北里大学獣医学部 犬部! の商品レビュー
犬部(現・北里しっぽの会)とは、青森県十和田市にある北里大学獣医学部・北里会のクラブで、正式名称は北里大学・犬部愛好会といいます。所属する部員は、現役の医学部生。2004年に創設したこのサークルは、行き場をなくした犬や猫、ウサギを保護し、新しい飼い主を探す活動をしています。なぜ犬...
犬部(現・北里しっぽの会)とは、青森県十和田市にある北里大学獣医学部・北里会のクラブで、正式名称は北里大学・犬部愛好会といいます。所属する部員は、現役の医学部生。2004年に創設したこのサークルは、行き場をなくした犬や猫、ウサギを保護し、新しい飼い主を探す活動をしています。なぜ犬部なのかというと、初代代表が犬派だったから。実在する犬部の活動記録を取材してまとめられた本書は、部員たちの動物に対する愛情と情熱たっぷり!映画版は本書を原案に、仲間たちと動物を守ろうと奮闘した過去と、獣医師となり一人で新たな問題に立ち向かう現代という二つの時代構成の青春ドラマとなっています。
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ちょうど在学中に身近で繰り広げられてた話を卒業後10年過ぎて知ることができた。それとちょっとだけお世話を手伝ったことがあったのを思い出した。風子、ネコさん、栞、みんな可愛かった。
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映画 犬部を見た後、購入、読了。 映画のストーリー通りかと思ったら全然違くて、犬部創設から発行時点までの軌跡が綴られたドキュメンタリー?小説?だった。 映画を見て素晴らしいと思ったけど、この本はさらに現実をそのまま見せているから、犬部存続の危機や、学生ならでは、いろんな人がいる...
映画 犬部を見た後、購入、読了。 映画のストーリー通りかと思ったら全然違くて、犬部創設から発行時点までの軌跡が綴られたドキュメンタリー?小説?だった。 映画を見て素晴らしいと思ったけど、この本はさらに現実をそのまま見せているから、犬部存続の危機や、学生ならでは、いろんな人がいるからこその問題もかかれていて。それが全て綺麗に解決したわけではないのが、ほんとにリアルで。 だからこそ、すごくよかったな。 そして犬部のパンフレットに載ってた、今の犬部、しっぽの会メンバーはほとんどがこの本を読んだことがきっかけで入部してた。素晴らしいな。私も若い頃読んでたら違う道があったかな?
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私の家の周りでは保護を必要としている動物に出会ったことがない(私に、引き寄せがないのでしょう)ので、どこか他国の話のように感じてしまう部分もあったのですが、これが現状なのでしょう。飼えなくなったと言ってきた人に、すぐ保護の手を差し伸べるのではなく、新しい飼い主が見つかるまで飼っていくよう話をするなど、とても大切で素晴らしいと思いました。それゆえの苦労も書かれていて、わかりやすかったです。
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北里大学獣医学部の動物保護サークル犬部(現 北里しっぽの会)の創設〜数年の活動をピックアップした短編集。 そのような活動があったということも初めて知ったし、学生たちの献身的な活動には本当に恐れ入る。 動物愛護とは、いろいろな考え方があって、動物を助けたいという思いは同じでも方...
北里大学獣医学部の動物保護サークル犬部(現 北里しっぽの会)の創設〜数年の活動をピックアップした短編集。 そのような活動があったということも初めて知ったし、学生たちの献身的な活動には本当に恐れ入る。 動物愛護とは、いろいろな考え方があって、動物を助けたいという思いは同じでも方向は違ったりして、むずかしい。 同じ思いを持った人同士もそうなのだから、動物愛護に否定的な人を説得するのはさらに至難の業なんだろう。 また、この本でも書かれているけど、人間としての活動をどこまで犠牲にするかという問題もあると思う。 (自他ともに) 動物アパートなんて、普通に暮らしてる一般の人たちには迷惑極まりないだろうし。 賃貸なのに土足で生活して、修繕費が50万もかかった!っていうのも、そりゃそうだろうなと思うし。 とはいえ、それだけ投げ打ってでも動物を助けたいという志は尊敬に値する。 後半の犬部解体の危機のときに発覚した、管理帳の存在の件。 「どうしてしらないんだ!」「どうして質問しないんだ!」と上級生たちは怒った、と書いてあったが、あれは上級生たちの責任だと思う。 会社もそうだけど、「伝えたつもり」というのは絶対あってはならないこと。命に関わる現場なら尚のこと。 それだけが少し引っかかる点だった。 ホワイトの話は泣いてしまった。 一度飼うと決めたら、どんなことがあっても一生世話をする、飼う前にはきちんと調べてから飼う、というだけのことを守れない人がなぜこんなにも多いのだろう。 今はコロナの在宅ワークで、ペット産業が盛んらしいけど、コロナが終わりを迎えた後、このような動物たちが出ないことを祈るばかり。 どの動物たちにも等しく幸せが訪れるよう願わずにはいられない。
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犬部という存在を初めて知りました! いろいろ 捨てられた動物などを助ける話です! 動物は大切にしないといけません。 考えさせてくれる本です。 動物を飼っている人にはぜひ読んでほしいと思います!
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北里大学獣医学部のキャンパスが青森県にあるなんて!。そして犬部というサークル?!(さすが獣医学部)。 本文自体もいいんだけど、馳星周さんの解説もすごくいい。。
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エピソードが満載!犬部からしっぽの会に至る流れもよく分かります。彼らの頑張りを終始好意的にとらえ、話を展開しているのも読みやすさに繋がっていると思います。
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最高!! ノンフィクションはほとんど読まない私ですが、秀逸なタイトルに惹かれ、それでも「いや、でも、う~ん……」と、数日迷いに迷った末に購入したのが数年前のこと。 異常に面白かった。感動した。何度も読み返した。 訳あってしばらく帰れない、帰っていない実家に一冊置いてあるのだが...
最高!! ノンフィクションはほとんど読まない私ですが、秀逸なタイトルに惹かれ、それでも「いや、でも、う~ん……」と、数日迷いに迷った末に購入したのが数年前のこと。 異常に面白かった。感動した。何度も読み返した。 訳あってしばらく帰れない、帰っていない実家に一冊置いてあるのだが、2020年の年末にたまたま書店で発見。 「えっ! なんで? 今頃」 良く見るとその帯には「映画化決定!」の文字が! 書店で小さくガッツポーズしました。 迷わずレジに。同じ本を2冊買ったのも初。 嬉しい。ホントに嬉しい。 実は誰にも言ったことはなかったけど、もしジャンボ宝くじが当たったら絶対に映画化してやるぞーと、思っていた2作品のうちの1つです(笑)。 映画化決定ありがとー。 絶対見に行くよー。 追記 映画はつまらなかった。正直ガッカリ。本の内容を忠実に映画化してくれれば良かったのに、なぜ、変にその後の話をオリジナルで作ってしまったのか、理解できない。
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北里大学獣医学部の「犬部」の活動についてのノンフィクション。捨てられた犬や猫などの動物を保護し、新しい飼い主を探すという、動物愛護活動をしているサークルだ。2021年に「犬部!」として映画化されるというので読んでみた。 動物の保護活動って本当に大変だな~、と思うと同時に、若き部員...
北里大学獣医学部の「犬部」の活動についてのノンフィクション。捨てられた犬や猫などの動物を保護し、新しい飼い主を探すという、動物愛護活動をしているサークルだ。2021年に「犬部!」として映画化されるというので読んでみた。 動物の保護活動って本当に大変だな~、と思うと同時に、若き部員たちの情熱に感心し、葛藤に共感する。馳星周さんの解説も良かった。
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