悲鳴伝 の商品レビュー
二段組の500ページオーバーという長編だが、続きが気になってすぐ読める。 相変わらずの西尾節、人がグロく死にすぎるが、気にせず読めるのが西尾維新だと思ってます。 爽快なまでに、悲惨。 「少年よ、逃げろ」
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長かったのに長さを感じませんでした。 空々くんのお話をもっと見ていたいと思ったのは私だけではないのではないでしょうか。
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『薦めないけど読んでほしい』どこをとっても厨二くさい所は嫌いな人にはまったく合わないだろうし、ちょっと考察すれば論理的にも物理的にも多くの矛盾は見つかるだろう。ジャンプマンガのような友情も努力も勝利もないし、他の講談社ノベルスのような謎もない。だからどうにも人にオススメしにくいし...
『薦めないけど読んでほしい』どこをとっても厨二くさい所は嫌いな人にはまったく合わないだろうし、ちょっと考察すれば論理的にも物理的にも多くの矛盾は見つかるだろう。ジャンプマンガのような友情も努力も勝利もないし、他の講談社ノベルスのような謎もない。だからどうにも人にオススメしにくいし出来ないんだけど、「楽しめるヤツだけ読め!」という無茶を思わず言いたくなってしまう一冊。
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純粋に面白かった。単純にもっと読んでいたい、有体に言うとこれからの主人公の動向が気になるといった感じでしょうか。 英雄譚と銘打たれていて、人類を守るために地球と戦うなんて煽られていたけれど、そんな大層な話ではなくて、帯に書かれている「少年よ、逃げろ。」というのが、この1冊を端的に...
純粋に面白かった。単純にもっと読んでいたい、有体に言うとこれからの主人公の動向が気になるといった感じでしょうか。 英雄譚と銘打たれていて、人類を守るために地球と戦うなんて煽られていたけれど、そんな大層な話ではなくて、帯に書かれている「少年よ、逃げろ。」というのが、この1冊を端的に表現できているなと、そう感じた。 個人的に著者の作品はキャラクターありきだと考えているのだけど(こういう話が書きたいではなく、こういう人物を書きたいみたいな)、今回登場するキャラクター達は、特異でありながら異常だと切り捨てられるってわけでもなく、妙にリアリティーがあって、共感するのは難しいかもしれないけれども、その気持ちも分からなくはないといった感じで、等身大の少年が、結局何を思っていたのか、どう変わっていったのか、読者任せみたいな感じになってはいるけど、一人の少年のお話は、人類とか地球とかとは関係のないところで、幕を閉じたのであった。 今回死んだキャラクターは、一人を除いてみんな死んで悲しいかな。みんな良いキャラだった。 英雄というのは人類の英雄ってわけではなかったんだね、おそらく。そこが良かったと思うのであった。
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内容説明 西尾維新史上、最長巨編――西尾維新がはなつ、新たなる英雄譚。地球の悲鳴が聞こえるか。 彼の名は空々空。 どこにでもいない十三歳の少年。 風変わりな少女、剣藤犬个が現れたとき、 日常かもしれなかった彼の何かは終わりを告げた。 ひどく壮大で、途轍もなく荒唐無稽で、 しかし...
内容説明 西尾維新史上、最長巨編――西尾維新がはなつ、新たなる英雄譚。地球の悲鳴が聞こえるか。 彼の名は空々空。 どこにでもいない十三歳の少年。 風変わりな少女、剣藤犬个が現れたとき、 日常かもしれなかった彼の何かは終わりを告げた。 ひどく壮大で、途轍もなく荒唐無稽で、 しかし意外とよく聞く物語は、 そんな終わりを合図に幕を開ける。 人類を救うため巨悪に立ち向かう英雄は、 果たして死ぬまで戦うことができるのか!? 著者について 西尾 維新 1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』(講談社ノベルス)にて第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー。デビュー作に始まる〈戯言シリーズ〉は西尾維新を代表するシリーズとなる。その後も精力的に執筆を続け、〈人間シリーズ〉、〈世界シリーズ〉、12ヵ月連続刊行の『刀語』(講談社BOX)などその作品の幅は広い。また、2009年夏に『化物語』がアニメ化され爆発的な人気を博した。2012年には『傷物語』の映画化が決定している。名実ともにゼロ年代を代表する作家であり、その執筆意欲はとどまるところを知らない。若手作家の中で、今後の展開が最も期待される一人である。
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戯言中期、りすか、の劣化版。そんな感じ。 目次の特撮ヒーローノリが「嘘はついていないけど大嘘」 なのだけが笑える。 とにかく人が死ぬ。とりあえず死ぬ。 人類が3分の1死ぬw 敵も死ぬ。ペットも死ぬ。味方も死ぬ。親友も死ぬ。ヒロインも死ぬ。 「死ぬ」って文字列がゲシュタルト崩壊したwww ヒーローもヒロインもそれほど魅力的ではないので★三つ。
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地球撲滅軍を名乗る組織に家族や身近な人々を皆殺しにされた少年が、その軍に参加しヒーローとして人類のために地球と戦う話。 良くも悪くも西尾維新だね。 いつものネーミングセンスや西尾節、敵も味方も一般人もばっさばっさ死んでいく展開は健在です。 主人公の空も、いーちゃんや串中弔士を...
地球撲滅軍を名乗る組織に家族や身近な人々を皆殺しにされた少年が、その軍に参加しヒーローとして人類のために地球と戦う話。 良くも悪くも西尾維新だね。 いつものネーミングセンスや西尾節、敵も味方も一般人もばっさばっさ死んでいく展開は健在です。 主人公の空も、いーちゃんや串中弔士を思い出させるような少年。 こういうキャラ好きなんだろうな…w 西尾維新らしい作品であるからには色々と変なキャラが登場するんだけど、 その中の一人が「狼ちゃん」。 見た目は小柄な女の子なんだけど、空以外の人間は犬として扱っている。 はたして彼女は人間なのか?犬なのか? 空が覚えた疑問は当然読者も覚える疑問で、 正体が判明するまでの一連のシーンは没頭して読んでしまいます。 こうした展開や読ませ方は流石だね。 「ヒーローが人類を救うために戦う作品」であるはずなんだけど、そこは西尾維新、ひねくれた主人公によるひねくれた作品となってます。 アンチ王道な作品が読みたい人は、ぜひ。
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西尾維新節、炸裂。 いーちゃんと空くんは似てる。そっくりだ。 とラストまで思ってたけど全然違った。 悲惨すぎる。 そんな終わりアリなのか。 映像化とか無理無理ぽいけど、劇場版で観たいな。
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装丁が好き。続きが読みたいなぁと思ったけど、どんな続きになるのか、どんな続きが読みたいのかまったく想像つかなかったので、ちょうどいい長さで、きれいに完結したってことなんだろうな。
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西尾維新「悲鳴伝」を読了。今月25冊目。 西尾維新の中では最長作品。2段組で500ページ超。原稿用紙でいうと1000枚だとか。とはいっても1日かからずに読み切ったので、難解な作品という事もなく、割とシンプルな話だったと思う。 作者が語っているように冒険譚であり、英雄譚だったと思う。ちょっとひねくれているけど。ただ、ひねって、ひねって、構造的には元に戻るというか、主人公の中では、何もねじれてないけどど、周りがねじれているというか。 話が終わっていないと感じる人もいるかもしれないけど、主人公の中では1つの完結を見ているので、これはこれで良いんだと思う。でもいくらでも続編は書けそうな気もするけど。
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