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天地明察(上) の商品レビュー

4.1

501件のお客様レビュー

  1. 5つ

    157

  2. 4つ

    190

  3. 3つ

    98

  4. 2つ

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2024/03/31

さすが本屋大賞の一言に尽きる。 囲碁打ちの渋川春海は徳川将軍の名を受け、新しい暦を作るべく奔走する! どこかナヨっとした晴海の人間臭さに惹かれ、謎の天才算術家、関孝和との算術問題を通したやり取りからも目が離せない。 江戸時代にここまで天文学や測量の技術が栄えていたのかということは...

さすが本屋大賞の一言に尽きる。 囲碁打ちの渋川春海は徳川将軍の名を受け、新しい暦を作るべく奔走する! どこかナヨっとした晴海の人間臭さに惹かれ、謎の天才算術家、関孝和との算術問題を通したやり取りからも目が離せない。 江戸時代にここまで天文学や測量の技術が栄えていたのかということは非常に勉強になる。また、技術者魂に何度も心揺さぶられた。

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2024/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歴史小説だから読めるか心配だったけどキャラクターが立っててするする読めました! 伊藤さんと建部さんが観測中に二人ではしゃいでる場面と春海さんが二回目に貼り出した問いに明察と書く場面が気に入ってます。 下巻も楽しみ

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2024/01/10

図書館にて。 時代劇×青春! まだ(下)読んでないけど、これは良い予感。 大河ドラマ観てるみたい。 個人的には恋愛パートはいらんけど、こういうの大好きです。

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2023/07/31

 上巻にして、この読後感。しきりに人にお薦めしたい本に登り上がった。  時代は江戸が泰平の世として安定しようとする時期で、自身の生まれが、その人の人生をほぼ決定してしまう世において、囲碁の家に産まれた安井算哲こと渋川春海が、ただ研鑽することでなく、決められた手筋を教示する囲碁の世...

 上巻にして、この読後感。しきりに人にお薦めしたい本に登り上がった。  時代は江戸が泰平の世として安定しようとする時期で、自身の生まれが、その人の人生をほぼ決定してしまう世において、囲碁の家に産まれた安井算哲こと渋川春海が、ただ研鑽することでなく、決められた手筋を教示する囲碁の世界、仕事に倦み、算術への尽きぬ興味から、偶然(いや必然なのか)ながら一気に話は北極星測定、暦作成の命を授かる。  それにしても登場人物が、何とも生き生きとして魅力的である。才能漲る、何処か主人公と対極的な位置で碁の道に生きる本因坊道策、磯村塾の村瀬義益と神社に奉公している女性の、えんの会話などついついこちらがニヤニヤとしてしまう。そして観測隊隊長の建部昌明と副隊長の伊藤重孝の老練コンビの、決して老いを感じさせない、子供心と探究心を持続している素晴らしさなど、このような魅力的な人物が織り重なり、日頃当然のように成り立っていて、今や疑ってもいない暦の真実に気づかされ、今よりも誤りを正すことの難しい時代において、未知のものへの挑戦に自然と吸い寄せられてしまった。  下巻が楽しみである。

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2023/07/20

以前、新婚旅行の際に異国に携えて行って読んで以来、ちょうど10年ぶりの再読。 ストーリーなど、ほぼ忘れてしまっていて、新鮮な気持ちで読めたのだが…こんなに面白かったっけ!?というのが素直な感想。 春海をはじめとする登場人物が皆魅力的だし、どんでん返しが何度もあったり、伏線回収がし...

以前、新婚旅行の際に異国に携えて行って読んで以来、ちょうど10年ぶりの再読。 ストーリーなど、ほぼ忘れてしまっていて、新鮮な気持ちで読めたのだが…こんなに面白かったっけ!?というのが素直な感想。 春海をはじめとする登場人物が皆魅力的だし、どんでん返しが何度もあったり、伏線回収がしっかりあったり、ラストが序章につながっていたりと、構成も秀逸。 読んでいて何度も涙が出た。 この小説を選んで読んだこと、まさに”明察”!

Posted byブクログ

2023/07/06

江戸時代、囲碁棋士安井算哲又の名を渋川春海が改暦に挑む話。上巻は算術に心掴まれ、北極星観測に向かう話で面白くワクワクする。算術を挑む所は緊張して、北極星を初めて3人で測る所は心が震える。ちょっとそこで感極まったもん。何より伊藤さん建部さんが好きになる。最後はふぅと一息吐いた。下巻...

江戸時代、囲碁棋士安井算哲又の名を渋川春海が改暦に挑む話。上巻は算術に心掴まれ、北極星観測に向かう話で面白くワクワクする。算術を挑む所は緊張して、北極星を初めて3人で測る所は心が震える。ちょっとそこで感極まったもん。何より伊藤さん建部さんが好きになる。最後はふぅと一息吐いた。下巻が大変気になる

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2023/06/27

よかった。読み応えもあり、文章もしっかり地に足がついてると言うか、浮かれた感じのない、信憑性を感じる。 作文してる会話なども当然あるはずだけど、全て史実のように感動して読んだ。 天才と努力と、そして、関わってきた人たちのタスキを繋ぐという思い。じんときた。 保科正之もかっこよ。

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2023/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

算術の世界がこんなにも楽しく感じるのは、正直意外過ぎました。塾で、神社で…いろんなところで問題を出し合い、解き合う。「失敗を恐れてはいけない」この言葉が胸に響く。だからこそ、解けたときの「明察」って気持ち良いのだろうな。学生時代に、この本に出会えていたら、数学に対しての意識が少しは変わっていたかもしれないと思うと惜しい。この算術が、これからどう関わってくるのか…楽しみです。

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2023/06/24

養老さんのお勧めだったので読みました。宇宙の仕組みを数学で解き明かす。好きこそものの上手!こんなにワクワクできる人生は最高ですね!

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2023/06/23

時代ものというよりは青春小説のイメージ。それが嫌ではないけれど、意外とこういう感じなんだ〜と頷く感じ。

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