リーダブルコード の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
技術書なので感想ではなく、まとめをメインに送らせていただきます。 所感: 副題にあるように、「より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック」を身につけるための一冊。 内容的には、経験あるエンジニアなら「まあそうですよね」と思える内容が多く新しい気付きが多かったかと言われるとそうでもないですが、改めて言われると「最近できてないな、改善しよう」と思える部分が多かったです。 共感した部分まとめ 4章:美しいコード ・複数のコードブロックで同じようなことをしていたら、シルエットも同じようなものにする。 ・コードの「列」を整列すると概要が分かりやすくなる ・空行を入れて、大きなブロックを論理的な「段落に分ける」 5章:コメントすべきことを知る ・コメントすべきで「ないこと」 ・コードやメソッド名からすぐ分かるようなこと ・ひどいコードを補う補助的なコメント ・コメント「すべき」こと ・なぜこのコードが他のやり方ではなく、こうなっているのか ・コードの欠陥をTODO: で覚えておく ・定数の値にまつわる「背景」 6章:コメントは正確で簡潔に ・こそあど言葉を使わない ・コメントに含める入出力の実例を慎重に選ぶ ・コードの意図は高レベルで記述する ・よくわからないコメントにはインラインコメントを使う 7章:制御フローを読みやすくする ・条件やループなどの制御フローはできるだけ「自然」にする 11章:1度に1つのことを ・読みにくいコードがあれば、そこで行われているタスクを列挙し、別関数にに分割できるタスクは別関数にしてしまう。それ以外は関数の論理的な「段落」にしてしまう。 ・タスクをどのように分解するかよりも、分解すること自体が大切である。 12章:コードに思いをこめる ・説明的なコードを心がける。 13章:短いコードを書く ・プロジェクトを開始する際、プロジェクトに書かせない機能を過剰に見積もってしまう。その結果、多くの機能が完成しないか、全く使われないか、アプリケーションを複雑にしてしまう。 ・プログラマは、実装にかかる労力を過小評価してしまうものである。プロトタイプの実装にかかる時間を楽観的に見積もったり、将来的に必要になる保守や文章化などの負担の時間を忘れたりする。 ・多くのプログラムが100%正しくてあらゆる入力を正しく行う必要は無く、要求を詳しく調べれば、もっと簡単にできることもある。短いコードで実装できることは短いコードで実装してしまおう。 ・面倒だが、未使用コードは削除する。 ・冒険。興奮。ジェダイはそんなものは求めておらん ーヨーダー ・定期的にAPIを読み、標準ライブラリに慣れ親しんでおく。 コラム:外部の視点を得る ・外部の視点を得るというのは、コードが「ユーザーフレンドリーか」どうかを確認する優れた手段である。素直に他人に第一印象を聞いてみよう。「他人」には6ヶ月後の自分も含まれている。
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第一部:名前とコメントの付け方 第二部:複雑になりがちなループ等の制御フローやロジックを読みやすく書き換える方法
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とても良い本。 今までの書き方本よりももっと砕けていてなお実用的というところが良い。なかなかマネできることではないが一つ一つ解決させていくためには手元に置いといても損はない一冊になることだろう。
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新米Webエンジニアの感想 1章から6章まではふむふむなるほどと、理解しつつサクサク読み進められた。 7章から11章はサンプルコードを理解できないと、著者が本当に言いたいことが伝わらないなと感じた。読んでいて「へぇ〜。」とはなるが、「そうか!」と言った腑に落ちるとこまでいかなか...
新米Webエンジニアの感想 1章から6章まではふむふむなるほどと、理解しつつサクサク読み進められた。 7章から11章はサンプルコードを理解できないと、著者が本当に言いたいことが伝わらないなと感じた。読んでいて「へぇ〜。」とはなるが、「そうか!」と言った腑に落ちるとこまでいかなかった。 12章で少し勢いと理解度が復活しつつも、13章から15章まではさらにサンプルコードの理解が重要になってきていて、概要はわかったが自分の知識には繋がらなかった。 全体的にとても大切なことが書かれているのはわかったが、最後の解説にあるとおり実践するのはなかなか難しそう。 自分はまだコードを書く経験が圧倒的に不足しているので、まずはそちらを強化したい。もちろんその際は本書の理解できたところを意識して取り組みたい。 また、プログラマーとして経験を積んでいく上で事あるごとに読み返したいと思う。 簡単にまとめると、一回読んだだけで全てしっくりくるほど経験を積んでいないので、本書を傍らにおいて何回も読み返しつつコードを書いていきたいと思う。 いずれは原著も読みたいですな。
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コード書き始めて変数名の決め方やコメントの書き方みたいな細かいことが気になったら読むといい。それが実はすごく重要なことだったと気づかせてくれる本。 第一部だけでも十分読むべき。30分もかからない。
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より良いコード、という抽象的な指標に対して「良い」=「読みやすい」と定義し、これを紐解いた本。 デザインパターンとかリファクタリングとかの手前にある、誰にでも実践できる内容。しかもずっと使えるテクニックなので、新人にもおすすめ。
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正直英語圏の人の考える理想的コードの書き方と日本人の考える理想的コードの書き方は微妙に違ってくると思います。そのため洋書であるこの本はあまり期待せずに読んだのですがこれが一転、英語を苦手としている私にも非常にわかりやすく、すぐにでも実践できるようなテクニックが数多く掲載されてい...
正直英語圏の人の考える理想的コードの書き方と日本人の考える理想的コードの書き方は微妙に違ってくると思います。そのため洋書であるこの本はあまり期待せずに読んだのですがこれが一転、英語を苦手としている私にも非常にわかりやすく、すぐにでも実践できるようなテクニックが数多く掲載されていました。洋書を翻訳した文章は読みづらいかなとも思っていたのですが翻訳者の素晴らしいセンスのおかげかスムーズに読むこともでき、大変満足な内容でした
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プログラムを少しでも読む・書く事のある方は一度は目を通しておくべき良書です。 タイトルからもわかるように読めるコードを書くためのノウハウが難易度順に記されています。
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プログラマーならこの手のことは意識して当然。でもわかりやすく良い本。これは2012年出版だけど、それ以前にこういう本はないのだろうか。
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コメントの質や変数の名前の付け方など、簡単そうに見えておざなりにしがちなところから、クラス設計やテストの書き方に至るまでコードを書くために気をつけたいこと諸々が簡潔に紹介されている。「(美しく、優れた)より良いコード=読みやすいコード」という観点が貫かれていてためになる本。挿絵の...
コメントの質や変数の名前の付け方など、簡単そうに見えておざなりにしがちなところから、クラス設計やテストの書き方に至るまでコードを書くために気をつけたいこと諸々が簡潔に紹介されている。「(美しく、優れた)より良いコード=読みやすいコード」という観点が貫かれていてためになる本。挿絵のユーモアセンスも★5。
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