モンスター の商品レビュー
「永遠の0」で泣き、「風の中のマリア」に感心したのだけど、この著者の作風の切り替えは全方位です。これは全く毛色の違う物語でした。ラストのまとめ方がちょっとファンタジー過ぎる気もするけど、それまでの悲しい道のりに対しては、あれくらいでもお釣りは来ないかもしれない。男女で感想や見所が...
「永遠の0」で泣き、「風の中のマリア」に感心したのだけど、この著者の作風の切り替えは全方位です。これは全く毛色の違う物語でした。ラストのまとめ方がちょっとファンタジー過ぎる気もするけど、それまでの悲しい道のりに対しては、あれくらいでもお釣りは来ないかもしれない。男女で感想や見所がずいぶん違うかもしれないなぁ・・・
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さくさく読み終わったが、説明が多く少しダラダラしてしまった感があるので★4。所詮、外見より中身とかいうやつに限って外見で判断する。男なんてそんなもんです。主人公の執念には脱帽しましたが、悲しい話です。
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日常で普通に言葉には出来ないけれど、常に思ってる事が書いてあった。 主人公の心理が凄くよくわかった。 作中に出てきた医師の言葉が印象的だった。 決して面白いという本ではないけれど、何か本を勧めて欲しいと言われたら必ずトップ10に入ると思う。
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女の子の思春期におけるコンプレックスをここまで壮絶に描けるのがすごい!極端すぎるけど、私自身コンプレックスに悩まされてきたから、周囲の目をやたら気にしてしまう過剰な自意識とか、コンプレックスによる心の歪みとかわからなくもないなぁ。そして整形の描写がリアルで読みとばしてしまいました...
女の子の思春期におけるコンプレックスをここまで壮絶に描けるのがすごい!極端すぎるけど、私自身コンプレックスに悩まされてきたから、周囲の目をやたら気にしてしまう過剰な自意識とか、コンプレックスによる心の歪みとかわからなくもないなぁ。そして整形の描写がリアルで読みとばしてしまいました。 永遠の0と同じ作者とは思えない。でも共通して言えるのは、心理描写が巧いってこと!エピローグの最後の一文にゾッとした‥。とゆうか、世の男性ってこんなものなの?作者が男性なだけに怖くなったよー。 面白いお話でしたが、本棚に並べたいという感じでもないので、ブックオフに行ってきます☆ 「たかが皮一枚、されど皮一枚。」
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百田さんはじめまして。なかなかの厚さで読みごたえある感じだったけど、面白くてさくさく読めた。これはなんといったらいいか、読み終えたとき、ため息が出た。なんか、うん、すごいなあと。この主人公、醜い女である未帆の、信念と壮大な思い。このお話はあれだよね、恋愛小説なんだよね。だってここ...
百田さんはじめまして。なかなかの厚さで読みごたえある感じだったけど、面白くてさくさく読めた。これはなんといったらいいか、読み終えたとき、ため息が出た。なんか、うん、すごいなあと。この主人公、醜い女である未帆の、信念と壮大な思い。このお話はあれだよね、恋愛小説なんだよね。だってここまで一人の男の人を想って想って想い続けて生きるのって、すごいと思う。できないよ、ふつう。結末は、未帆にとっても、和子にとっても、これで良かったのかなあと思った。でも、同じ女性として、和子の人生はなんだか悲しくて、切なくて。読んでてちょっと、胸が痛くなった。横山クリニックでの横山先生と和子の整形に関する会話が、なんだか美容整形の講義のようで、読んでてふむふむと思った。なんか、これは読んでると整形がしたくなるな(笑)美しさのために、そこまでするか?って思うかもしれないけど、わたしは、和子の今までを考えれば、ここまで執念深くなるのは当然だよなあとも思う。ただ周りの普通の女の子のようになりたかっただけなんだよね。普通に恋愛して、普通に幸せになる。それができないなら、自分で作るしかない。和子は努力して、我慢して、ここまできたわけだから、わたしはすごいなあと思うよ。一人の女の子が一人の男の子に恋をした、純粋な恋愛小説なんだなあと。最後の最後も、わたしとしてはさくっと終わった感じ。英介は和子をほうって逃げたのかもしれない。でもわたしは、気持ち良さそうに、笑ってるように死んだ和子を見たら、そのままにしてあげたほうが良かったんじゃないかなあと思う。英介が最後の最後に、何を思ったのかは分からないけど。
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一言でいうと、壮絶な恋愛小説。しかも想像しえないハッピーエンド。 自分に強いコンプレックスを持って人はどう生きていくのか?という問いに対して、新しい答えを見せられた気がして新鮮だった。 最初からぐいぐい引き込まれて読むのを止められなくなる感じは、いつもの百田尚樹クオリティ。面白か...
一言でいうと、壮絶な恋愛小説。しかも想像しえないハッピーエンド。 自分に強いコンプレックスを持って人はどう生きていくのか?という問いに対して、新しい答えを見せられた気がして新鮮だった。 最初からぐいぐい引き込まれて読むのを止められなくなる感じは、いつもの百田尚樹クオリティ。面白かった。
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ストーリーはある程度、最初から分かる。でもここまで徹底的に書き込まれると、恐れ入ってしまう。 ここまで不細工な顔の女性の気持ちについて書かれると恐れ入る。 ここまで真面目に顔の整形について書き込まれると恐れ入る。 人々に好意を持たれる人は、その人物の容姿と性格など内なる部分の評...
ストーリーはある程度、最初から分かる。でもここまで徹底的に書き込まれると、恐れ入ってしまう。 ここまで不細工な顔の女性の気持ちについて書かれると恐れ入る。 ここまで真面目に顔の整形について書き込まれると恐れ入る。 人々に好意を持たれる人は、その人物の容姿と性格など内なる部分の評価からくる所が多分にあると思う。「美人だから性格が良い。」「ブスだから性格が悪い。」と簡単に決められるものではないが、、、、、いくつか要素が絡み合って、作用しあって、その人の評価が決まる。何に固執するのか、綺麗ごとでは言い切れない。まず容姿から入ってしまうのは事実だ。
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さらっと読めるよく見るストーリー。でも女性の美に対する欲望はどこまでも変わらないんだなと思い返された。彼女は最後に幸せを手に入れたのでハッピーエンドかな。例えそれが見かけだけの物だとしてもそんなの知った事ではないし。要は見せかけを求める者は見せかけしか手に入らないという事か。
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奇形的なまでに醜かったヒロインが、ずっといじめられ、卑屈な思いを抱えながら生きていく。彼女は25歳になってはじめて整形に目覚めるが、お金稼ぎのために意を決して門をたたいた風俗でも、そのブサイクな顔が原因で採用を拒否され、SM嬢に。 繰り返す整形のおかげて、彼女は絶世の美女に生まれ...
奇形的なまでに醜かったヒロインが、ずっといじめられ、卑屈な思いを抱えながら生きていく。彼女は25歳になってはじめて整形に目覚めるが、お金稼ぎのために意を決して門をたたいた風俗でも、そのブサイクな顔が原因で採用を拒否され、SM嬢に。 繰り返す整形のおかげて、彼女は絶世の美女に生まれ変わり、幼稚園の時に手をつないで暗闇を凛々しく歩いてくれた王子様への再会を願って、田舎に戻ってレストラン経営をはじめ、ついに王子様に再会し、彼の心を奪う。 ・・と書くと、なんだか非現実的なストーリーのようだけれど、そこにリアルな人間感情や心理戦が描かれて面白い。 「人は簡単に手に入るものは大事にしない。物でも女でも。」・・はい。ごもっともです(^_^;)
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すごく読みやすかった。一気に読めたけど、なんとも後味はよくないなー。 整形ってすごいなー。人って顔が重要だな、確かにと改めて思う。 醜いって見にくいって意味だという言葉は読んでる私まで傷ついた。 整形してキレイになるまでずっとブスとか言われ続けたら、復讐もしたくなるよね。
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