1,800円以上の注文で送料無料

ラバー・ソウル の商品レビュー

3.8

137件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

    50

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2014/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これ。。。賛否両論だろうなぁ。。。実際、最初のパートは読んでてきつかった。ずっとストーキングの話聞かされて。人が人をストーキングする心境とか分からないけど、実際、されるほうもきついがするほうもきつくない?と思う箇所多々。。 子供の頃の病気が元で奇形な風貌を持ってしまった主人公。自分の生きてる意味どころか死ねない意味が知りたい人生だ。そんな彼がある女性と出会って、変わっていく彼の生きている意味。。 確かに、ゆがんだ愛情かも知れない。しかしこれほどの純愛は無いんじゃないだろうか。。 誰からも相手にされず、誰にも話を聞いてもらえず、それでも自分の生きる価値を見出してくれた彼女。 私はそんな彼女を絶対許せない。。。 (なぜかは最後まで読むと分かります。)

Posted byブクログ

2014/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

幼少からの病気により、容貌や身体、歩き方にハンディキャプを持っていた鈴木誠はビートルズの評論を雑誌に書くことのみで社会と繋がっていることができていた。 ある日雑誌社からの頼まれごとがきっかけで偶然モデルの女性と出会う。 アクシデントを経て彼女を運命の人と感じた鈴木は彼女のストーカーに変貌し、彼女を監視し、彼女に近づいた男性を次々と殺害していく。 と、いう形で本は進んでいくが、 《ここからネタバレ注意》 本当は男性たちを殺したのはモデルの方で鈴木は彼女をかばうため、自分が犯人であるかのように見せかけるため、ストーカーを装い、彼女の雑な殺人の後始末をしていったのだった。 最終的にモデルは真実を知っている鈴木に不安を感じ、彼を殺害してしまう。 モデルがビッチ過ぎる。。。そんな彼女のために尽くして最後は殺されて、それでも彼女に殺されることが幸せという人でした。 読む前の期待値が高すぎて、それを超えられなかったので、ちょっと物足りない感じでした。   ゲームの達人(上) 2014/4/23読了 スコットランド人のジェミーはダイヤモンドの発掘で一攫千金を得ようと南アフリカにやってくる。 そこで現地の白人資産家に騙され一文無しのボロボロにして捨てられてしまうが、現地人の黒人美青年に助けれられ、2人で危ない冒険をしながらも財産を手に入れる。 ジェミーは当初の鉱山地へ戻りかつて自分を騙した資産家に復讐を果たすと、その地でビジネスを成功させ、大人物へとなっていく。 家族内での揉め事やビジネスでのアクシデントが彼に暗い影をおとし、最後は病死する。 上巻の後編はジェミーの娘のケイトが主役となり、父親の会社を受け取り成長していく。 ジェミー編は何か映像で見た事があるような感覚だったのだけど、映画化されたのだろうか。 原作は古い本だし、なかなか今まで読むことのない地域の話だが、新超訳というとおりとても読みやすく、きっと原作の面白さをわかりやすく伝えているんだなと感じた。 世の傑作はどんどん新訳で再発行していけばいいのにね。 さくさく読めて、下巻が楽しみ。

Posted byブクログ

2014/04/23

どんでん返しなんかじゃなく、いいじゃんこーゆーの!って感じ。 音楽との繋がりとか、あーコレねって感じが、皆に読んでほしいな。読者をしぼってる??

Posted byブクログ

2014/04/17

読み終えてすぐに似た小説が思い浮かびましたが、それを踏まえても良かった。 こういうパターンに弱いのかも。 ラバーソウル。 ビートルズの歌詞をかみ締めながら聴きたくなりました。英語ができればいいのに自分。

Posted byブクログ

2014/04/05

井上夢人さんだから、一筋縄では終わらないぞ、と思いながらも、いや、作家の凝らした技巧に身を委ねるのもアリかな、と。 哀しい話しだったなあ。 一番美しい心を持っていたのはこの醜い姿の主人公だったのかなあ

Posted byブクログ

2017/12/17

まさにこれは「ストーカー小説」と言ってもいいなぁと思って読んでいると最後の方で驚くような真相が暴かれる。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou12703.html

Posted byブクログ

2014/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なじ■ 金山さんの語る誠の人間像と、 一人称視点の誠の人間性とがなんか一致しないなあと 最初ちょっと疑問に感じながら読んでいたので、 こいつはやべェストーカーだぜー!!と思っていた誠が 純粋な殉教者とでもいうべき存在に、 いじらしい被害者と思っていた絵里が ふてぶてしい悪女に翻る流れの鮮やかさには驚嘆すると同時に ああそうかやっぱり!という心地でした。 え、ちょ、じゃあ地の文で大嘘こいてたの!?と最初思いましたが、 小説として反則一歩手前の手記&尋問想定も、 誠にはライターとしての文章力がある・ 人と話すのが極端に苦手なのでシミュレーションが必要、 という確かに納得できる下地があったので受け入れられました。 誠と金山さんの関係がめちゃくちゃ良かったなあ… 途中までは誠の絵里に対する 魂を焦がすほどの憧憬の話だと思って読んでたんですが、 最後ら辺に来るとむしろ金山さんと誠の深い結びつきの話だと感じが変わりました。

Posted byブクログ

2014/01/10

ただのストーカー男の気持ち悪い話かと思いきや、どんでん返し。でも、想定内ではあったので、そこまで驚きはしなかったです。しかし鈴木誠さんは、なんて悲しい人なのだろう…切なくなりました。

Posted byブクログ

2014/01/03

おもしろいけど 薄い 最初のページ読んで、あとは最後の章読んだは しかし構造上、どんでん返しのための薄さではある。 そこで仕方ないと、なるのではなく、もっと途中をよくしたらいいのにって感じ どんでん返しを期待してるんならミステリー読んだ方がいいと思う。

Posted byブクログ

2013/11/01

醜い男がモデルに恋をしてストーカー行為を始めるというダークなお話です。手記と多数人の聴取形式で綴られる語りの巧さに、ぐいぐい惹き込まれます。 ミステリーの仕掛けも良く出来ています。ストーカーという人物設定や、彼女への想い、周囲から「顔が醜く気持ち悪い奴」とさり気なく強調されている...

醜い男がモデルに恋をしてストーカー行為を始めるというダークなお話です。手記と多数人の聴取形式で綴られる語りの巧さに、ぐいぐい惹き込まれます。 ミステリーの仕掛けも良く出来ています。ストーカーという人物設定や、彼女への想い、周囲から「顔が醜く気持ち悪い奴」とさり気なく強調されているところなど、殆どが伏線に繋がります。「何かある」と身構えていましたが、予想を上回る結末にしてやられました。 ただ、中盤が冗長だったのと、ヒロインの美縞絵里があまり魅力的に描かれていな点が不満でした。

Posted byブクログ