モンスター の商品レビュー
美人ははたして得なのか? 正面からこの題材に取り組んだ作家はそういないのではないか。 タブーに踏み込んだ百田尚樹、衝撃の話題作「モンスター」 文庫本にしては500ページ近くあり、かなり厚め。 しかしあまりに面白く、読み始めたら止まらない。結局2日で読み終えてしまった・・・。...
美人ははたして得なのか? 正面からこの題材に取り組んだ作家はそういないのではないか。 タブーに踏み込んだ百田尚樹、衝撃の話題作「モンスター」 文庫本にしては500ページ近くあり、かなり厚め。 しかしあまりに面白く、読み始めたら止まらない。結局2日で読み終えてしまった・・・。 生まれつき醜悪な容貌の和子。少女時代、モンスターと呼ばれた彼女は成人後、整形手術を繰り返し究極の美貌を手に入れる。 醜くかった頃には冷淡だった男達も彼女が整形後、手のひらを返したかのように誉めそやし言い寄ってくる態度が、哀しいくらいに滑稽だ。 はたして容貌の美しさと人生の幸福度は比例するのだろうか? この小説を読みながらその思いが頭から離れませんでした・・・。
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くれぇー でも確信ついとる。 不細工は最後まで報われなかったと取るか報われたととるか… 報われて欲しいけど男の性やなぁー
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なんとも読後感がよろしくないとゆうか、重いわけじゃないけど、結局女は見た目だってゆう現実を見せつけられる感じ。モンスターとまで呼ばれるくらい酷い不細工な女性が、美容整形で絶世の美女になって、ある日生まれ育った田舎に戻り…とゆう話。すごく取材したんだろうな、というのがひしひしと伝わ...
なんとも読後感がよろしくないとゆうか、重いわけじゃないけど、結局女は見た目だってゆう現実を見せつけられる感じ。モンスターとまで呼ばれるくらい酷い不細工な女性が、美容整形で絶世の美女になって、ある日生まれ育った田舎に戻り…とゆう話。すごく取材したんだろうな、というのがひしひしと伝わるようなリアルな美容整形や水商売の描写のおかげで、興ざめすることなく一気に読めたが、結局言いたいことはなんだったのか。 女は見た目だってゆうことのようでもあり、ようは心の持ちようだ、と言ってるようでもあり、恋愛なんて思い込みだと言っているようでありながら、純愛礼賛してるようでもあり。 とにかく、美人がいかに得をして、不細工がいかに損するのかの描写が長すぎて、私みたいな女は、正直気持ち良くはなかったな。ただ、これも現実だから仕方ないと思うけど。 ただ、きれいごと言わないし、冷めるような飛躍もないし、女なら共感?できる部分も多々あったから、面白かったのかも。 男性が読んだらどう思うんだろうか。 ちなみに、作者は、永遠の0、風の中のマリア、プリズム、などの百田尚樹。ほんとにここまで毎回趣の異なる話を書く作家もいないんじゃないかと思うけど、どちらかと言うとプリズム寄りなイメージ。主人公の女性が生き方を悩むあたりは、風の中のマリア寄りか。
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救いがたいほど醜い顔・・。 醜いと言われ続けることで、心が醜くなる。それでさらに顔が醜くなる。 きれいだと言われることは、自信につながり、それでさらにきれいになる。 美容整形に対する価値観の違い。
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美容整形でブスから美人へ。プチ復讐、初恋相手に抱かれて死ぬ 人格のすべてを「顔」という軸で説得力をもって表現してる。ファンタジーやね。
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タイトルやあらすじから想像したようなドロドロはまったくなしでした。復讐だってたいしたことないし。むしろ男の方に呆れたし。 整形に目覚めてからの主人公は前向きで強くて彼女にどんどん引き込まれていきました。 エピローグがいらないんじゃないかと思ったのは私が女だからかな。 少し悲しくなるラストでした。
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2012/4/13 Amazonより届く。 2017/9/27〜10/2 5年半も積んでしまった本。畸形とも言えるほど、醜く生まれた和子という女性の復讐譚、と書けばそれまでなのだが、なかなかに恐ろしく、感想の書きにくい作品。百田さんなので、リーダビリティは高いが、物議を醸し出すことを恐れていないんだろうな。この作品、女性はどう読むのか気になるが、解説は整形体験者の中村うさぎさんで、肯定的なったのは興味深かった。
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