決断する力 の商品レビュー
Twitterや他者の発言などの引用が多く、頁数のかさ増し感が否めなかった。 この本の主題となっている『震災時の対応』に関しても東京都副知事としての目線であるものが多く、自身が参考となるような内容が少ないと感じた。
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猪瀬さんが東京副都知事だったときに起きた東日本大震災のときの対応などから、決断する力とは何かを論じている。 現場の情報を一箇所に集め、その場で決断し、結論を関係者とすみやかに共有する 刻々と変わる状況では必要な情報をリアルタイムに出していくことが重要。完璧を期すあまり、流れを...
猪瀬さんが東京副都知事だったときに起きた東日本大震災のときの対応などから、決断する力とは何かを論じている。 現場の情報を一箇所に集め、その場で決断し、結論を関係者とすみやかに共有する 刻々と変わる状況では必要な情報をリアルタイムに出していくことが重要。完璧を期すあまり、流れを滞らせることの方が問題 リーダーとは決断が間違っていた場合は状況の変化に合わせて臨機応変に対応する。決断が間違っていない場合は一度決めたことを対して断固としてやり抜く。 変人は世界観、信念を持ちブレない。リーダー向き。 秀才は隣を見て判断し、日和見主義で他人の評価に弱い。 駄目なときはダメ、分からないときは分からないと言う 昭和16年夏の敗戦︙真珠湾攻撃以降の太平洋戦争のシミュレーションで3,4年後に日本は敗戦すると予測。しかしりーだーの決断がずるずると遅れ、やむを得ず開戦。結果は。。。 想定外を無くすには緻密なシミュレーションをやる。細かい計画を作ると実行時の自由度が無くなる、のではなく、事前に詰めているからこそいざというとき大胆に行動できる 努力しない人ほど不平不満不安を言い、仕事ができる人は打開するための提案をする 自分の世界を作るのは努力が必要。自信のない人間は努力が足りないだけ。責任感、使命感のない夢は持続しない 仕事ができるとは仕事が速いということ 週末は体力を作る。本や資料を読み込む集中力。仕事とは発想力があるかないか。
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冒頭の「決断は、外見では非連続な思考のように見えるが、そうではない。粘り強さの果てに、ようやく飛躍することができる蓄えられた力の結果である」が、心に沁みる
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震災への東京都の対応を振り返りつつ、緊急時の即断即決、平時からの想定外をなくす思考と行動、将来に向けリスクをとって攻める姿勢について解説。目次だけでも読む価値アリだ。
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危機に直面し既存のルールに縛られずに立ち向かう姿、決断力には圧巻。もっと国の為に国民の為にと努力する政治をしてもらいたい。若者のニートだレベルが下がっただのごちゃごちゃ言う前に…今の若い人にヒーローが居ない事実!!憧れる人が居ないという事実に気付いてもっとレベルの高い政治をしてい...
危機に直面し既存のルールに縛られずに立ち向かう姿、決断力には圧巻。もっと国の為に国民の為にと努力する政治をしてもらいたい。若者のニートだレベルが下がっただのごちゃごちゃ言う前に…今の若い人にヒーローが居ない事実!!憧れる人が居ないという事実に気付いてもっとレベルの高い政治をしていってもらいたいです。
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「力本」はほとんど読む気がないのだが著者が猪瀬直樹で題名が「決断する力」とくればいつ読むのか!今でしょ!山本一郎ブログでは勝ち抜く力なぜ「チーム日本」は五輪を招致できたのかと言うのも紹介されていたが2冊も読む必要はないと思うw 書いてる内容は真っ当なのだ。東日本大震災に対して非...
「力本」はほとんど読む気がないのだが著者が猪瀬直樹で題名が「決断する力」とくればいつ読むのか!今でしょ!山本一郎ブログでは勝ち抜く力なぜ「チーム日本」は五輪を招致できたのかと言うのも紹介されていたが2冊も読む必要はないと思うw 書いてる内容は真っ当なのだ。東日本大震災に対して非常時には走りながら考え、刻々と変化する事態に対してとにかく与えられた情報の中で最前の手を打ち修正する。場合によっては日常のルールはトップダウンで変更してもいい。ツイッターを使った情報の拡散をフォロワーの多い自分が中心になってやったことなどが書かれている。自慢話と言ってしまえばそれまでなのだが・・・ 例えば千葉のコスモ石油の火災では応援要請がある前に東京都消防局を派遣している。海上を向かえばすぐそこだ。気仙沼の公民館に取り残された400人の救助はそこにいた障害児童施設の園長がイギリスの息子に携帯メールを打ち息子のツイートが拡散されて猪瀬副知事宛にリツイートされヘリを急行させた。東京消防のハイパーレスキューは12日の午後に福島原発に向かって出発したが消防庁から来なくていいと追い返された。よく知られているように官邸の危機管理は機能しておらず東京都の方が現場の裁量に任せることができている様だ。帰宅難民に対しては見込みでもいいと情報を流し続けた。HPがパンクしたため負荷に強いツイッターが有効に使われた。 危機対応ができたのは東京都が普段から職員の派遣をしていたりしているからだ。2012年の災害訓練では本番ながらにシナリオを周知せず、現場に到着してやっと状況がわかるという条件の防災訓練を行っている。想定外を繰り返すようではダメなのだ!が。 残念ながら徳洲会事件では状況の変化に合わせて新たな言い訳をして修正していったが言い訳は破綻した。非常事態に通常のルールで間に合わないことを緊急避難的にルールを無視するのは成功すれば許されるが、日常の選挙でルールを無視すれば許されるわけがない。非常時に備えて予め相互協力ができるようにルールを整えておき、その際の指示命令系統をどうするか決めておくのが地方政治家の仕事なんだと思うのだが・・・阪神大震災の教訓で各地の消防車の配管の径を揃えると言う様なことはできていたらしい。 猪瀬氏は1983年に「昭和16年夏の敗戦」と言う本で総力戦研究所と言う政府機関が行った太平洋戦争のシミュレーションで「最初は勝つけれども、三年か四年たったら日本は負ける。制海権と制空権を失い、本土が大空襲を受け、ソビエトが参戦して終わり」という予測が出ていたのに戦争に突入して負けたという話を紹介している。この本の発刊は2012年4月2日で徳洲会の資金提供はその年の11月だ。これがばれて自分が辞めることは想定外だったようだ。
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都知事を辞任するのにどのような「決断の力」が働いたのか?興味があって読みましたが、その点では少し裏切りられたかな? 「リーダーは状況の変化に合わせて臨機応変に対応しながらも、一度こうと決めたことに対しては断固やり抜かなければならない。決断そのものが間違っていた場合は、すぐに過ち...
都知事を辞任するのにどのような「決断の力」が働いたのか?興味があって読みましたが、その点では少し裏切りられたかな? 「リーダーは状況の変化に合わせて臨機応変に対応しながらも、一度こうと決めたことに対しては断固やり抜かなければならない。決断そのものが間違っていた場合は、すぐに過ちを認めて舵を切りなおす必要があるが、間違っていない場合は、どんな横やりが入ろうとも、ブレることなく、強い意志でやり抜くことだ。」 猪瀬さんの上記のスタンスからすると、強い意志でやり抜かなかったのは今回間違っていたから?皮肉にもそう思ってしまいました…
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東日本大震災への対応を中心に、 非常事態における行動や、 日々の決断について書かれています。 なるほどね~。 確かに、時の民主党政権に比べれば、 東京都のリーダーシップは際立っていたよね。
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東京都知事の猪瀬知事が、実際の出来事や施策を例にあげながら持論を展開していくといった 内容。 形式や古い風習、体制などに囚われずに、次々と問題を解決していく姿勢、リーダーシップとスピードの大切さのよくわかる本でした。
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東京都副知事が、様々自体に対処した様子を書き記した価値ある一冊。 組織を率いる人や、即決即断が必要なポジションにいる人は一度読んでおいて損は無いと思う。
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