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皇帝のかぎ煙草入れ 新訳版 の商品レビュー

4.3

59件のお客様レビュー

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    24

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2022/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ディクスン・カー、初読み!読友さんからのお薦め本。十角館の殺人でカーを知る。高級感・リーダビリティ抜群。さらにクリスティーのようにミスリードを誘う厭らしさがなく心地よい。カーの伏線回収が正統派なところががファンになった。主人公・イヴが恋人の父親の殺人容疑で逮捕される。イヴは殺人時刻に最低な前夫が家を訪ねてきて、恋人に前夫との密会を公言したくない。そこで救世主キンロス医師の登場で殺人の真犯人を追う。この一歩一歩の詰将棋は何とも言えない心地よさ。犯人予想はAとBの共犯と読んだが、Aだけだったので惜しかった!⑤

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2022/07/11

近々向かいの家の若者と結婚することになっているイブ。だがあろうことか元夫が部屋にやってきた。向かいの窓をみると婚約者の父で骨董収集家の父が机に向かってなにかかぎ煙草入れのようなものを見ているようだ、という。と、誰かが部屋に入り、今度は父は殺されてしまっているようだ。元夫を外に出そ...

近々向かいの家の若者と結婚することになっているイブ。だがあろうことか元夫が部屋にやってきた。向かいの窓をみると婚約者の父で骨董収集家の父が机に向かってなにかかぎ煙草入れのようなものを見ているようだ、という。と、誰かが部屋に入り、今度は父は殺されてしまっているようだ。元夫を外に出そうとすると階段から落ち鼻血が出てイブの服に付いてしまい、あろうことか裏口の戸が閉まってしまった。と、警官が向かいの家にやってきて・・ 血はついているし、イブが犯人か? と思われてしまうが、証人はいてはいけない元夫だし、う~ん、この窮地をどう脱するのか? とかなりな緊迫感。・・なのだが、やっぱりカーは合わないのかなあ、登場人物の描写がいまいち魅力がない。特に主人公イブのあたふたする様は読んでていらいらいする。 だが、おやっとするようなセリフもあった。「夜歩く」と同じく、精神病医が登場し解決に一役買う。そのセリフ「われわれふつうの人間には信じられないような暴力が爆発するのは、多くの場合家庭の中においてだ。-家庭の中では、みんな一しょに生活しなければならないので、感情というものがおさえつけられてしまい、だんだんに耐えがたい状態になって行くーそして突如として頂点に達し、はげしい爆発を起こす。家庭の中というものは、人を茫然自失させるような行為の動機を作りあげるんだ」 1942発表 読んだのは旧訳版 1963.12.10初版 1976.4.30第3版 図書館

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2022/12/01

過去の人、という印象は読み終わったらどこかに行ってた。読み終わった後に、すぐさま再読して、話の持って行き方に脱帽。うまい、の一言。 ラストの博士と署長の関係の良き

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2022/04/09

トリックとロジックは最高。 ただ主要登場人物は揃いも揃ってクズばかり。ヒロインもかなりクズ寄り…… でもやっぱりトリックは最高。

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2021/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初のディクスン・カー作品でした。 前半はすこし長く感じましたが 後半の謎解きはあっという間でした。 アトウッドが双眼鏡で覗いて実況するシーンは少し怪しさがありつつも、細かい伏線を散らしていて、なかなか決定打と思えないまま最後まで行ってしまいました。 しかし、後半短く感じた割には、あっと驚くというのではなく淡々とした印象でしたが、 全体を通して面白く、また他では出ない探偵役との解説をよんで、他の作品にも興味が湧きました。 ぜひ読んでみたいと思います。

Posted byブクログ

2021/09/18

ディクソン・カーは初めて読みましたが、とても面白かったです。 結構スリリングで、すぐ読み終わりました! それにしても、お金もあって、しかも美しすぎるのは罪ですね❤︎ 少し古い作品ですが、残り続けるものは、やっぱり面白いです。

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2021/04/11

カーのノンシリーズもの。読みやすく引き込まれる。トリックも、手がかりの配置も、推理の過程も、ストーリーも、物語の幕引きもすべてが抜群の出来栄え。このハッピーエンドは好きだなあ。解説でも言及されている綱渡りのような描写部分は、是非とも読み返してみてほしい。もちろん一度読んだだけでも...

カーのノンシリーズもの。読みやすく引き込まれる。トリックも、手がかりの配置も、推理の過程も、ストーリーも、物語の幕引きもすべてが抜群の出来栄え。このハッピーエンドは好きだなあ。解説でも言及されている綱渡りのような描写部分は、是非とも読み返してみてほしい。もちろん一度読んだだけでも楽しめるが、ミステリとしての真価は二度目になってようやくわかると思う。文句なしに面白かった!

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2021/04/11

シンプルで、なおかつ大胆巧妙な伏線。傑作ですね。 章ごとに、次はどうなるのか気になる結び方で、一気読み。登場人物が魅力的なのもいい。 終わり方がとても好き。 ドロドロしていない。からっとした健康的なミステリー。あー、面白かった。

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2020/07/21

女王クリスティが驚嘆した不朽の本格長編と帯にあったのでかなり期待して読んだが、いまひとつ。新訳でも古さを感じる。クインの災厄の町もそうだった。時代の古さが原因ではない、クリスティは今も十分におもしろく読めるから。

Posted byブクログ

2020/07/07

初めてジョンディクソンカーのミステリーを読んだが、読みやすく、なかなかのトリックで楽しめた。これは、傑作だ。

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