勝ち続ける意志力 の商品レビュー
以下、印象的な文章。 結局、効率のいい考え方、効率のいい勝ち方というのは、たかが知れている。 気になったことは必ずメモするようにしている。 成功しない人間は、考える努力をしない人間だ。とにかく、考えることをやめなければ出口は見つかる。考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすのは...
以下、印象的な文章。 結局、効率のいい考え方、効率のいい勝ち方というのは、たかが知れている。 気になったことは必ずメモするようにしている。 成功しない人間は、考える努力をしない人間だ。とにかく、考えることをやめなければ出口は見つかる。考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすのは努力ではない。それはある意味、楽をしている。何も考えずに、自分のセンスと運だけを頼りに歩いてきた人間と対峙すると、性根が定まっていないこと、さらに綿密な分析に基づいた動きでないことに、すぐ気がつく。好きで細かい積み重ねをしてきた人間には勝てない。
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梅原さんはイチローみたいな人で、あんまり真似できるタイプの人ではないかもしれない。 ・自分の努力できる分野で努力する。 ・その努力とは、10年間やれそうか、で判断する。 ・バンドマンの例。ほんとに音楽が好きで、売れなくてもいいと思ってる人なら音楽をやるべきである。そういうモチベ...
梅原さんはイチローみたいな人で、あんまり真似できるタイプの人ではないかもしれない。 ・自分の努力できる分野で努力する。 ・その努力とは、10年間やれそうか、で判断する。 ・バンドマンの例。ほんとに音楽が好きで、売れなくてもいいと思ってる人なら音楽をやるべきである。そういうモチベーションでものごとに向き合わないと、結局は継続ができない。 自分の仕事も、専門性とか、そういうところで選んでしまった面が多分にあるが、たしかにそんなモチベーションではきついものがある。 次の選択の際には10年間やれそうなものかを考えようと思う。
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野球界で言えば、その努力の凄さを良くテレビで観たイチローのような人物。どの世界でも通じる考え方からの行動手法を学べる。 ・手法が浮かんだら試して検証する。 ・1日何十時間も張り付く。←本気度が違う(ただし自分が精一杯できる範囲で) ・トップの手法をとことん真似、マスターする(きっと何年間もかかると思うが)。マスター後は自分なりの色付けをし100%の域から120%への域へと抜き出る。〔型を覚えると10の強さが手に入るがそれ以上はいけない。自分が正しいと思ったら先ずは実践し、自分にしかできない技を生み出し続ける努力をしないと10より上へは行けず、勝ち続ける事はできない〕 ・はじめから自己流よりも、3年は基本を学ぶ。 ・自分にとって何がいいのか思い悩むだけではなく、まずは行動する、漠然と変化を待つのではなく、行動によって環境そのものを変えてしまう。とことん行動し、その分野で努力を怠らなければ、自分が本当は何がしたいのかということが少しずつ、でも確実に見えてくる。〔目の前にことに没頭し、工夫を凝らし、努力を重ねてみればいい。例えば、とにかく3年は打ち込んでみる。3年後、どうしても好きになれないと気づけただけでも素晴らしい発見だ。〕 ・無理をせず、背伸びもせず、毎日毎日、自分にできる範囲の精一杯を繰り返していく。そんな単調になってしまうかもしれない毎日だからこそ、自分を変化させることを怠らず、小さくてもその変化を心から楽しみ、一日一日を味わい深く嚙みしめる。だから「このときまでに何かをしなきゃいけない」なんて目標は立てない。ただ目の前のことを粛々と歩んでいく。→追い込み過ぎて失敗した経験から。間違った努力ではなく、長続きする努力を。 ・その努力は10年続けられるものなのか?自問自答してみるのがいい。甘すぎることもなく、厳し過ぎるわけでもない。10年続けられる努力かどうかを考えれは、おのずと自分にとっての努力の適量、正しい努力の度合いが見えてくる。 ・賞金目当てで出た試合では気持ちの強さが持てない。大会というのはお披露目で出るものではないか。誰にも負けないくらいやり込んできた自負を見せるならどんな相手にも気持ちで負けない。大会における勝利は目標のひとつとしてはいいが、目的であってはいけない。→FX、稼ぐのを目的とはせず、技を試すのが目的としてみては? 自分の成長を目的としてみては? そうすれば買っても負けても同じ気持ちで努力できる。負け続けたら精神の安定も難しい。
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変化なくして成長なし。 過去に成功した戦略に依存しない。攻略されるのは時間の問題だし、成長が止まる。 考えることをやめてはいけない。 人の目を気にしないこと。 著者の言う「正しくないかもしれないけど、俺はこれでいい」と心から言えるように努力をして、本当の自信をつけたい。 自分は著...
変化なくして成長なし。 過去に成功した戦略に依存しない。攻略されるのは時間の問題だし、成長が止まる。 考えることをやめてはいけない。 人の目を気にしないこと。 著者の言う「正しくないかもしれないけど、俺はこれでいい」と心から言えるように努力をして、本当の自信をつけたい。 自分は著者と違って1番になれるものはないが、負けることや失敗を恐れず常に戦い続ける姿勢を持ち続けたいと思った。
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天才ゲーマー梅原さんのこれまでの道のりや苦悩挫折、思考法について書かれた本。ゲームの世界を離れ、麻雀や介護の仕事など「寄り道・遠回り」をしていた過去があったこと、最初からゲームの世界で頂点を目指すことを目標にしていたわけではなかったことについては意外であった。結果を出す人の思考法はゲームであれどの分野であれ共通していることが多いと再確認。印象に残った言葉としては下記。 ・夢は持たなくてもよい。目の前の階段を登り続ければ気付けば大きな進歩になる ・目的と目標は分けて考える ・自分の特定の型やスタイル、必勝法に固執するとやがて勝てなくなる ・毎日大きな喜びや幸せを見つけに行くのではなく、毎日変化や成長しながら60点ぐらいの喜びや幸せを見出す日を積み重ねていく。人生は長期戦で継続が大切
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将来をどう決めていくのか、選んだ道をどう歩いていくのか、強さとは何か、本当に大切なものは何なのかを模索してきた半生記。 プロゲーマーという、先人のいない道を歩んできた筆者だけれど、書かれていることはきっと誰もが考えたり悩んだりしてきたことで、誰でも非常に共感を持って読める内容だと...
将来をどう決めていくのか、選んだ道をどう歩いていくのか、強さとは何か、本当に大切なものは何なのかを模索してきた半生記。 プロゲーマーという、先人のいない道を歩んできた筆者だけれど、書かれていることはきっと誰もが考えたり悩んだりしてきたことで、誰でも非常に共感を持って読める内容だと思います。 随所に金言が散りばめられていて、読んでいて何度も気分を高揚させられました。
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日本初のプロゲーマーBeastこと梅原大吾の著書。勝つだけならばテクニックや運でも可能だが、勝ち続けることには本質的な実力が必要、本質的な実力を身に付けるには実直な努力と積み重ねが肝要という事実を体現している。ライトゲーマー程度でも知っている梅原の奇跡について書かれた部分は単純に...
日本初のプロゲーマーBeastこと梅原大吾の著書。勝つだけならばテクニックや運でも可能だが、勝ち続けることには本質的な実力が必要、本質的な実力を身に付けるには実直な努力と積み重ねが肝要という事実を体現している。ライトゲーマー程度でも知っている梅原の奇跡について書かれた部分は単純に読み物としても面白さがある。
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日本のゲーマーのパイオニアである梅原さんの著作。途中、麻雀プロを目指していたというのは驚くところ。 どこの世界でも(というのは完全に適切ではないのだけれど)、第一人者になるためにはどこか徹底したところがないといけないということがわかる。 eスポーツという言葉が一言も出てこない。...
日本のゲーマーのパイオニアである梅原さんの著作。途中、麻雀プロを目指していたというのは驚くところ。 どこの世界でも(というのは完全に適切ではないのだけれど)、第一人者になるためにはどこか徹底したところがないといけないということがわかる。 eスポーツという言葉が一言も出てこない。それは、ゲームをeスポーツと言い換えることで、どこか健全さをアピールするという見え透ける意図への対抗心のように思える。「ゲーム」というものにこそ誇りを持っていると。意志と誇りを感じるからこそ、そこには敬意が必要で、「eスポーツ」が何かここからモードが違うものになるのであればそれは重要なことのような気がした。
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正直、もっと天才肌のクールな人物を想像していたが、良い意味で裏切られた。クレバーな語り口ではあるが、そこに人一倍の努力を積み重ねて来たことで言葉に重みがあった。
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格闘ゲームは息抜き程度にしかやりませんが、梅原さんのプレイは魅力的で引き込まれるものがあり、いちゲームファンとして購入させていただきました。 「勝ち続ける意志力」 このタイトルを見て本書を購入した方はおそらく、どうすれば格闘ゲームで強くなれるかを知りたいという目的があるのではないでしょうか。 しかし、読み終えて分かることは、そうそう真似できるものはないということです。 梅原さんは本書の中で自分は天才ではないと繰り返していますが、彼がなぜ格闘ゲームで成功できたのか。それは子供時代からの"誰に何と言われようが自分を曲げない"という意志力であり、確固たるものを見定めるセンスとも言うべきものだと感じました。 本当に自分のやりたいことをやるという信条を持ち、他人に合わせたりしない。 将来の夢を思い描くにあたって、夢をころころ変える友人に違和感を覚えたとも述べられています。 こんな子供が果たしてどれだけいるでしょうか。 誰もがみんなと一緒が良いと思うのです、それは自分を他人と比べて相対視することで自分の価値を認めて安心できるのです。 そしてみんな将来のことが分からなすぎて不安で、少しでも安心できる未来を掴もうと敷かれたレールの上を走るのです。 あわせて、家族が彼の生き方にとやかく言わなかったことも成功の大きな要因であったことが要所要所で書かれていました。 だから、この成功の秘密はこの性格にしてこの人生ありと言える彼の性格とそれを支えた家庭環境にあったと言えます。 おそらく彼のやりたいことがゲームでなくとも大成されたのではないでしょうか。 と、ここまでとんでもないネガティブレビューにドン引きしてきたと思います。 梅原さんの人生は真似できなくても、勝負事に対する姿勢は見習う価値があります。 ・勝つことにこだわらない ・努力を続ける 職人魂とも言える、古臭く思える信念が、現代の世渡りの上手さが重宝される時代に成功するということに感慨深さを覚えました。
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