誰がための刃 レゾンデートル の商品レビュー

知念実希人【著】

2012/08/12

もうページが止まらない止められない！！

バラバラだった話と登場人物が、徐々に繋がって、殺されたり出てきたり・・・。

裁縫道具も複線でしたか・・・。

2012/08/06

末期癌が見つかり自暴自棄になってた若い外科医。ひょんなことから生きる目的ができて美少女が転がり込んできて、結末までまさに想像通りっていう、青臭い男の妄想ぷんぷんイヤンなハードボイルド。
作者さんが現役医師だそうだけど、私には医療ものとして楽しめる系統の内容ではなかったし、ミステリーとしてもありがちでやや物足りなく感じた。

2012/08/01

ばらのまち福山ミステリー文学新人賞第四回受賞作。

読了感としては悪くなかったです。
ただ、正直なところ、ミステリにもハードボイルドにも
寄りきれてないところが気になる。
つまり、良いところに位置付けている訳ではなく、
どっち付かずだし、両方を描くにしても…

お医者さんなので、医療に関する箇所は綿密でした。
でも、それ以外は読み易い文章という以外は
特徴があまり感じられない。

この賞はいちおう、「本格」もしくは「本格より」を対象とすると
あとがきで島田荘司さんが仰ってます。
専門的な内容が緻密であれば、「本格」なのか？
今更、私は「本格」とは何か、悩んでしまいます。

あと一点。
タイトルの「レゾンデートル」は必要だったのか？
『誰がための刃』で十分、素敵なので
私としては表紙を見るたびにゲンナリしました。

色々と細かく書きましたが、
最初にも書いたように
普通に楽しめるけど…みたいな感じで星は3つ。
この作品以降も読んでみたいです。
医療に関する作品を書くのか
敢えて違う分野を取り扱うのか。
どちらにしても次作が気になりますね。

2012/07/17

■レゾンデートル...存在意義というタイトルそのままの結末。どちらかというとハードボイルドなストーリでで自分にとってはかなりツボな作品。

■ちょっとだけ古臭い...というのかなぁ、2時間サスペンスやVシネマとして映画化するとしっくりと来るような内容なんだけど、600を超えるページ数なのに読み始めたら全然止まらず、一気読みしてしまった。

■ストーリーとかスピード感とか人物設定とか一気読みしてしまう条件...ってきっとあるんだろうなぁ。（笑）

2012/07/16

　島田荘司氏の選評まで入れて600頁！　『最初の刑事』を読み終わった後になぜこれを手に取ってしまったのか……と、半ば悔みつつ読み始めましたが、気がついたらあっという間に読み終わっていました。選評にあるように「突進する痛快な小説」です。連ドラというよりは、2時間サスペンス的な軽さ。血が苦手な人にはちょっとつらいかもしれませんが。
　著者のツイッターがほのぼのしてて面白いです。ツイッターの雰囲気につられて読んでみたら、意外にもバイオレンスタッチで驚きました。今後の活躍に期待してやや甘めに星４つ。

2012/07/12

第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。あまりにも勧善懲悪しすぎているとか真犯人の正体が見え見えだとか細かな瑕疵はあるにしても、それを越える面白さがある事でミステリーとしては十二分に成立していると思います。この文学賞受賞作品は俺の好みに合っているようなので過去の受賞作品も読んでみよう。

2012/06/29

素晴らしい！面白かった！！島田さんの評にあるように、ミステリーというよりは、ハードボイルド？と思いながら読んでいたけど、ジャンルなんてどうでもいいのだ。よくわからないいしｗ 現役の医師ならではの、作者の医学知識もふんだんに盛り込まれていて、医療物好きとしては、それも魅力♪　私的に気になった個所が2ヶ所ほどあったが、これもまぁいいかと思えるほどの面白さでしたｗ 展開は見えるけど、それでも十分楽しめます♪今後が楽しみな作家さんの登場ですね～(●’ᴗ’●)　おススメですっ♪♪

2012/06/28

　ハードボイルドものはあんまり好きではない。よくある設定。主人公の人物設定がよくわからない。等の不満はあるけど、その上でも、結構入り込んでしまいました。改めて、僕はこういったべたな設定は嫌いではないのだな～と思いました。文体も読みやすいです。ちょっと長いけど。

2012/06/19

レゾンデートル（存在意義）というタイトルがラストで納得。
人間は「最後のその境地」に達するまで自分の存在意義を
見つける事は出来ないのかな？

ラブストーリーはベッタベタでベタ甘好きの私には
たまらんでした。ただ女の子が若すぎるのんが
イマドキなんだなぁって^_^;むふふ・・・

2012/06/11

一言でいうと面白かった。残酷なシーンもあるけど、雄貴が助けた少女と心を通わす場面は、ジーンとくるものがありました。