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夢より短い旅の果て の商品レビュー

3.3

47件のお客様レビュー

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2013/01/05

 氷見線に乗って、景色をみたくなった。  列車に乗って旅をする話なので、様々な人との出会いがあり、それは面白いのだが、物語のもととなるなぞときがなかなか進展しない。せっかちの私はいらいらしてしまう。話はまだまだ続くみたいですがいつになったら解決するのかと思ってしまう。解決するより...

 氷見線に乗って、景色をみたくなった。  列車に乗って旅をする話なので、様々な人との出会いがあり、それは面白いのだが、物語のもととなるなぞときがなかなか進展しない。せっかちの私はいらいらしてしまう。話はまだまだ続くみたいですがいつになったら解決するのかと思ってしまう。解決するより、自分の生き方を見つける方にいってしまうかもしれない。

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2012/12/02

汽車の旅、しかもローカル線に乗って旅するのも良いなと思う。 ローカル線に乗って見つけるものはなんだろう。 旅は帰ってくるから旅であって、帰ってこない旅は放浪だ。 確かにそうだ。 帰る場所があって、戻る生活があって、だから旅を楽しめるのだろう。

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2012/12/02

この前は熱く野球への愛を語っていたかと思ったら、今度は鉄道だ。作者の鉄道への思いがひしひしと伝わってきて、旅に出たいなあという思いにかられる。

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2012/11/19

どうしても入りたかった大学は、偏差値が低いために両親から大反対に。 なので、その大学と交流のある大学に入学し ひたすらに部員になるように頑張るそのわけは…。 連続短編集で、鉄道が好きな人や旅行が好きな人はいいかも、です。 鉄道で旅をする同好会。 三半規管が弱い人達には、無理な同...

どうしても入りたかった大学は、偏差値が低いために両親から大反対に。 なので、その大学と交流のある大学に入学し ひたすらに部員になるように頑張るそのわけは…。 連続短編集で、鉄道が好きな人や旅行が好きな人はいいかも、です。 鉄道で旅をする同好会。 三半規管が弱い人達には、無理な同好会です。 やっともぐりこみ、目的への足がかりを手に入れた彼女。 徐々にその理由が明かされるのも楽しかったですが 鉄道の存在も面白かったです。 こんなに短いのがあるのか、という驚きや 違う線に出るようなものがある、とか。 確かに、都市に行かないと電車とは使わないものです。 時間にならないとこないような、しかも目的地近くまで 連れて行ってくれるわけでもないものですし。 地方は、ただまっすぐに走ってるだけですから。 最後には、ようやく『女性』の謎も解けました。 とりあえず、その上司は殴り倒してもいいと思います。

Posted byブクログ

2012/10/01

四十九院香澄は”鉄道旅同好会に”入会する。鉄道に興味がなかったが、彼女は同好会に絶対に入らなければならない理由があった。一つに路線、一つの駅に集う多くに人々、様々な人生と交錯する中彼女自身も自分のレールを敷きはじめる。 学生時代に青春18きっぷで日本を縦断した旅を思い出しながら...

四十九院香澄は”鉄道旅同好会に”入会する。鉄道に興味がなかったが、彼女は同好会に絶対に入らなければならない理由があった。一つに路線、一つの駅に集う多くに人々、様々な人生と交錯する中彼女自身も自分のレールを敷きはじめる。 学生時代に青春18きっぷで日本を縦断した旅を思い出しながら読んだ。私も鉄子だったんだわ。

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2012/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作品は、文壇きっての(?)鉄道好きの著者による、ロマンあふれる鉄道旅へのオマージュだ。そんな自分の姿が投影された本作品は、いわばロマンチック・レール・ミステリと分類できようか。 一人の若い女の子・香澄が、失踪した初恋の男性の行方を探すためだけに、一大決心して東京の大学に入学するというくだりから話がスタートする。 目的どおり、失踪した相手・園部高之の所属していた西神奈川大学の鉄道旅同好会に近づいた香澄だが、他大学所属のため、正式な会員登録のために、一人きりでの鉄道旅の取材を命じられる。 向かった先は、近い上に全線全駅下車が簡単な「こどもの国線」。身近でありながら、それこそトリビアじみた鉄道話が次々と登場する展開に驚く、、、 合計8話の連続した作品で構成されているが、いずれも何らかの形で鉄道旅をするという構成。その中で披露されるのが、サービス精神溢れる鉄道ファンへの賛辞。 人探しの糸口を見つけるべく奮闘する香澄に、次から次へとさまざまな形で鉄道旅の魅力を説き続ける「鉄オタ」の先輩たちが優しい。そこで紹介されるコアな鉄道ファンの有り方に仰天。 「撮り鉄」、「乗り鉄」、「鈍行マニア」「廃線マニア」、「時刻表マニア」、「車両マニア」、「駅マニア」、「列車グッズマニア」、「駅弁マニア」などなど。駅マニアが高じて秘境駅マニアに変化する人もいれば、乗り鉄が高じて「日本国内全線全駅下車」を目指す人々も、、、 そんなマニアの姿を紹介しながら、乗車している路線の魅力を伝える作品群がユニーク。 東日本大震災前の常磐線で仙台に向かう香澄の姿を描写しながらこの作品は終わるのだけれど、まだまだ人探しは続く気配。この先は東北を中心にした続編で展開されるとの予告があとがきにある。

Posted byブクログ

2012/08/23

某大学の鉄道旅同好会に入会した訳あリ少女が主人公の鉄道ロマン。取って付けたようなミステリー要素は不要だったような気がします。続編も出す予定らしいのですが、ある程度の決着は見せて欲しかったというのが正直な感想です。

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2012/08/22

ある目的のために、鉄道旅同好会の正式会員になった香澄。 続編ありかな…? 読むと電車で旅したくなりますねー。 しかし全国の電車のるとか…すごいな…

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2012/08/18

【収録作品】夢より短い旅に出る/夜を走る/非行少女の時をゆく/絶景へと走りこむ/いつか終わる旅/長い、長い、長い想い/新しい路/旅の果て、空のかなた 鉄道にも旅にもさして興味のない私にも、鉄道で旅をしてみたいと思わせてくれた本。

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2012/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鉄道旅同好会に所属する女の子のお話。旅もそう多くした事もなく、鉄道には興味がない私なので、柴田先生のいつもの本よりのめり込んで読む事は出来なかったけれど、この本で取り上げている最初と最後の路線は乗った事があった。そして取り上げられている氷見線にはいつか乗ってその絶景をこの目で確認してみたいと思わせられた。でも一番心に残ったのは、そのあとがき。柴田先生の東日本大震災に寄せる思いが心に染みた。続編を楽しみに待っています。そしてその時には高之さんの謎も解けている事を望みます。

Posted byブクログ