オール・マイ・ラビング の商品レビュー
毎度の事だけど、いくら身内と言ってもこれだけ大勢の人が一つ屋根の下に集えば、普通ストレスを感じるだろうし、ケンカしたっておかしくない。それを仲良く笑い合って暮らしている。これは、もう、お伽話。 しかし、みんな、お伽話を求めているんだろうな、きっと。
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帯文:”「LOVEがたくさんつまったこの物語にとにかく一目惚れしました」小田急ブックメイツ・狩野大樹さん” 目次:夏・あなたの笑窪は縁ふたつ、秋・さよなら三角また会う日まで、冬・背で泣いてる師走かな、春・オール・マイ・ラビング、解説 狩野大樹
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問題がちょこちょこ起きて、まったり解決していく流れは変わらず。でも少しずつみんな成長していくので、家族が増えたり、幸せになったり、一体何家族見守っていくことになるのだろうという大所帯です。最近はこんなひと前に出てたっけくらいです。
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東京バンドワゴンシリーズ5弾‼︎ 今回は、前回の過去の番外編を思い出しながら…。 今回も、ミステリーあり、笑いあり涙ありの温かい家族の物語。 古本に纏わる謎…それに関わる人々の想い… いつものように、沢山の出来事がありました。 一巻目から比べると、どんどん年数が経って、家族が増えて、知り合いも増えて、また花陽や研人の成長ぶりがよくわかります。 今回一番印象に残ったのは、古文書の件で新聞社が来た時、勘一がかっこよく言い切った所です。そして、掘田家に恩のある木島さんが戦うと言った所には、感動しました。 色々な人との出会いあり、そして沢山の繋がりがあり…。 またほっこりさせられました。 次も楽しみです!
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古本屋でカフェを併設している大家族のほのぼの日常系ミステリ5作目 とはいいつつ、日常系ミステリの要素はちゃんとしてない部分もあるので、大家族のホームドラマ言ったほうがしっくりくる 百物語で新たなページが出てくるとか、京極夏彦の巷説百物語シリーズにでも出てきそうなネタだね
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いやー泣けた。シリーズ5作目。勘一が引き継いできた蔵に保管されてた戦中・戦後の極秘文書が狙われ、前に我南人と池沢百合枝さんとのスキャンダルで出てきた木島という記者に助けられるとこ。勘一とともに泣く。そして我南人が甲状腺がん!歌えなくなる恐怖。本当、卓郎や稲葉さんが歌えなくなったら。でも研人が卒業式で我南人に歌わせるという。涙々。今までで一番泣いたんじゃないか。面白かった。こんなにうまくいくか、とも思うけど、この予定調和的な、平和な感じがこのシリーズのいいところなんだろう。次も楽しみだ。
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今回も狭い世界のいろいろな出来事を安心して楽しめる感じ。 やはりサチさんの語り口が効いてる、あたたかくて優しいお話。 季節や朝食の風景などが楽しく幸せな表情をみせる。
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東京の老舗古書店『東京バンドワゴン』を中心に繰り広げられる、シリーズ第5弾。 1冊のなかで夏から春へと四季が一巡する4つの章からなっていて、堀田家とその周りを巻き込んで今回もいくつもの事件や出来事が起こる。家訓<文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決>とあるよう...
東京の老舗古書店『東京バンドワゴン』を中心に繰り広げられる、シリーズ第5弾。 1冊のなかで夏から春へと四季が一巡する4つの章からなっていて、堀田家とその周りを巻き込んで今回もいくつもの事件や出来事が起こる。家訓<文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決>とあるように円満な解決へと向かって・・・。 今回の見どころは・・・。 『夏』の章では、きらめくようなイケメンの青が亜美さんの弟・修平くんに一芝居打つシーン。 『秋』には花陽の友人、双子の神林兄弟(これまた、イケメン予備軍!)のしゃれたいたずら。 藤島さんの友を思う気持ちとかすかな憂い。 雑誌記者・木島さんの東京バンドワゴン、滋味あふれる堀田家に対する思い。 『冬』には知にあふれ学問を真摯に追及する紺だからこそ、自分の到達できない高みを目指すことができる大学の恩師に対する敬愛の情。 そして、なんといっても我南人さんのLOVE!LOVE!LOVE! 『春』は小学校を卒業する研人くんのクラスメートと我南人さんに対するLOVE。 どの場面も読み手の琴線に触れる数々の言葉で、味わい深いものになっている。どれも印象深く、じんわりと熱く、涙腺がゆるむけれど、何といっても紺と我南人さん、そして研人くん! 紺の穏やかで、温かく、思慮深い面だけでなく、学問に対する熱い思いが読み手を惹き付ける。 この人がいてくれるから、ストーリーが締まるとというか、厚みを増していると思う。 そして、今まではあえて主人公をあげるなら、勘一さんなのかなと思っていたけれど、我南人さんの存在感が大いに増しました! 「前向きのぉ、前のめりの失敗はぁ、絶対に後悔なんか連れて来ないんだねぇ。生きてるうちにできることをやってみなきゃあ、それが良かったかも悪かったかもわからないんだよぉ。」(P278) で、今回、私のイチオシは研人くん! 今までは年上の花陽ちゃんに押され、おっとりしたよい子の印象が強かった。時折ドキッとする男前な態度を見せてくれることがあり、将来有望だなあとは思ってました。 しかーし、 今回、その聡いところと度胸のあるところ、そして、背筋の伸びた頼りがいのあるところ全開で、きゅーんとなるのは間違いありません!! う~ん、いい男が多すぎて目移りします。 もちろん、日常を支える女性たちの存在も忘れてはいけません。彼女たちのやりとり、食卓や家の周り、犬や猫などへ丁寧な描写があってこそ、バンドワゴンワールドにどっぷり浸れるのですから。 かんなちゃんと鈴花ちゃんという新たなアイドルも登場し、楽しみは増す一方! 藤島さんの恋の行方(しばらくシングルでいてください!)、子ども達の成長、次々巻き起こる出来事などなど・・・。 巻を重ね、ますます楽しいシリーズに目が離せません!
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好きなんだよな〜、このシリーズ。 ドラマも結構良かったけど、やっぱり原作の方が好きだなぁ。 今作は2回ウルっと来て、読後は幸せな気分になりました。
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東京バンドワゴンの5冊目です。まぁ、いつもの内容です。これを読むと、大家族っていいなぁと思います。家族それぞれの性格も関係するのでしょうが、楽しい生活です。実際には、このような楽しい生活を送っている人は数が少ないと思うのですが・・・ 楽しませてもらいました。
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