時計館の殺人 新装改訂版(下) の商品レビュー
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久々に面白かったミステリー! 【以下ネタバレ】 三重の罠にハマり、上巻で瓜生くん(飲み物への睡眠薬混入は初期から疑っていたので、積極的に皆に飲み物を提供していた彼が怪しいと思った)と弟ちゃん(こういうのの定番で狂ったふりをしているのでは、と思い始めてあとは真犯人一歩手前の偽推理と同じ)かなぁ、と思う。→下巻の最初のほうで棺の中にはくまなく調べて何もないと言いつつ、床のは知らなかった、という伊波さんの態度が変だな、と思って疑い始める。で、ビンゴ。でも疑いはじめたのは下巻になってからだし、他の二人があまりにさり気なく怪しいと疑わせる手法だったので疑っては居ても犯人ってのはうーん、と思わせるあたりがうまい。水に睡眠薬、という疑いのあたりではあー、伊波さんかな、という確信に変わった。弟ちゃんの偽推理のあたりではまだページが余りすぎていたし。笑 真犯人がわかったあとでのネタばらしも秀逸。途中で時計館の時計が全体的に狂ってるのかな、とは思ったけど、なぜか早くしているとは思わなかった。逆に娘を嫁がせたくなくて遅くしているのかと……うん、そういう親心ってあるじゃない……。 【以上ネタバレ】 うーん、面白かった! 個人的には十角館よりもこっちの方が良かった。あっちは読んだのが遅かったせいなんだけど、他で何度か見たトリックで、なんとなく「もしかして……」と思ったもので。こっちはかなり後半にならないと判らなかった上にかなり巧妙な罠が仕掛けてあったので見事に吃驚できた。いやー、いいミステリーだったなー。
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我慢できなくなって途中で少しトリック読んでしまったんですけど(おいこら)、トリック知った上で読んでも驚かされました。傑作です。
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再読。学生のころ、夢中で読んでたよ。なのに、まったく内容を覚えていないという・・・。最後のトリックはこんなんだったのか!
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・犯人はまあそんな所だろうと思っていた通りの妥当な地点に着地。 ・最後の塔の仕掛けがいまいちピンと来なかった。 そんな危ない場所で犯人を暴く必要性があったのかも疑問。 ・一番キャラが立っていた瓜生が死んで、 一番よく分からない福西が生き残ったのがちょっと勿体無い。 ・河原崎が犯人にタックルをかましたり、首を絞めたりしたのが、 解決への1つのヒントになるのかと思ったが、そんな描写は特になかったような…。 そこが一番モヤっとした。
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新装版解説はなんと米澤さん。ほくほく。 ワタシと綾辻作品の出会いは…そもそもは藤崎竜だ。 フジリューがイラストを担当したジャンプジェイブックス「眠り姫は魔法を使う」(霧咲遼樹・著)の主人公たちが通う高校が時計館高校という名前だったのだ。谷山さんの歌も載っていた。 わ、懐かしい。そ...
新装版解説はなんと米澤さん。ほくほく。 ワタシと綾辻作品の出会いは…そもそもは藤崎竜だ。 フジリューがイラストを担当したジャンプジェイブックス「眠り姫は魔法を使う」(霧咲遼樹・著)の主人公たちが通う高校が時計館高校という名前だったのだ。谷山さんの歌も載っていた。 わ、懐かしい。そっちも読みたい。
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まず、この本は夜中にひとりベッドで読むのには向いていないことを伝えておきたい。 私はホラーでなければ怖くないと思い、うっかりやってしまった。 そして、犯人がわかってしまうまで怖くて読むのをやめられなかった…。 次々と起こる連続殺人が、被害者の視点で動いていくものだから本当に怖い。...
まず、この本は夜中にひとりベッドで読むのには向いていないことを伝えておきたい。 私はホラーでなければ怖くないと思い、うっかりやってしまった。 そして、犯人がわかってしまうまで怖くて読むのをやめられなかった…。 次々と起こる連続殺人が、被害者の視点で動いていくものだから本当に怖い。 しかも、館シリーズなので舞台はもちろん、中村青司が建てた曰く付き屋敷である。 何かからくりがあるのに違いない。 ということは、どこに閉じこもろうと安全ではないわけだ。 後編では半分くらいからが、謎解きターンに入る。 ちょっとペースダウンしてしまったかな? と思ったのがまたやられた…。 本格だとか新本格だとかは私にはよくわからないが、作りが巧妙で面白かったことだけは言える作品だった。
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館シリーズのミステリ。 奇妙な館を設計することで有名な中村青司が設計した時計館が舞台。 古峨倫典が残した詩、4人の子供たち、時計館を立てた理由、そして、永遠の願い。 このいわくつきの館で起こる、凄惨な事件の後編。 島田潔が解き明かす、事件の真相。 本格推理の金字塔。
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犠牲者が多いのが嫌だな。あと1~2人は生き残ってほしかった。 犯人に勝ち逃げされた感じ。 でも、伏線の回収が惚れ惚れしちゃうのよねー。 やっぱり好きです館シリーズ♪
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新装改訂版で再読。やっぱり素晴らしい。 事件の派手派手視差、息詰まる展開、意外な真相に美しいラストシーン、とどれをとっても文句なし。
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ううぅぅーーー。 と思わず唸らないわけにはいかない!!! 最後の最後まで、ある意味王道のミステリ。 殺人の謎、詩の謎、館の謎… お腹いっぱい。という感じ。間違いなくお気に入り作品に追加。
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