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時計館の殺人 新装改訂版(下) の商品レビュー

4.3

217件のお客様レビュー

  1. 5つ

    91

  2. 4つ

    93

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

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2024/07/08

時計塔のデザインというか建築面というか、勉強不足ゆえにイマイチイメージできなくて星マイナス1。 ミステリーとしては言わずもがな素晴らしい。 ミステリーとしても、ストーリーとしても! 今回は初の上下巻ということで、今までのシリーズで一際気合いが入りました。…もちろん完敗でしたが。笑...

時計塔のデザインというか建築面というか、勉強不足ゆえにイマイチイメージできなくて星マイナス1。 ミステリーとしては言わずもがな素晴らしい。 ミステリーとしても、ストーリーとしても! 今回は初の上下巻ということで、今までのシリーズで一際気合いが入りました。…もちろん完敗でしたが。笑 面白かったな…面白かった! 特に今回は江南くんと再会できたのが、館シリーズを順に読んでる者として一番嬉しかったかもしれません。笑 また会えますように!

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2024/07/04

十角館に次ぐどんでん返しの気持ちよさ。トリックはなんとなく当たりがつくのに犯人と犯行背景は全く予想外。また上巻から読み直したい。

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2024/07/04

「十角館の殺人」のドラマを見てから館シリーズを順番に読んでいるけど、これは十角館の次に好き。島田さんと河南くんのコンビが好きだったのでまた会えて嬉しかった。

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2024/06/25

何かあっという間に読み終わってしまった……。 館シリーズは「これ長そうだなぁ」と思ってもどんどん先が気になって読めてしまうのがいいですよね。 という訳で「何だこれ!いい所で終わっちゃったじゃん!」と前回の感想で言っていた時計館の殺人の後編ですね。 いやー今回は凄かった!流石に...

何かあっという間に読み終わってしまった……。 館シリーズは「これ長そうだなぁ」と思ってもどんどん先が気になって読めてしまうのがいいですよね。 という訳で「何だこれ!いい所で終わっちゃったじゃん!」と前回の感想で言っていた時計館の殺人の後編ですね。 いやー今回は凄かった!流石に最後の最後に用意されていたあのトリックまでは気付きませんでした!ていうかあれ気付いたら凄いでしょレベル。 あのどんでん返しは流石に気付かないわ……その前に色々伏線張ってるなーまでは分かってもあれには辿り着けない……最初からこんなにもヒントが出ていたというのに……。 それにしても今回の犯人、犯人というより最早お前はジェイソンか?と思ってしまう雰囲気だった……とりあえず体力オバケすぎるでしょ……。 しかもやってる仕事量が多すぎて頭の中で某金田一の犯人の有名なセリフがずっと聞こえてたよ。やることが多すぎるよ、何かもうそこまで頑張らなくても良くない?とりあえず一回寝よう?ってなっちゃうやつなんだよ。 そしてシンプルに暴力で物事解決していくから凄い。 なんだろうなーこの話何か節々から既視感を感じるんだよなーと思ってたんだけどあれですね、十角館ですよね!あれも犯人頑張りすぎだもんね! 何かあれに似たものを感じるんですよね。 ちなみに前半の感想で生き残って欲しいと願った人物は生き残れませんでした。 分かっていたけど悲しいよね、うん……。

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2025/02/20
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ストーリーは面白かった! が、結局外部犯なの、、って感じ。 面白さ ★★★★★ 意外性 ★★☆☆☆

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2024/06/05
  • ネタバレ

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館シリーズの中でもかなり好き! 犯人はこの人かなぁと思ってたけど、動機とか証拠とかはわからなかった。 時計館というくらいだから時間関係のトリックだろうなぁとは思っていて、 旧館の時間がずらされているんじゃないか? でもそれならどうやって108個もある時計の時間ずらしたんだ?とかいろいろ考えてたけど、まさか時間の進み方が1.2倍になっているとは…!! 綾辻さん、矛盾がないように考えるの頭使っただろうなぁ〜 人死にすぎだろ!このまま全員いなくなるんじゃないか!?とは思ったけど、トリックやクライマックスのシーンなどとても良くて、面白かった。

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2024/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルでなんとなく「時」が重要なんだろうな。もしかして旧館にある時計すべて時間がずれてるとか?と思ったのに、江南くんがポッケに忍ばせた時計で時間を確認してるから違うのか…とすぐ諦めてしまった(笑) シリーズ順番に読んでいるので、時計の所が隠し通路だろう。犯人は由季弥じゃないんじゃないかー?などピンとくる所はあったけど。 怒涛の真相解明にはあっぱれ。

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2024/06/06
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いくつかの符合から島田犯人説を真面目に検討していたのだけど(忙しくて館行けないとか不自然じゃない?偶然光明寺の隣に住んでたの怪しくない?永遠と折り紙好き繋がりって実はなんか関係あるんじゃない?今までも偽島田とかあったしそろそろ島田犯人回あっても良くない?)大ハズレだった。 時計の仕掛けについても、通常より遅れてるんだろうとばかり思っていた(16歳になる期限を遠ざけるため)ので読み違えていた(ただし、本当の16歳になる前に本人が16歳になったと思い込むことでなにか解決になるのかというとそれもやや釈然としないが)。 犯行現場が全然クローズドじゃなくて外部の犯人がアリバイ工作のために利用していたという点で『十角館の殺人』のセルフオマージュ的な側面はかなり強くて、過去の自分の論文を踏まえた上で論を展開しようとする研究者みたいで良かった。 大胆なトリックの代償として至るところで綻びが生じ破綻しかける強度ゼロな犯行計画を完遂するため、その都度その都度別に恨みもなんにもない目撃者を殺害し罪を重ねていく犯人のクレイジーっぷりは如何にも新本格的な粗雑さ(本来殺したかった5人以外にさらに5人も殺してる!さすがにそうはならんやろ!)で私はそういうところが結構好きだなと思ってしまう。ただそれもあって「実は一見無関係な人も実はなんかの恨みがあるんじゃないの?」と変に勘ぐってしまうところもあった。

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2024/05/21

この題材ならこういう系だろと期待をしていたものがほぼそのままだったし、犯人にも正直意外性はなかった。しかしその大掛かりなトリックのために長めに下地を作り伏線を敷いてあるから非常に丁寧で綺麗で味わい深くなってる。 あれはそういうことだったのか!という面白さが何回も続くし無理矢理感も...

この題材ならこういう系だろと期待をしていたものがほぼそのままだったし、犯人にも正直意外性はなかった。しかしその大掛かりなトリックのために長めに下地を作り伏線を敷いてあるから非常に丁寧で綺麗で味わい深くなってる。 あれはそういうことだったのか!という面白さが何回も続くし無理矢理感もない。これまでの館シリーズの中だと十角館に次ぐ完成度だと思う。

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2024/05/08
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館シリーズ5作品目。初めての上下巻(実際に手に取ったのは1冊にまとまった分厚いもの)にワクワク。登場人物を見た瞬間、人多っ!となり期待膨らみまくり。更に見覚えのある名前も出てきてソワソワしながらページ捲ったら館の平面図みて驚愕。これもう十角館じゃん、、、人形館で少し雰囲気変わった?からのこの展開と分量には、作者の気合いを感じずにはいられませんでした。 (なんかここまでラーメン屋のレビューみたいw) 読みおわった後の自分の好みの気づき。 今作は犯人がおおよそ目星つきながら話が進んでいったが、そのことが緊迫感を損ねてしまっているなと感じた(だからこそ真犯人の種明かしがあった際にはオォッとなったが) 徐々に人が減っていく様は当然スリル満点で面白くて期待通り。時計館の不気味な雰囲気、密室の臨場感はこれまでで1番感じられた。時計が一斉に鳴り出す怪しさや脱出できない焦燥感にひきまれた。 一方で犯人この人なんだろうな、、?の考えが常にあったから、犯人探しというより逃亡劇(むしろタイムリミットが決まってる分、殺され待ち)って感じが緊迫感を薄める理由だったのかなぁと振り返り。 結果、分量が多いのもあって正直途中で読み進めるペースが遅くなってしまった(それでも面白かったけど) それと、メイントリックが直感的に理解し辛かったとも正直思った。スケジュール表を何度も出してくれて、絶対大事なんだろうな、、、と思いつつ細かすぎて意識できず。且つメイントリック種明かしでも、理解はできるけど驚愕!って程の叙述トリックは味わえなかったと思った(十角館、水車館が大胆で明確に分かったからこそのギャップも感じた) 壮大なトリックだけに、残念。 とはいいつつも、総合的に面白かった。 ラストのネタバラシパートでの怒涛の謎回収は読んでいてなるほどぉと止まらなかったし、犯行動機や詩の謎も、上下巻なだけはある重厚さで読み応えがあった。 特にラストの塔が崩れる一連のシーンは狂気と悲哀を感じられる、名シーンだったな。 光差すところがありありと想像できて美しかった。 島田も「不謹慎ながらあの七色の光と女神の歌声を素晴らしかった」なんて思ってるんじゃないかしらw(言葉には出さないけど心の中で思ってそうなタイプ) あと気づいたけど館シリーズの物語の締め方いつも好きだな。一連の事件が終わって、一息つきながらまだ事件の余韻は残りつつ、少しずつ現実に帰っていくようなフェードアウト具合というんだろうか。 映画館で終演後にちょっとずつ明るくなってしばらく無言で自分の中で感想を噛み締める感じ。 好きです。

Posted byブクログ