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決断する力 の商品レビュー

3.7

56件のお客様レビュー

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2012/04/01

猪瀬直樹の本は大抵面白いが、今回は東日本大震災後の国や東電の迷走を反面教師に「決断する力」の重要性を東京都副知事の猪瀬氏が実例を示して書いたもの。具体的で説得力がある。自助・共助・公助の考えは確かにその通りだ。災後社会をどう生きるか、色々と考えさせられる。行動する作家の日本の問題...

猪瀬直樹の本は大抵面白いが、今回は東日本大震災後の国や東電の迷走を反面教師に「決断する力」の重要性を東京都副知事の猪瀬氏が実例を示して書いたもの。具体的で説得力がある。自助・共助・公助の考えは確かにその通りだ。災後社会をどう生きるか、色々と考えさせられる。行動する作家の日本の問題点を東京の視点で書かれた本です。

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2012/04/01

東日本大震災から一年、猪瀬東京都副知事が、様々な場面で決断した物事を綴った書籍。「即断即決で立ち向かう」「“想定外”をなくす思考と行動」「リスクをとって攻めに転ず」いずれも興味深く、日頃のビジネスに活かせる教訓ばかりである。

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2012/03/30

p214働くことは、地域社会に貢献するための義務ではなく、対価を得るための手段となった。お金をくれる会社には忠誠を誓っても、地域社会に対する責任もなければ、国民としての義務もない。そういう社会ができあがった。 ズシっとくる言葉。これからの災後社会では違う。私は経験上、家族であるこ...

p214働くことは、地域社会に貢献するための義務ではなく、対価を得るための手段となった。お金をくれる会社には忠誠を誓っても、地域社会に対する責任もなければ、国民としての義務もない。そういう社会ができあがった。 ズシっとくる言葉。これからの災後社会では違う。私は経験上、家族であることの最低限の役割を果たしていくことが、全ての始まりだと思う。

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2012/03/26

リーダーとはどうあるべきか?から震災当時の東京都としての対処、日本の縦割り行政、国民の当事者意識の薄さなどに関して述べた本。個人的には現在の日本のエリート組織には人材の多様性がなく、それが国の衰退につながっているのではないかと感じた。

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2012/03/21

「いざ」というとき、立ち止まるな! 走りながら考えろ。大震災後、首都直下型地震に向け陣頭指揮する東京都副知事の思考と行動20ヵ条とは? <本書の主な内容> ●イギリスからの「SOSツイート」 ●「○○局報告」という根拠のある情報 ●ソーシャルネットワークで命も救われる ●縦割り...

「いざ」というとき、立ち止まるな! 走りながら考えろ。大震災後、首都直下型地震に向け陣頭指揮する東京都副知事の思考と行動20ヵ条とは? <本書の主な内容> ●イギリスからの「SOSツイート」 ●「○○局報告」という根拠のある情報 ●ソーシャルネットワークで命も救われる ●縦割り組織のはざまに生まれる「新製品」 ●ダメなときは「ダメ」、わからないときは「わからない」 ●「自助・共助・公助」の発想こそが重要 ●トレーニングは本番さながらにやってこそ意味がある ●緻密なシミュレーションで“想定外”をなくす ●「災後社会」に国民としてどう立ち向かうのか など ◆以下は著者からのメッセージです(「まえがき」より) 東京電力には優秀なマネージャーや技術者がたくさんいるはずで、それなのに東日本大震災の地震や津波は「想定外」だった。 たしかに大自然の脅威は想像を絶するもので、はるかに人智を超えるものだ。 しかし、たった一人でも東京電力という職場に福島第一原子力発電所の電源のレイアウトを変えなければいけないと主張しつづけた人がいたら、結果は異なっていたのではないか。 大震災がなかったとしたら、その人はただの変人と見られたかもしれない。それでもその変人は自分を信じて決断したことを後悔しなかったであろう。 本書は「即断即決で立ち向かう」「“想定外”をなくす思考と行動」「リスクをとって攻めに転じる」の三つの章で成り立っている。 東日本大震災から一年、自らを叱咤するつもりで教訓を行動の記録として残した。参考にしてください。

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2018/10/14

作家猪瀬直樹が、東京都副知事としての立場で迎えた東日本大震災などの対応経験を踏まえて危機管理の要諦を著したもの。 実経験に拠っていることから説得性を持ってはいるが、ツイッターの効用を説いていることが目新しいくらいで、リーダー論や事前準備の重要性など、その他の部分には特に斬新な着想...

作家猪瀬直樹が、東京都副知事としての立場で迎えた東日本大震災などの対応経験を踏まえて危機管理の要諦を著したもの。 実経験に拠っていることから説得性を持ってはいるが、ツイッターの効用を説いていることが目新しいくらいで、リーダー論や事前準備の重要性など、その他の部分には特に斬新な着想はない。 ところで、東京都の水道の緻密性や戦略性を自慢しているが、電力ネットワークについても同じようなトータルコントロールが重要である、ということに猪瀬は思い至らないのであろうか。電力の発送分離や自由化を唱えるのであれば、東京都の水も自由化するべきだという帰結になるのではないのか。

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