聖女の救済 の商品レビュー
女性心理の機微表現も読みどころ
ガリレオシリーズ。湯川のコーヒーの淹れ方からすると、時系列は前作より以前のエピソードか。女性心理の機微の表現も、謎解きも秀逸。草薙刑事版のXの献身か。
平塚 泰司
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※このレビューにはネタバレを含みます
ガリレオシリーズ 個人的には今までで一番面白かった、前回は湯川の葛藤、今作は草薙が葛藤することになる。 相変わらす殺された被害者は救いようのない人物だが、綾音の殺さないであげる聖女の如き振る舞いに戦慄を覚える。女性の真の強さを感じた
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2026/1/30(金) 『聖女の救済』東野圭吾・著(ガリレオシリーズ) 【あらすじ】 資産家の男が自宅で死んでいるのが発見された。服毒死とされる。当日には、妻は不在で一人であった。警察は外部からの侵入の可能性は低いと判断したが、他殺の線で捜査が始まる。妻には完璧なアリバイがあ...
2026/1/30(金) 『聖女の救済』東野圭吾・著(ガリレオシリーズ) 【あらすじ】 資産家の男が自宅で死んでいるのが発見された。服毒死とされる。当日には、妻は不在で一人であった。警察は外部からの侵入の可能性は低いと判断したが、他殺の線で捜査が始まる。妻には完璧なアリバイがある。そして、どこから被害者に毒物が摂取されたのか。内海は、直感的にアリバイがある妻が怪しいと相談していく。ガリレオは完全犯罪だと。衝撃の真実が明らかになる。 【感想】 面白い。犯人は最初からわかっているのだが、謎解き、アリバイ崩し、どうやって事件が起きたのか。そして、その動機は何だったのかという謎解きに引き込まれていく。ミステリーの常識を覆された。ページをめくる手は止まらなかった。トリックが明らかにされたとき、鳥肌がたった。さすがは東野先生だ。読後の何とも言えない読後感、非常に繊細な部分まで物語がつながり、伏線の回収が見事であった。不思議な心地よささえ感じる。読後感が解き放たれたあとに、推理小説を読み終えたという充実感に満たされた。まさに最高傑作の1冊だと思う。タイトルのセンスもピカイチだ。
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あっと驚くようなトリックではないにもかかわらず、登場人物それぞれの思惑や、真相に辿り着くまでの経緯がしっかりと描かれていて、少しも中だるみを感じないまま読了。 人間が如何に矛盾だらけの生物であるか、そして人間の執念がどれほど恐ろしいかが淡々と描かれている。 終盤までずっとタイトル...
あっと驚くようなトリックではないにもかかわらず、登場人物それぞれの思惑や、真相に辿り着くまでの経緯がしっかりと描かれていて、少しも中だるみを感じないまま読了。 人間が如何に矛盾だらけの生物であるか、そして人間の執念がどれほど恐ろしいかが淡々と描かれている。 終盤までずっとタイトル「聖女の救済」とは何なのかを考えていたが、最後の最後で納得。 実のところ、真柴綾音の心理の中に理解できてしまう部分もあり……
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トリックは複雑ではないものの(ないからこそ?)、思わず「すご、、」と、とても印象に残っています。東野圭吾さんの作品の中で好きな作品の一つです。
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付き合いの長い二人の男性陣に若い女性刑事の視点が加わり、トリックの面白さだけでなく、謎解きに向かう行き方が複雑。こういう変化球が出てくるのもこの長編シリーズこその醍醐味。 全文はブログで https://wp.me/pgG1ce-2eC
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最後にタイトルの意味がわかり、唸る作品。 草薙刑事が容疑者を好ましく思ってしまい、犯人を巡って草薙刑事VS内海刑事の図に。完全犯罪に思われるトリックに挑む湯川先生と内海、足で無罪の証拠を探していくうちに、優秀なせいで有罪の証拠が集まってしまう草薙刑事に切なさがある。被害者犯人側の登場人物もれなく全員クソなのでよく殺った!という気持ちに少しなる。
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真柴義之という男が、妻の留守中に毒殺される。義之の不倫相手である若山という女が容疑者に浮上するも、動機がないうえに状況的に不自然であり、妻の綾音には鉄壁のアリバイがあった。捜査協力を依頼された湯川は、毒の混入経路を考えるうちに、ある1つの毒殺トリックを思いつく。しかしそれは、実行が現実的に不可能な方法であったーーー。 トリックはいたってシンプルで、それよりもそれをやり抜く執念のようなものに焦点が当てられていた。被害者の結婚観に問題があり、加害者側に同情してしまう感じの展開ではあったが、やはり殺人を犯した者として悪いものは悪いというような一言があっても良かったかなと感じた。
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最後に驚くような展開が待っているのか。と思い色々妄想しながら読んでいました。今回は人間模様というよりはトリックに焦点が当たっていたような。ある意味完全犯罪で題名の救済という言葉がじわじわと迫ってきます。草薙、内海のコンビと湯川のやりとりは軽妙で安心感もあり、3人のキャラクターを通...
最後に驚くような展開が待っているのか。と思い色々妄想しながら読んでいました。今回は人間模様というよりはトリックに焦点が当たっていたような。ある意味完全犯罪で題名の救済という言葉がじわじわと迫ってきます。草薙、内海のコンビと湯川のやりとりは軽妙で安心感もあり、3人のキャラクターを通して進む物語はやはり面白い。大好き度❤️❤️
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ガリレオシリーズ5作目。 結婚=子どもを産ませること。それに執着した男性に振り回された女性たちと、それに執着したばかりに殺害された男性の物語。ただ、執着という観点から言えば、加害者が殺害を決意したタイミングから実行に至るまでの執着も相当なものだと思った。 【資産家の男が自宅で毒...
ガリレオシリーズ5作目。 結婚=子どもを産ませること。それに執着した男性に振り回された女性たちと、それに執着したばかりに殺害された男性の物語。ただ、執着という観点から言えば、加害者が殺害を決意したタイミングから実行に至るまでの執着も相当なものだと思った。 【資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていること。察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作!】 2026.3.18
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