北里大学獣医学部 犬部! の商品レビュー
十和田にある、北里大学獣医学部の学生によるサークル「犬部」の話。 動物愛護と一口に言っても、並大抵のことではない。部員たちの覚悟と、動物への愛情は想像以上だった。 飼っていた人間の身勝手さ、新しく飼い主になった人の愛情深さ。人間に左右される動物たちの幸せ。 今一度考えてみたくなる...
十和田にある、北里大学獣医学部の学生によるサークル「犬部」の話。 動物愛護と一口に言っても、並大抵のことではない。部員たちの覚悟と、動物への愛情は想像以上だった。 飼っていた人間の身勝手さ、新しく飼い主になった人の愛情深さ。人間に左右される動物たちの幸せ。 今一度考えてみたくなる。
Posted by
「犬部(現 北里しっぽの会)」創設者の太田先生。 普通は、口では動物愛護を訴えても、中々出ない勇気。 だけど、学生の頃から、変わり者と蔑まされても、動物達の命を守るために尽力し続けて来た太田先生とその太田先生を支えて来たハナコちゃんや他の学生達。 これからも頑張って欲しい。
Posted by
北里大学にできた犬部の設立からその後の様子までの実話です 動物愛護と一言で言うには軽すぎるかな 犬や猫を可愛いと思って可愛がるのも人間、捨てたり虐待するのも人間 被害者はものが言えない動物です でも被害者である動物を救うのもまた人間なんですよね 個々の動物に焦点を当てながら、犬部...
北里大学にできた犬部の設立からその後の様子までの実話です 動物愛護と一言で言うには軽すぎるかな 犬や猫を可愛いと思って可愛がるのも人間、捨てたり虐待するのも人間 被害者はものが言えない動物です でも被害者である動物を救うのもまた人間なんですよね 個々の動物に焦点を当てながら、犬部の創立からその後の活動までの数年間を時には微笑ましく、時には厳しく綴られています 青森のキャンパスを舞台にこれからも大らかな気持ちで取り組んで欲しいと祈るばかりです
Posted by
大学生たちがサークルとして続けてるっていうのがすごいなー。 未熟な部分も見えるけど、実際に成果を出してるもんね。
Posted by
犬も猫も大好きなので読んでいて面白かったし、部員の熱い思いには感動した。一生懸命助けようとしていた動物が死んでしまったときの辛さなんかを想像すると、それでもまだ救える命を救おうとする部員には頭が下がる。 しかし、連載ものだからかもしれないが、話がいったりきたりしているような感じが...
犬も猫も大好きなので読んでいて面白かったし、部員の熱い思いには感動した。一生懸命助けようとしていた動物が死んでしまったときの辛さなんかを想像すると、それでもまだ救える命を救おうとする部員には頭が下がる。 しかし、連載ものだからかもしれないが、話がいったりきたりしているような感じがするし、文章があまりあわないのか読みにくい。
Posted by
東北の青森にある北里大学獣医学部に通う学生がやってる動物愛護活動のお話です。 かなり噛み砕いて書かれているので、中学生でも理解できるかと・・・ 『イヌ、ネコって可愛いなぁ』なんて、その場だけでなく、もっと深いトコを考えさせられる一冊です。
Posted by
北里の獣医学部は十和田市にあり,2年からで,4年制と六年制があるが,犬部は非公認団体として始まった~犬バカの5年生,太田快作は捨て犬・捨て猫に出会ってしまうタイプだ。アパートの部屋が保護動物で溢れ,非公認のサークルを立ち上げたが,大学側からは動物実験代替法を取り入れようという太田...
北里の獣医学部は十和田市にあり,2年からで,4年制と六年制があるが,犬部は非公認団体として始まった~犬バカの5年生,太田快作は捨て犬・捨て猫に出会ってしまうタイプだ。アパートの部屋が保護動物で溢れ,非公認のサークルを立ち上げたが,大学側からは動物実験代替法を取り入れようという太田を煙たい存在と考えている。新入生勧誘をすると池田が入ってきた。譲渡会を開いている太田に共感したこともあるが,犬部員である先輩のハナコに学ぶことも多い。池田は犬部専用電話を手渡され渉外を任され,代表にもなった。ビーグル犬の愛犬ナナの許に来たのはてんかん持ちのホワイトだ。40頭以上も犬を飼っているおっちゃんが賽銭泥棒に手を染め,拘留中に避妊去勢手術を施すのは大変だった。2年目の春,ウサギもいるというチラシに吸い寄せられたのは,大学で土木を学んでノンバンクにも勤務した経験のある大山だった。4代目代表は市川育美で,猫の世話をし,大山の飼っている兎に飛びかかろうとしたコロを絵本に仕立てた。池田の愛犬ナナが血液の癌になり,ホワイトが部員から部員へ引き継がれる中で死亡した。部員が保護している犬ムックが人を咬み,代表の加護は活動を休止した。所帯が大きくなり情報の共有が出来ず,先輩から後輩への引き継ぎもできなくなったかだ。池田と大山は退部し,サークルも公認になり名も北里シッポの会と改め,新入部員の勧誘も始まる~大学が裏で手を廻してやらせている愛玩動物研究会,通称犬部かと思ったら大間違い。本当に自主的な活動で,最初は大学側からも困った存在だと思われ,一般の動物愛護団体からも,学生であるが故に甘やかされていると思われている。まあ,学生だから取り上げられる活動でもあるが・・・。今はどんななんでしょう? 大学の看板代わりに使われていませんか?
Posted by
北里大学獣医学部の動物愛護サークル「北里しっぽの会愛好会(旧・犬部)」の活動を追ったノンフィクション作品。2010年3月に単行本が発売され、2012年4月に文庫化された。2011年に小学館の人気雑誌『週刊少年サンデー』で漫画化されている。 本作は本編18話で構成されている。基本...
北里大学獣医学部の動物愛護サークル「北里しっぽの会愛好会(旧・犬部)」の活動を追ったノンフィクション作品。2010年3月に単行本が発売され、2012年4月に文庫化された。2011年に小学館の人気雑誌『週刊少年サンデー』で漫画化されている。 本作は本編18話で構成されている。基本的に1話完結になっていて、どこから読んでも十分楽しむことができる構成になっている。 この作品の一番の魅力はなんといっても、登場する動物の愛くるしさである。 しっぽの会に引き取られる動物たちはみな捨てられた、もしくは何らかの事情で飼えなくなった動物たちである。人を怖がる動物もいれば、動物を怖がる動物もいる。犬もいればうさぎもいる。 個性あふれた多種多様な動物たちが、しっぽの会メンバーに温かく見守られ、イキイキしていく姿が描かれている。また挿絵写真の動物たちがとにかくかわいい。読んでいて顔がほころんでしまった。 一方で、この作品は動物愛護の課題も浮き彫りにしている。動物のために自分を犠牲にしなければならない、そしてときには死と向き合うことも必要だ。そんな辛い現実とメンバーがどう向き合っていくかに注目してほしい。 動物愛護には賛否両論の意見があるが、どちらの立場の人が読んでも十分満足できる内容だと思う。 動物を飼っている人、動物好きの人におすすめしたい作品。
Posted by
子供のころ、所謂「出会ってしまう」タイプだったらしく、軒下にいたり、どこからか迷い込んでくるネコを飼っていたのを思い出した。獣医学部で勉強しながら、延々と里親探しとは好きなだけでは到底続けていけなさそうだ。部を運営する上で、いろいろ問題もあるようだけど、続けていってほしいなあ。最...
子供のころ、所謂「出会ってしまう」タイプだったらしく、軒下にいたり、どこからか迷い込んでくるネコを飼っていたのを思い出した。獣医学部で勉強しながら、延々と里親探しとは好きなだけでは到底続けていけなさそうだ。部を運営する上で、いろいろ問題もあるようだけど、続けていってほしいなあ。最後の馳氏の解説も、生き物を飼う覚悟が伝わってよかった。
Posted by
一つの組織を維持していこうとするとき、一人ひとりの信念の差によって生まれる齟齬をどう処理していけば良いのかは、特にこういった活動だとかなり直結してくるだろう難しい問題だと思う。動物愛護はどうあるべきか、という問題と共に真摯に向かい合う学生たちの姿。青春というにはちょっと重くてきつ...
一つの組織を維持していこうとするとき、一人ひとりの信念の差によって生まれる齟齬をどう処理していけば良いのかは、特にこういった活動だとかなり直結してくるだろう難しい問題だと思う。動物愛護はどうあるべきか、という問題と共に真摯に向かい合う学生たちの姿。青春というにはちょっと重くてきついかもしれないけど、学生たちはきらきらして見えた。
Posted by