人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか の商品レビュー
11年ほど前に書かれた本。 環境や情勢はかわれども、スペイン・バスク地方の地方都市「美食世界一の街」サン・セバスチャンから学べることは沢山あるようです。 長らく積読でしたが、ようやく読了。
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たまたま高級店の取材に行く前に読んでおいて幸運だった。 大将とこれから来る観光業についてや文化の話ができたのは、この本によるところが大きい。 飲食に興味なくても、街づくりや文化、旅や観光が好きな方は読んでおいて損はないと思う。
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スペイン・バスク地方に一度行きたかったので、大変参考になりました。サン・セバスチャンを早く訪れたいです。
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もちろん美食の話も興味があって大変面白いのだが、もっと興味を持てたのが「不利な状況でも勝つための戦略」の話。 つまりはこれも人生論と重なる部分だ。 人は自分の悪い点には気が付くが、いい点については案外気が付かないものだ。 不利な状況は分かっている。 その中で、何か特長はないのか?...
もちろん美食の話も興味があって大変面白いのだが、もっと興味を持てたのが「不利な状況でも勝つための戦略」の話。 つまりはこれも人生論と重なる部分だ。 人は自分の悪い点には気が付くが、いい点については案外気が付かないものだ。 不利な状況は分かっている。 その中で、何か特長はないのか? そういう点を突き詰めていく。 そしてひとつずつ実行に移して、トライアンドエラーを繰り返していく。 確かにサン・セバスチャンは愚直に、そしてしたたかに戦略立てて攻めていった。 まさに「なるほど」なのだが、その中でキーワードはいくつかある。 「科学技術を活かす」そして「オープンソース化」 テクノロジーはもちろん万全ではない。 しかし今までの状況を変えるきっかけにはなりえる。 分子構造を理解して「味」を科学的にとらえる方法は今までやってこなかった。 アナログ的にシェフの経験でしかなかったものが、新素材を開発するかのように「発明」していく。 そして更に大きな点は、それらを抱え込まなかった点だ。 知識を共有化して、この地域全体で発展するために活用した。 これだけでも大きな変化を出せたのだ。 なんか日本は幼いというか、思考が浅はかなのだ。 ゆるキャラで地域再生にはなる訳ない。 もう一歩も二歩も高い次元での思考回路が必要なのだろうと思う。 (2019/11/15)
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1.最近ローソンでバスク風チーズケーキ?みたいなお菓子を目にして、ふとスペインに行った時のことを思い出しました。その時は、バスク地方にはいってなかったので、バスクってなんだろうと疑問に思ったので購入しました。 2.バスクを発展させようと考えたルイス・イリサールがきっかけとなり、...
1.最近ローソンでバスク風チーズケーキ?みたいなお菓子を目にして、ふとスペインに行った時のことを思い出しました。その時は、バスク地方にはいってなかったので、バスクってなんだろうと疑問に思ったので購入しました。 2.バスクを発展させようと考えたルイス・イリサールがきっかけとなり、バスクをここまで成長させました。発展した理由は1大きく2つです。 1つめは、料理人達同士によるオープンマインドを持つことです。1人で修行することが主流だったのですが、1人でできることは限られているため、互いに技術をシェアすることで、バスク料理のクオリティが急速に上がっていったのです。2つめは、市民と行政が同じ方向を向いてバスクを発展させようとしたことです。街を発展させるためには、どちらが欠けてもいけません。行政は魅力ある街の基盤をつくり、その基盤をもとに人々が輝いた人生を送るために頑張る。理想的な関係だと思います。 3.タイトルには奇跡と書いてありますが、ここまで成長したは必然だと思いました。今の日本をみていても、発展してる地域は必ずといっていいほど民間と行政の連携がとれています。その街に良い店が1つあっても、経済効果はすぐになくなってしまう。しかし、街として取り組むことで、その効果を大きくできます。 また、技術のシェアは現代においては必須のスキルとなってます。情報過多の現代では、嘘の情報がありふれてます。そのようななか、人が互いに教えあうことで、情報の信憑性は高まります。失敗したことも成功したことも包み隠さず話すことでコミニュケーションのきっかけにもなります。みんなと仲良くなることが良いとは限りませんが、気の合う仲間が増えることは悪いことではないと思います。
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読んでる最中だが、意外に鋭い示唆がある。 日本に対する提言が散りばめられているが、多分日本の役所がこれに応えるのはムリ。
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目立った観光資源のない街サン・セバスチャンが10年で「美食世界一」の街として知られるようになった背景が書かれた本。 21世紀の重要産業の一つである観光産業。日本が今後も観光立国として輝き続けるためには、一過性のブームで終わるのではなく継続するものにしなければいけません。観光立国...
目立った観光資源のない街サン・セバスチャンが10年で「美食世界一」の街として知られるようになった背景が書かれた本。 21世紀の重要産業の一つである観光産業。日本が今後も観光立国として輝き続けるためには、一過性のブームで終わるのではなく継続するものにしなければいけません。観光立国として継続させるためのヒントが本書に多く書かれています。
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少し前の本ですがカタルーニャの今がなとなくわかる本です。 タイトルと全く違う視点から読んでみました。
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イギリスのスコットランド地方のように、スペインで今何が起きているのかが料理を通して理解できる本。 同時に料理人の話を通してですが、教育の大切さと学んだことを打ち破る気概を感じました。 地中海周り、料理食べに行きたいです。
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この著者の言いたいことは、165ページからに全てまとまっている。 階級やトラベルジャーナリズムの視点は、著者が様々な文化に触れてきたため気づいた示唆だと感じた。
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