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おそろし の商品レビュー

4

268件のお客様レビュー

  1. 5つ

    60

  2. 4つ

    117

  3. 3つ

    65

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2012/05/24

やさしい心、人を思いやる心が人をすくうんですね。シリーズ化され、百話になったら凄いですが、楽しみです。

Posted byブクログ

2012/05/24

さて、世にも怪奇な物語をひょんなことから17歳のおちかが聴き取る事に相成りました。とは言え、まだこの書物で五話でございます、これからまだまだ続くというこの話、そもそも何故おちかが怪奇話を聴くやうになったかといへば、おちか自身がとっても恐く、おそろしく目に遭ひ、或いは、恐く、おそろ...

さて、世にも怪奇な物語をひょんなことから17歳のおちかが聴き取る事に相成りました。とは言え、まだこの書物で五話でございます、これからまだまだ続くというこの話、そもそも何故おちかが怪奇話を聴くやうになったかといへば、おちか自身がとっても恐く、おそろしく目に遭ひ、或いは、恐く、おそろしい事をしたからでございます。ショックを受けて心を閉ざしがちになった姪を江戸に引き取り、元気つけようとして、主人の三島屋伊兵衛がショック療法で始めたモノなのでございます、処が、怪奇は、一回話を聴くだけでは収まらず、なかなか大変なことになって参ります、詳しくは読んで頂くとして、一方、おりくは何故か、元気になって行くのでございます。 このお話の作者の意図を、解説で縄田一男うじが、見事に書いていらっしゃいます。それを書き写して、私の簡単な話の紹介に変えさせて頂きたく存じます。 戦後の高度成長期からバブル期にかけて、来世に地獄も極楽も無いと割り切ってしまった時点で、物質的豊かさに溺れ、現世に極楽を見いだすべく奔走に奔走を重ね、かえって地獄を作り出してしまった日本人そのものの姿ではないか。 また書きての側からいえば、戦前はお金は無くても心があった時代であり、戦後は心は無くてもお金があった時代。そして平成の今は、心もお金もなくなった時代。宮部みゆきは、その乱離骨灰と化した日本の荒野に、人間のあるべき姿を取り戻すべく、物語を書き続けているのではあるまいか。(489p)

Posted byブクログ

2012/05/20

姉と弟の話が艶っぽくて好みでした。禁忌に弱いのかな、私は。 ラストはそれまでの話の中の人物たち総集合で大団円にむかいますが、個人的にはいまひとつ乗り切れず。

Posted byブクログ

2012/05/20

宮部みゆきの時代小説はほんとに安心して読める。いつものことながら、読み終わるまで寝るのが嫌になるくらい(^^)

Posted byブクログ

2012/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おそろしい… 宮部みゆき久しぶりに読みました! 模倣犯ぐらいから殆ど読んでなかったのでどうなったかなーーと思っていたんですが印象はあんまり変わらず、よかったような! とりあえず怖かったよ でも作り物だとわかっているとあとをひかないからいいね! そうなってくると読んでるあいだのヒエ!ゾワ!が心地いいね 怖がりにも読めるは読めるけど夜中読んでると逆に途中で終われない 100話追っかける気にはなれませんでした

Posted byブクログ

2012/05/18

不思議な話だけど、リアルに人間の汚いところ裏表が書かれていて共感できた。こういう話ができる相手ってなかなかいないかも。 できれば自分のいいところばかり見てほしいから、でも人に話すことで自分の中のもやもやも変化していくのかもしれない。 次回作も読むぞ!!

Posted byブクログ

2012/05/16

久々に読んだ宮部みゆき。それも時代小説で、百物語の変化版。一つ一つの物語が哀しく切ない。ここら辺の描き方はさすが宮部美雪と言う感じ。人物描写がしっかりしているので、物語に入る前でも飽きさせず、物語の本篇が始まれば、一気に読ませる。 惜しむらくは、この本の最後の一編がキレ味が悪い...

久々に読んだ宮部みゆき。それも時代小説で、百物語の変化版。一つ一つの物語が哀しく切ない。ここら辺の描き方はさすが宮部美雪と言う感じ。人物描写がしっかりしているので、物語に入る前でも飽きさせず、物語の本篇が始まれば、一気に読ませる。 惜しむらくは、この本の最後の一編がキレ味が悪いように思う。少し安っぽいホラーのにおいがした。

Posted byブクログ

2012/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とにかく読みやすかった! 余りに読みやすい上に面白いので、珍しく夢中になってさくさくと。 1話目の曼珠沙華を読み終えた後は、幽霊のお話でなく、人の心とか、裏側とか、人の心が見せる妄想やそれの具現が…みたいなお話なのかなと思ったのですが、2話目、凶宅が…怖くて怖くて(^ω^;) 夜中に読んでたんですが、そわそわしてしまいました。 それでも、読後感はすっきり……のような、凶宅での出来事を解決する形で一応終わっているものの、あの家守の男性との因縁はまだ続くようで。 続きが気になります。 個人的には、わたしも、殺されてしまった吉助さんのことよりも、松太郎さんの事のほうが気になってしまった。 ひとは、誰しも、大小違えども、自分の罪や過ちを、赦されたいのかもしれないね。

Posted byブクログ

2012/05/16

宮部みゆきの時代ものミステリー。かなりテンポよく読めた。途中の展開が奥行きが広かったのだか、結末が安い映画のようでちょっと期待外れ。関連の小説も読んでみたい。

Posted byブクログ

2013/07/29

全1巻。 新シリーズの1作目。 オカルティックなホラー。 ちょっと変わった百物語。 ただ恐いって感じじゃなくて、 ホラーな話を通して傷を癒していく感じ。 人それぞれの。 結局恐いのは人っていう著者らしいホラーで、 かつ、優しさを感じる物語。 恐さが強いけど。 クライマックスの...

全1巻。 新シリーズの1作目。 オカルティックなホラー。 ちょっと変わった百物語。 ただ恐いって感じじゃなくて、 ホラーな話を通して傷を癒していく感じ。 人それぞれの。 結局恐いのは人っていう著者らしいホラーで、 かつ、優しさを感じる物語。 恐さが強いけど。 クライマックスの盛り上がりとかさすが。 まさかこんな手に汗握る展開になるとは。 このノリで。 すごく映像的。 百物語だし百話まで続くんかな。 まだ5話だけど。

Posted byブクログ