サラダ好きのライオン の商品レビュー

村上春樹【文】,大橋歩【画】

2013/12/28

村上春樹が雑誌「アンアン」に連載されたエッセイ1年分約50本を集めたエッセイ集。『村上ラヂオ』『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』に続く3編目。肩の力が抜けた感じで心地よい。音楽や文芸などに絡めたちょっとした話が多く、さらっと読める。村上春樹の真骨頂は別のところにあると思っているのだが、こういうのを書くのもうまいな。

2013/12/07

村上春樹のエッセイ、気楽で、なんか好き。
anan連載だけど、私が読んでも違和感のない内容

普通はエッセイってばーっと読み飛ばすのだが
ついついメモしてしまう
一か月分のエッセイを月一で渡していたそう

13　ベルリオーズと忘れる努力
21　愛は消えても親切は残る
22　木を植える、闘牛をする、本を書く、息子を作る＝人が真の男になるため
　※ヘミングウェイ

24　牛、角を切ると危ない。追われたときに額と壁の間で体つぶされる
32　サン･ピエールの生命
40　裁判はタイヘン、被告性だけには座らないように、と思う

42　スーパーサラダの謎。soup or salad
45　マウイ・オニオン、美味しい
50　ダークスター・サファリ、面白い

58　通勤と会議がないのは小説家のメリット
98　夏のシーンの蝉の音。輸出では消す。再生装置の故障と思う人多し
100　蝉はバグ。送電線故障？怖かったと北部米国人

106　弦楽四重奏団、腕、志向性、相性がなかなか揃わない。あと生活の手立て必要　
116　バスタオル巻き乾燥術
120　木山捷平詩集。秋をけりけり

126　自分の体で実験したい
179　貧乏そう。寿司屋、金払える？と最初思われる
184　伝令、ギリシャでは足で走る。馬だと目立ちすぎる

185　セネカ、ランニング好き。脂肪を落とすと知的活動さかん　
193　嫌な死に方。貴族たち寝かせて床乗せて上で宴会、チンギスハン

同時期に佐野洋子のエッセイを読んでいたのだが
そっちはちょっと私には合わなかった
半分まで読んで図書館に返却

2013/12/06

20131206.２年間のanan連載終了。色んなこと教えてくれるし、キャパが広いなー。音楽、猫、野菜。私も大好き。

2013/12/05

村上春樹のエッセイが好き。もちろん中長編は大好きで欠かさず読んでるけど、さあ読むぞーっと気合いを入れてからページを捲ってる。エッセイは180度反対で、今日はリラックスしたい！っていう時に手に取ってる。

2013/11/25

さすがにエッセイは分かりやすい。ananに連載していたもの。つーか、ananの連載、これで終わりなんだって。あれ、終わってたっけ。残念。2年間だったそうだ。最初の連載を受ける前には50くらいトピックを貯めてからにする、というのが印象的。すごい。この絵もいいんだよねー。版画だそうだ。

2013/10/30

しんせつな文章
村上さんは読書家で経験豊富で博学なひとだけど
読者に自分がいかに物知りなのか、読書家なのか決して誇張したりはしない。
若い読者に親切にわかりやすく、でもところどころに
そうそう、こんな話もあるんだよ～。
ってぽんっと話を披露してくれる。
何も知らない私のような読者でも、こういう本があるんだ、こういう考え方があるんだ、この本読んでみたいな、と思わせてくれる。
まるで村上さんとカフェで雑談させてもらえたように、楽しくていつの間にか時間があっという間に過ぎちゃった感じ。
また村上さんのエッセイ読みたいな

2013/10/11

やっぱり村上さんの書くエッセイは好きだなぁ。
自然なぼやきというか、つぶやきが共感できたり、
そんな発想があるのか！と小さく驚いたり、
気を張って読まなくていいから面白い。

2013/08/07

サラダ好きのライオン　というタイトルに何の疑問も違和感も感じなかったのは
作者が村上春樹さん故でしょうか

共感できるポイントがたくさんありました
知りません、わかりませんと言えることは確かにとてもラク
千人の前よりも少人数の前で話すほうが緊張するのは
対話が苦手だからでしょうか？だから無口？

私は対話が苦手だけれど大人数前でのプレゼンはそんなに苦手ではなく
それは人が人でなく、ただの数になってしまうからかな～と思っています

2013/07/27

村上春樹さんのエッセイです、サブタイトルが村上ラヂオ3で５０話くらいの短い文章です。(ラジオがラヂオになっているのもいいです) 朝電車でパラパラと読んだり、寝る前に2話くらい「ニヤニヤ」して読みました。ラヂオの深夜放送の様に楽しめます、女性誌に連載した文章なので上品に仕上げてありパンチは在りません。

2013/06/30

大切にじっくりと読んできた本
小説は時代と共に変わったが、エッセイの調子は昔から全く変わらず
安心して読める
次は来年かな？