痛み の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
警察小説の新たな大地を切り開く3編 『見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ』 伊坂幸太郎 目と手と舌を奪われたデザイナー。裁判員制度と厳罰化。社会情勢が生み出した“狡猾な犯罪”の正体とは? デザイナーの社長を恨む社員が犯人。デザイナーの作品を盗むためにPCにログインする指紋認証の手が必要だった。盗んだ作品を転職する会社に持ち込んでいた。 傷害罪に死刑はない。この事件後、死刑も可能。 死刑廃止傾向の欧州諸国から揶揄される日本。 『シザーズ』福田和代 刑事と通訳捜査官、俺が捕まえあいつが落とす。中国人の犯罪組織に、まるでハサミの刃のように、二人揃って鋭く切り込む! 美人妻と結婚。子供が生まれると容姿の衰えを嫌悪。 家を出ていく。子供の世話をする為に警察内の通訳部門に異動。中国語を自己流でマスター。営業許可を受けてない風俗営業。中国人売春婦を得意の中国語でおとし自白に追い込む。通訳になっても刑事の仕事をする。 官舎の隣部屋の同期の妻にも子供を預けない。 実は出て行った妻が帰ってくるのを待っている。 偽ブランド事件。段ボールを持ちこんだビルを張り込み。 ビルに盗難発生。それをきっかけに段ボール持ち出し現場をおさえ事件解決。盗難したのは通訳のしこんだS.情報屋。 中国人の少年。 『三十九番』誉田哲也 このまま、時は平穏に過ぎていくはずだった。「三十九番」の名を再び聞くまでは。留置係員は何を見たのか。衝撃のラスト。暴力団関係の男が失踪。独身中年の留置係員と男が会っていたことがばれる。留置係員がゲイであることを知った男がゆすろうとしたので自宅に呼び込み殺した。 男の携帯を忘れ物として届けたこをつかんだ刑事。自宅にやってきて刑事も殺してしまう。
Posted by
最初の貫井さん、軽いギャグ的な感じも含めて描いてると思いますが、ヒェー痛すぎる、救いが無い残酷な話。犯人が、‼、最近何が起こるか分からないので模倣犯など出ないことを願います。誉田作品は流石と言う感じ。注目している3人の作品がよめて良かったです。
Posted by
貫井さんの作品、 最初から久しぶりに辛くて苦しくて 想像に耐えなくて読むのをやめてしまった。 あたしは想像するに絶えないほどの苦しい人の痛みの描写は苦手だ。
Posted by
貫井徳郎「見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ」、福田和代「シザーズ」、誉田哲也「三十九番」 3人の作家による警察小説アンソロジー。
Posted by
ううううううん。 今を時めく作家さんを3にんも揃えておいて このインパクトの弱さは何やろか~? しかも、後味だきゃぁ悪いって言う。 なんかオチも読めたしねぇ。 3人とも、長編のほうが向いてる作家さんってことなんかな? ■ ■ ■ ■ ■ 作家さんの名前に期待しすぎたのかなぁ。 フ...
ううううううん。 今を時めく作家さんを3にんも揃えておいて このインパクトの弱さは何やろか~? しかも、後味だきゃぁ悪いって言う。 なんかオチも読めたしねぇ。 3人とも、長編のほうが向いてる作家さんってことなんかな? ■ ■ ■ ■ ■ 作家さんの名前に期待しすぎたのかなぁ。 フツーに手に取ったら面白く読めたのかなぁ。 ううううううん。
Posted by
【収録作品】「見ざる、書かざる、言わざる」 貫井徳郎/「シザーズ 福田和代/「三十九番」 誉田哲也 「見ざる・・・・」痛すぎる。
Posted by
貫井徳郎さん、福田和代さん、誉田哲也さんの警察小説3連発。面白かったです。度肝を抜かれたのは貫井徳郎さん、人物に思い入れができて続きが読みたくなったのは福田和代さん、ストーリーに目が離せなくなったのは誉田哲也さんでした。3編とも読ませます。
Posted by
+++ 『見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ』―目と手と舌を奪われたデザイナー。裁判員制度と厳罰化。社会情勢が生み出した“狡猾な犯罪”の正体とは?『シザーズ』―刑事と通訳捜査官、俺が捕まえあいつが落とす。中国人の犯罪組織に、まるでハサミの刃のように、二人揃って鋭く切り...
+++ 『見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ』―目と手と舌を奪われたデザイナー。裁判員制度と厳罰化。社会情勢が生み出した“狡猾な犯罪”の正体とは?『シザーズ』―刑事と通訳捜査官、俺が捕まえあいつが落とす。中国人の犯罪組織に、まるでハサミの刃のように、二人揃って鋭く切り込む!『三十九番』―このまま、時は平穏に過ぎていくはずだった。「三十九番」の名を再び聞くまでは。留置係員は何を見たのか。衝撃のラスト。警察小説の新たな大地を切り開く3編。 +++ どれもいささか癖と捻りのある警察小説だった。そして、後味がよくない。なのに、何か惹きこまれるものがある。主人公の警察官たちに生身の人間臭さを感じるからだろうか。見たくないが展開が気になる一冊だった。
Posted by
まだ誉田哲也の作品だけ残してはおりますが、、、 千円で今まさに旬な作家さんの短編ではありますが 読めるというのは贅沢な話し。双葉社頑張りましたな。 今後もこのような企画本に期待。
Posted by
痛い短編集。 貫井さんの「見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ」は冒頭からグイグイ引きこまれた。死刑制度について考えさせられる。長編で読みたい。 福田さんの「シザーズ」は通訳捜査官という設定とキャラが良くて、話自体はフツウなのだけれど、続編が読んでみたい感じ。 誉...
痛い短編集。 貫井さんの「見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ」は冒頭からグイグイ引きこまれた。死刑制度について考えさせられる。長編で読みたい。 福田さんの「シザーズ」は通訳捜査官という設定とキャラが良くて、話自体はフツウなのだけれど、続編が読んでみたい感じ。 誉田さんの「三十九番」は留置担当官という設定と犯人が追い詰められていく様にドキドキしたし、最後はビックリした。 今回福田さんの作品を初めて読んでみて、他の作品も読んでみようかなーと思った。
Posted by