時計館の殺人 新装改訂版(下) の商品レビュー
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館シリーズで十角館の次に好きだった。 上下巻だったけどあっという間に読めたし、最初から「補聴器じゃなくて盗聴器だろうな」と、「時計館だから時間狂わせてさらに睡眠薬も飲ませてるな」は疑ったけど、「どうやって?」が全く分からなくて、真相わかった時に全部納得できて、感嘆。 登場人物を覚えるのが苦手なので躊躇したけど、正直最後までそんな押さえておく必要ない人も結構いたから、全く問題なし。館の構造は分かりやすかったから、すんなり情景が頭に描かれて速攻没入。 今回は犯人も被害者も極悪人といった人がいなかったので、少し胸にくるものがあり綺麗なエンディングで私好みでした。
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面白かったけど上がったハードルほどではなかった。 メインのトリックは、時計館の中と外で流れる時間が違うというアリバイトリックだった。さらに時計感が崩れる時の文章の綺麗さがすごかった。米澤穂信の解説も良かったです
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館シリーズ第5弾(下) 次々と殺人が起こる悲劇。狂気ともいえる娘への愛。壮大な時計館の仕掛け。沈黙の女神の正体。 これは映像で堪能したい。 このトリックを実行しきったことに驚愕。自分が犯人なら、絶対に頭がこんがらがって微妙なタイミングで動いてしまい、えっ!?あれっ!?なんて言い...
館シリーズ第5弾(下) 次々と殺人が起こる悲劇。狂気ともいえる娘への愛。壮大な時計館の仕掛け。沈黙の女神の正体。 これは映像で堪能したい。 このトリックを実行しきったことに驚愕。自分が犯人なら、絶対に頭がこんがらがって微妙なタイミングで動いてしまい、えっ!?あれっ!?なんて言いながらオタオタするのが目に見える。
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(上と同じ感想) 十角館→水車館→迷路館ときて、本作でした。 人形館、あまり手が進まず本作も本棚に眠っていましたが、不意に読みたくなり人形館をとばしました。 108個の時計がひしめき合い飾られる時計館。家主亡き後訪れたミステリー研究会と江南含むオカルト雑誌編集部たちを襲う事件が描かれます。あまりにも被害者が多いので犯人はおおよそ見当がつきます(挙動も随所で怪しい)。また、その犯人のアリバイ崩しを考えると、時計館というからにはカラクリがすぐにわかります。しかし、最後の伏線回収と時計館が作られた背景等の描写が美しく気持ちの良い一冊でした。 順番を崩して読んだ本作。この後の館シリーズはどのように読もうか、楽しみです。
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一つ目の解釈は、読みながらそうだったらつまらないなと思っていたものだったし、それでは収まらない伏線にも気づいていたのだが、真相には驚きと感動があった。 まあ、私は内側から開けられないような建物に絶対入らんけどね。
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コアとなるトリックには驚いた。なるほど時計館だ。 予想通り、バタバタと死んでいくので、どう収束するのかと思いながら読んだ。犯人を予想したが、外れた。 面白かったが、過去一では無かったと思う。
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✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼ 鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。 角島(つのじま)十角館の惨劇を知る江南孝明(かわみなみたかあき)は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消...
✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼ 鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。 角島(つのじま)十角館の惨劇を知る江南孝明(かわみなみたかあき)は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。館に棲むという少女の亡霊と接触した交霊会の夜、忽然と姿を消す美貌の霊能者。閉ざされた館内ではそして、恐るべき殺人劇の幕が上がる! 不朽の名作。「針のない時計塔」は何を語る? 百八個の時計が恐怖を刻むシリーズ代表作! ✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼ 館シリーズも5作目 日本推理作家協会賞受賞作品全集68 で読んだので上下合わせたもの 前作の人形館ではなかったカラクリや 島田氏の活躍もあって楽しめた 時計館だけあってそうきたかー にしても故人が9人?に被害者が何人だ そんな殺さなくてもってくらい 犯人残忍過ぎる 最後のシーンは実際目にしたら 恐ろしいだろな
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館シリーズマイベストを更新しました。面白いしアイディアやエピソード盛りだくさんだしこういうの考えつくの頭良すぎだし………すごい………たくさんの出来事が起こるし人数も多いしいろんな情報が提示されるけど読みづらくはないんだよな。何重にも仕込まれたアイディアやそれをきちんとチラつかせる...
館シリーズマイベストを更新しました。面白いしアイディアやエピソード盛りだくさんだしこういうの考えつくの頭良すぎだし………すごい………たくさんの出来事が起こるし人数も多いしいろんな情報が提示されるけど読みづらくはないんだよな。何重にも仕込まれたアイディアやそれをきちんとチラつかせるフェアさ、それでも初見の人間による面白みが全然損なわれなくて、すごい。
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読み応え抜群でめちゃくちゃおもしろかったです。 え、これで解決?とモヤモヤしていたところで島田さん(鹿谷)が真相を明らかにしてくれるのでスッキリ! 映像化求む!
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館シリーズの中では自分的に1番しんどい話だったのであまり読み返していなかったのですが久しぶりに再読。ここあやしいな?ってわかる箇所はあるのにトリックや伏線が多すぎて全容はまったくわからない。全てが複雑に合体してスッキリとした答えになるというこれぞミステリー。上下巻だけどちょうど良...
館シリーズの中では自分的に1番しんどい話だったのであまり読み返していなかったのですが久しぶりに再読。ここあやしいな?ってわかる箇所はあるのにトリックや伏線が多すぎて全容はまったくわからない。全てが複雑に合体してスッキリとした答えになるというこれぞミステリー。上下巻だけどちょうど良い塩梅です。しんどさの理由は殺され時(なんだそりゃ)の描写かな…。いや思い返せば1番しんどいのは十角館か。河南くんに幸あれ。なにはともはれ館シリーズ好きには満足の一冊でした。
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