夏天の虹 の商品レビュー
1.5時間で読み終えてしまう。 もっとゆっくり読みたいけど超速読魔の私は文庫本はあっという間。 15歳のころハマってた、いわゆる少女小説に似ている。 筋は単純だけどこれでもかというくらい苦難が押し寄せては乗り越えていくくストーリーに年甲斐も無く先を追いたくなります。 資料を丹念に...
1.5時間で読み終えてしまう。 もっとゆっくり読みたいけど超速読魔の私は文庫本はあっという間。 15歳のころハマってた、いわゆる少女小説に似ている。 筋は単純だけどこれでもかというくらい苦難が押し寄せては乗り越えていくくストーリーに年甲斐も無く先を追いたくなります。 資料を丹念におって丁寧に江戸の町や人々の心の機微を描写されていると思います。 時代小説は年配の男性が多い印象ですが確実にこのシリーズは時代小説ファンの層を広げたと思います。 ラッキーなことに購入した本はサイン本でした。
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ま、又さあああああん!!! お江戸に火事は付きものだとは聞いた事がありますが、それにしても又さん(泣) 小松原様といい又さんといい、作中に色男の出番が減りそうな気配に。
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仕事の昼休みに買い、いつものお店でオムライスをかっ込んだ後、 ひとりコーヒー飲みつつ目を潤ませながら読んでました。 途中までしか読めなかったもんで、午後、仕事に集中できないのなんの。 正直今まで『小松原さまかっこいいっ!』とはかけらも思ったことがなかったのですが、今回の彼はとてもかっこよかった。はじめしか出ていないのに、ものすごくかっこよかった。ミーハーな言い方で申し訳ないが、なんかもうほんとキュンキュンした(笑)。 そして相変わらずの源斉先生に持って行かれ(好みのタイプ)、種市さんに癒やされ坂村堂さんのお父さんに心ときめき、最終的に又次さんにすべてもっていかれるという、なんとも男前揃いの巻でございました。 いえ、ご寮さんにりうさんにおりょうさんに美緒ちゃんにしのぶさんに野江ちゃんに、この本は基本、女性の方が圧倒的に素敵なんですが。ふきちゃんは素敵と言うよりかわいい。 又次さんはもう… 澪ちゃんにとって、たぶん一番運命共同体だったろうに。仕事的な意味と、あさひ太夫的な意味で。 まあ、読みながら、あまりに又次さんがいい意味でクローズアップされているからなにかのフラグだろうなぁ、とは思いましたけど。でも。うわあああぁぁぁん。 例のシーンで嗅覚が戻ったとき、思わず涙ぐみました。『戻った』こととしてはえがかれていないのがまたその時の緊迫感がひしひしと感じられて。 でも。 なにもこんなときに、こんなにおいで、戻らなくても。 本当にもう…澪ちゃん頑張れって、一番の感想がそれです。 ラストはハッピーエンドって想像はついているのですが、あまりにどん底過ぎてまあ。毎回毎回、あれまだ底があったのねって感じます。 一年も待ちきれんよう。
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小松原様が素敵すぎる。 でも、これしかないんだろうなあ。 芳さんも大きい。美緒ちゃんの存在もよい。 この作者の作品は脇役の全員が「この人がこの立場なら」と全力で考えて描いていらしゃるんだろうな。 又次さん・・・。 この巻で「雲外蒼天」のラストには澪ちゃんはあさひ太夫を得られるのだ...
小松原様が素敵すぎる。 でも、これしかないんだろうなあ。 芳さんも大きい。美緒ちゃんの存在もよい。 この作者の作品は脇役の全員が「この人がこの立場なら」と全力で考えて描いていらしゃるんだろうな。 又次さん・・・。 この巻で「雲外蒼天」のラストには澪ちゃんはあさひ太夫を得られるのだろうなと確信しました。
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哀しい。 すごく。 こんなに哀しいのは、この本に出てくる人たちが大好きだからだと思う。 それだけ私を夢中にさせてくれる物語だ。 つらいけど、最後まで絶対に付き合おうと思いました。 どうか、皆が幸せになりますように。
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いつの間にやら第7弾。 毎回泣いてしまうのだが今回はまたうるうるしっぱなし。 仕事か愛かの岐路に立たされ、初めてしっくり終わらなかった前巻。 よほどの天邪鬼以外どちらをとるかわかってしまった、悲しい未来を感じさせる幕引きを受けて、とうとう澪は選択する。 切ない。 ああなんと切ない。 小松原様がよい人すぎて、なんて男気があるんだ。 ううう。 もう小松原様が出てこない気配がびんびんして悲しすぎる。 胸きゅんが。 かといって他の男とラブラブするのはイヤ…主人公は一途であって欲しい。 やっぱり片思いが一番楽しい気がしてきた、さて胸きゅん要素はどうなるか。 源斉先生なのか…うーん。 小松原様があんなに潔かったのに、自分で決めたことなのに澪はずっとうじうじしているし、一番の大問題が出てきて「もうこれ以上どうなるんだよー」と思っていたら、そんな切なさや感情のやり場のなさを吹き飛ばす結末が待っていた。 マンネリ打破? とんでもないことをしでかした作者。 これまでケチで小物な悪人はわんさかいて、いろいろ嫌がらせをされたけれど、 こういう方向性でのいじめかたはしない人だと思っていたから結構ショック。 あと十数ページで終わりという場面で。 物語冒頭から漂わせていた「嫌な予感」がこういう形だとは思わなかった。 これからどうなっちゃうんだろう…なんかもやもやする。 全体としては、最近小松原様の正体がわかったり吉原に店を出さないかといわれたり、 物語がごたごたしていたから、久しぶりにこじんまり(クライマックス以外)していてよかった。 時代劇的なマンネリズムというのも悪くないと思う。 料理をしっかり取り上げて欲しいし。 ただ最近は新しい料理法というより見せ方に寄っているので、 次回は料理そのもので楽しませて欲しい ただ。 物語の大きな転換点となり先が気になるものの、 次巻は一年待ちということで。。。 これまで毎年早春と晩夏の2回出ていたのに。 5,6巻あたりでそろそろ終幕な気配を感じましたが、物語はまだまだ続きそうです。 さてどうなるのか、既刊を読み返しながら楽しみに次の春を待ちます。
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あまりに沢山のものを一気に失い、途方に暮れています…。 小野寺様の覚悟、本当に凄いです。澪だって辛いでしょうが、小野寺様の方がもっと辛い。澪に言われずとも察していた芳の言葉が染みました。あと「澪」という呼び掛けも。もう登場しないのかと思うと悲しいです。 そして又次。何でこんな...
あまりに沢山のものを一気に失い、途方に暮れています…。 小野寺様の覚悟、本当に凄いです。澪だって辛いでしょうが、小野寺様の方がもっと辛い。澪に言われずとも察していた芳の言葉が染みました。あと「澪」という呼び掛けも。もう登場しないのかと思うと悲しいです。 そして又次。何でこんなことになるのかと運命を呪います。 次の第8弾はいつもより伸びて1年後に出るとのこと。きっと、さらに成長した澪やふきに出会えるのでしょう。今回は辛い流れだったので、次はもっと希望に満ちているといいなと願ってます。
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みをつくし7作目。毎年8月2月と刊行。今回は待ちに待って翌月弥生に刊行。 毎回 これでもかと 思っていた以上の内容で・・・言葉がありません。今回は・・・料理人としての道を選んだ後の物語。 辛い別れの後にきた ほんのわずかな穏やかな生活。モチロン 新しい料理に悩んだり 料理人としての嗅覚を失ったりと波乱万丈ではあったけど。今回は いつもと異なる出会い、そして別れに とにかく ため息と涙しかでません。 母も大好きな作品です。これだけ面白いからと 妹の旦那に貸したところ 男性には不向きな小説と判り驚きました。 ・・・ある意味 韓流ドラマに通じるのでしょうか(韓ドラは見ませんが)女性向きな小説であることは確かなようです。 時代劇が苦手な人(女性)にこそ読んで欲しいシリーズです。 ・・・続きは 夏かぁ~ 又さん、今夜はあなたを偲びます。。。
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このシリーズを読むたびに、「ありがとう」という言葉しか出てこない。日常の中で忘れてしまっていること、失ってしまっていることがどれほど多いのかに気づかされるのです。それは人の想いであり、豊かな風景と季節であり、自然の営みとでも言うべきものです。物語は遅々として進まぬように思えながら...
このシリーズを読むたびに、「ありがとう」という言葉しか出てこない。日常の中で忘れてしまっていること、失ってしまっていることがどれほど多いのかに気づかされるのです。それは人の想いであり、豊かな風景と季節であり、自然の営みとでも言うべきものです。物語は遅々として進まぬように思えながらも、季節を繰り返すごとに物事は確かに移ろい、澪の周りにはその身を案じ見守る人たちがずいぶんと増え、子供たちは成長していくのです。ふきはぴょんと跳ねなくなり、健坊は深々とお辞儀をし、太一は絵の才能を開花させようとしています。毎回の物語の展開も気になりますが、その大きな時の移ろいを感じられるこのシリーズを、僕は愛して止みません。 高田さんには先を急ぐことなく、じっくりと腰を据えて良い作品をたくさん書いてもらいたいです。このシリーズは大好きで日々待ちわびていますが、そのために他の題材を犠牲にするのは大きな損失だと思うのです。ゆっくりとで構いません。澪が雲外蒼天に辿り着く日を信じて待ちたいと思います。 P298の最終行からの4行に、高田さんの心の痛みが感じられるような気がしました。そして「夏天の虹」というタイトルにもきっと深い願いが込められていると思うのです。
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新作発刊が、いつも待ち遠しい。今回は、なかなか辛いストーリーだが、まだまだ料理人に成長の強い意志がある。
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