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いま集合的無意識を、 の商品レビュー

3.7

76件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    20

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2013/07/05

「ハーモニー」読了後、難解な本編に対する考察ということで役に立つのではないかと思い表題作のみ読んでみました。 SF初心者にとってはこのような考察を試みるのはまだ早いというのでしょうか、やはり分からずじまい。 もっと読み慣れていった後に、表題作以外も併せて読むつもりです。

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2013/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集。 雪風のスピンオフが入っています~v 神林さんが伊藤さんの『ハーモニー』を読んだ感想も興味深い。 読みながら泣いてしまった。

Posted byブクログ

2013/06/19

一番面白かったのは「ぼくのマシン」か。 「雪風」はこのような魅力的なキャラクターと世界があるのに、あのような結末になるのは本当におしいと思う。 次点はなし。

Posted byブクログ

2013/05/23

ベストSF2012・国内篇(SFが読みたい!2013年版より) - 本読みのスキャット! http://d.hatena.ne.jp/kajika_eps/20130211/p7

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2013/05/17

神林長平ワールド満載!ほとんどの人がそんな感想を持つんじゃないかな。 この俺を意識している私は一体誰だ?そもそも俺はリアルなのか私の想像上の存在なんじゃないか?いや私の言葉が俺を存在させているのだ。みたいな。もちろんメカ好きとしてもたまらん一冊 表題作『いま集合的無意識を、』を読...

神林長平ワールド満載!ほとんどの人がそんな感想を持つんじゃないかな。 この俺を意識している私は一体誰だ?そもそも俺はリアルなのか私の想像上の存在なんじゃないか?いや私の言葉が俺を存在させているのだ。みたいな。もちろんメカ好きとしてもたまらん一冊 表題作『いま集合的無意識を、』を読むのは伊藤計劃の虐殺器官とハーモニーを読んでからの方がいい。「もう大丈夫だ」「心配ない」には思いっきり救われるとともに背筋がゾワゾワするくらいに感情が揺さぶられる

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2013/03/31

表題作の「いま集合的無意識を、」を唸りながら読んだ。伊藤計劃を読んだことのない人はとりあえず読んでみたらどうかと思うし、伊藤計劃を読んだ人はこの短編をとりあえず読んでみたらどうかと思う。神林長平、すごいな。

Posted byブクログ

2013/03/23

伊藤計劃に釣られて読んだ。他の作品も良かったが、やはり表題作が刺激的。ハーモニーの解釈は自分と同じだったけれど、その一歩先とSFの意義に踏み込み若者へ警鐘を鳴らす。 他のも読んでみようかな。人類が端末化する過渡期ってこんな感じ?

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2013/03/20

筆者の『言壺』を積んでいるが、それよりもかなり読みやすく、ほんとにさらさら読めた。コンピュータとネットワーク空間が一貫しての舞台。長編にしても充分話になりそう。表題作が一番面白くなかったのだが、伊藤計劃『ハーモニー』を読んでないのでなんともいえないところ。

Posted byブクログ

2013/03/02

神林長平の短編集。 読み終わっての感想は、「うーん、もう少し読みたかったなぁ」…どちらかというと「物足りない」方の。自分の中で、神林作品は、「何か、よく分からないけどぐいぐいと引っ張られていく」読み方(読まされ方)。理屈が通っているような、いないような、登場人物の思考や行動の流れ...

神林長平の短編集。 読み終わっての感想は、「うーん、もう少し読みたかったなぁ」…どちらかというと「物足りない」方の。自分の中で、神林作品は、「何か、よく分からないけどぐいぐいと引っ張られていく」読み方(読まされ方)。理屈が通っているような、いないような、登場人物の思考や行動の流れに、ヘロヘロになりながらついて行く。その「理屈が通っていそうで、でもよく分からない」感を醸し出すための、独特な観点からの舞台設定。そんな読み方をしていると、こういった短編集は、ちょっと消化不良になってしまう。本編の予備知識が必要なスピンオフや、他作品の考察は、「予備知識なしで、頭空っぽにして読みたいんだよなぁ」と思ってしまうし、オリジナル作品についても、神林一流の突飛な舞台設定に、入り込みかけたあたりでブツっと切られてしまう短さに不満。自分の場合、この人の作品は、中編、長編が合っているのかな。

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2013/01/12

今この本を読む人の多くは伊藤計劃よりも東浩紀を連想すると思う。SF的なテクノロジーの政治利用(あるいは軍事利用)が現実味を帯び始めた時、「いやそれ暴走して歯止め効かなくなるかもよ」と危惧する発言をするとへたれだと思われそうだけど、SFと現実の距離が縮まった現在からこそそういう想像...

今この本を読む人の多くは伊藤計劃よりも東浩紀を連想すると思う。SF的なテクノロジーの政治利用(あるいは軍事利用)が現実味を帯び始めた時、「いやそれ暴走して歯止め効かなくなるかもよ」と危惧する発言をするとへたれだと思われそうだけど、SFと現実の距離が縮まった現在からこそそういう想像力がSF作家には必要なのだと思う。集合的無意識の暴走もそうだが、あらゆるものが可視化されていく世の中で、逆に「私」だけが見えなくなってゆきそうで怖い。

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