのだろうが)。

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2018/05/27

錬金術士は実際には研究者であるという視点が、現実感を感じさせて面白かった。最初の登場で感じたよりもクースラの凄腕さがあまり感じられない展開も、現実的な泥臭さが感じられて、悪く言えば頼りない、よく言えば日々の努力の積み重ねの上に築き上げられた実力といったところか。ウェランドの要領よ...

錬金術士は実際には研究者であるという視点が、現実感を感じさせて面白かった。最初の登場で感じたよりもクースラの凄腕さがあまり感じられない展開も、現実的な泥臭さが感じられて、悪く言えば頼りない、よく言えば日々の努力の積み重ねの上に築き上げられた実力といったところか。ウェランドの要領よい立ち回りと、クースラの真面目さというか要領の悪さの対比が面白いというか、クースラ視点で読んでいる時のストレスの元(?)にもなっていて、それが話の展開を余計に気にさせている気がする。

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2015/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん、結局ケモミミだなんて、なんか、そっから離れようよとか言いたくなるのですが、まあ、それはあまり重要じゃない、んだろうな。 もし、十分に下準備ができていたなら、狼と香辛料の中にも入っていたかもしれない要素を、別のストーリーでということらしく、ネリ金術の話と。精錬という作業は、不純物を除くと言えばわかったような気になるけれど、根本的な困難というのは、鉱石のほとんどは金属の酸化物である中、これを還元してやらなきゃならないってところにあって、故に、目的の金属よりも酸素にくっついてくれそうな何かを常に必要とするわけですが、何しろ、大気中に酸素ってのは山ほどあるんで、酸素とくっつきやすいようなものは既にくっついているというのが「神の摂理」だよなぁ、なんて思ったり。 (そう、だから後書きで、「あれは亜鉛じゃなくて酸化物なんだ」という趣旨のことを言ってるのは、ここで話してる錬成の程度は「まだまだだね」ってなことだったり) まあ、でも、蒸留も錬金術的には重要な要素なんだろうなと思うのは、eau de vie(つまり、ブランデーとか)にしろ、アクアヴィットという語にしろ、usquebaughという語にしろ、「生命の水」ってな命名の仕方ってのは、優れて「賢者の石」的な趣を感じさせているからですね。 (あれ?本編と関係ねえや)

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2014/02/17

「狼と香辛料」の支倉凍砂の2作目。 この人の中世ヨーロッパ風世界観は割と好きです。 世界史や化学に詳しければ、もっと楽しめるのかなぁ…?と思うのですが。 真っ白な修道女は「とある魔術」シリーズみたいですね(こちらは未読ですが)。 幼いところも似てますが、性格は違うかな。 前作の...

「狼と香辛料」の支倉凍砂の2作目。 この人の中世ヨーロッパ風世界観は割と好きです。 世界史や化学に詳しければ、もっと楽しめるのかなぁ…?と思うのですが。 真っ白な修道女は「とある魔術」シリーズみたいですね(こちらは未読ですが)。 幼いところも似てますが、性格は違うかな。 前作の画風よりも、この作品の画風の方が私の好みなんですが、細かい部分で文章と違ってたりするのが気になる…なんて(苦笑)。 カラー挿絵のところは、書いてある文章と違う場面だよなぁ…なんて思うのですが、私だけ? また、続きが読みたいです。

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2014/02/15

火薬でも発見したかと。 中世風の世界を強調するかのように、史実の出来事の名前置き換えをやってる作品。少しだけファンタジー。 その少しだけファンタジーの部分がラストの大きなネタになってはいるが。 うむ。ちょっと2巻以降も読んでみようと思った。

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2013/11/14
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タイトルが印象的に山場の決め台詞になっていて、ぐっときた。 主人公たちの一筋縄でいかないところや、作り込まれた世界観が魅力的。 今後も期待。

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2013/08/21

錬金術師クースラと白い修道女フェネシスが紡ぐお話です。 狼と香辛料の作者ということで、何気なく手にとって読んでみました。 やはり下調べがきっちりされているので、読んでいて面白いです。 前作は経済の話が入ってきてたけど、今作は錬金術のお話が入ってます。 調べ方がきっちりしていて...

錬金術師クースラと白い修道女フェネシスが紡ぐお話です。 狼と香辛料の作者ということで、何気なく手にとって読んでみました。 やはり下調べがきっちりされているので、読んでいて面白いです。 前作は経済の話が入ってきてたけど、今作は錬金術のお話が入ってます。 調べ方がきっちりしていて、世界感に違和感なく馴染んでます。 下調べがきちんとされていると、 物語が濃くなるし読んでいて引き込まれるなーと改めて思った作品です。 続きがきになりますね。

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2013/06/24

設定が気になってなんとなく購入。 狼と香辛料は一巻だけ読んでいます。 『異端』と疎まれ、蔑まれながら、自分の夢『マグダラ』の為に命を掛ける錬金術師たちのお話。 世界観はとても好きなのですが、状況がわかりにくいところも多々あります。 一から十まで説明しない、というのが魅力の一つだ...

設定が気になってなんとなく購入。 狼と香辛料は一巻だけ読んでいます。 『異端』と疎まれ、蔑まれながら、自分の夢『マグダラ』の為に命を掛ける錬金術師たちのお話。 世界観はとても好きなのですが、状況がわかりにくいところも多々あります。 一から十まで説明しない、というのが魅力の一つだとは思うのですが、登場人物たちと、自分の立場や価値観が違いすぎて理解が追いつかない、のだと思います。 主人公も好き嫌いが分かれそうな雰囲気。個人的にはクースラもウェランドも近くにはいて欲しくないタイプだなとは思いますが好きですし(笑)ヒロインのフェネシスも嫌味がなくて可愛いと思います。 ただ、一人も『善人』がいないのがリアルですが、荒みます(笑) しかし、硬派で埃っぽい、『綺麗じゃない』世界観は読み応えがあります。 冶金の工程や工房の描写はわくわくします。 人を選びそうな気がしますが、地味だけど骨太の物語を読みたい、という時には最適かと。 挿絵のライトさがむしろ浮いている気がするほど、硬いです(笑) 続きも読んでみようと思います。

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2013/02/04

第1巻を読破。 この方の前シリーズ「狼と香辛料」は読んだことはなくて。 今回は新作ということで手に取り、冒頭数ページとあらすじを読んで買ってみました。 イラストも私好みでしたし。 で、おもしろかったですー(*´▽`) 途中までは「おいおい、なんだこのイカレた連中」とか思...

第1巻を読破。 この方の前シリーズ「狼と香辛料」は読んだことはなくて。 今回は新作ということで手に取り、冒頭数ページとあらすじを読んで買ってみました。 イラストも私好みでしたし。 で、おもしろかったですー(*´▽`) 途中までは「おいおい、なんだこのイカレた連中」とか思っていたのですが、読み進めていくうちに夢中になってしまいました。 〈眠らない錬金術師〉と呼ばれるクースラと、真っ白い修道女フェネシス。 利用しようとする者と監視する者。 最初は錬金術師に対して偏見と恐怖心を持っていたフェネシスだけれど、なぜか冶金の手伝いをさせられるようになって。 というか、本当によくだまされる女の子だww そしてウェランドの術中にハマっていきそうで、クースラもさぞかしおもしろくないだろうなあ。 なんかそういう子どもっぽいところとか、ついほだされそうになりますね。 けれど彼ら錬金術師の素行がね(;^-^) 毒殺やら暗殺やら不穏すぎる。 苦笑 実際に殺っちゃったのかは不明ですけれど。 恋人だったはずの女性を目の前で殺されたクースラ。 けれど彼は恋人を失って悲しいと思うよりも、解体されていくかつての人であったモノを見て、鉄の精錬方法を考えていて。 自分の目的(夢、もしくはマグダラ)のためには、神への冒涜もモラルもひょいっと飛び越えてしまう人間。 それが錬金術師。 読んでいて、そして読み終わったあとこう思いました。 「こいつら、本当にばかだなあ……」と。 決して馬鹿にしているわけではなくて。 うらやましいとか、そういうプラスな意味。 ああ、うん、これだな。 頭のいいバカ。 そんな感じです。 素行不良はちと困るけれど、正直うらやましいと思ったりもしました。 笑 そういえば、クースラは〈眠らない錬金術師〉と言われているけれど、本当なのかしらん? 確かに寝ているシーンとか、睡魔に襲われているシーンはなかったけれども。 ただの二つ名なんだろうでしょうけれど。 苦笑 さて、おもしろかったので第2巻も買おうと思います。 次はどんな事件が起きるのか楽しみです。

Posted byブクログ