けむたい後輩 の商品レビュー
プルームテックに変えました ってな事で、柚木麻子の『けむたい後輩』 親の力で有名になってチヤホヤされてたが、やがてその熱も冷め逆に周りから距離を置かれるが、皆と同じは嫌と一層周りから変に格好付けて離れていく栞子。 そんな栞子を憧れの眼差しで追い掛ける後輩の真実子。 男が居...
プルームテックに変えました ってな事で、柚木麻子の『けむたい後輩』 親の力で有名になってチヤホヤされてたが、やがてその熱も冷め逆に周りから距離を置かれるが、皆と同じは嫌と一層周りから変に格好付けて離れていく栞子。 そんな栞子を憧れの眼差しで追い掛ける後輩の真実子。 男が居ないと不安で仕方が無い栞子はそれを真実子には感ずかせない様に適当にその場凌ぎでのらりくらりとするが、真実子は忠実な飼い犬の如く栞子に酔倒して行くが……。 純粋過ぎる気持ちは何時までも続く訳無いわな(笑) どちらも気付くのが遅過ぎると思うそんな関係w 2018年36冊目
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何者でもない自分を認めることができずに周囲から浮いている栞子。そんな先輩を憧れ子犬のようになついている真実子。次第にその関係性が逆転していくさまは、爽快かつ切なさを感じる。現実を受け止めて、自分の力で道を切り開いていかないと栞子のようになってしまうな、と自戒。
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面白かった。 とある女子大の先輩と後輩、2人の関係性が4年分綴られている。羨望の眼差しから、経験や友人の言葉などを通じて内側で少しずつ変わっていったのだろうな。 最後5,6ページの展開がびっくりした。 色々な女の子がいるので、それぞれの4年の成長を見られるのも良いし、舞台も知っ...
面白かった。 とある女子大の先輩と後輩、2人の関係性が4年分綴られている。羨望の眼差しから、経験や友人の言葉などを通じて内側で少しずつ変わっていったのだろうな。 最後5,6ページの展開がびっくりした。 色々な女の子がいるので、それぞれの4年の成長を見られるのも良いし、舞台も知っている土地だったので楽しめた。
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どの人の感情も分かるな〜 社会に出たまみこが驚くほど強くなっている。 誰かに縋って、認められたい、が先行して自分をなくしてしまうと、そこまでの人間になる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
周りと違う風な自分に酔う栞子と栞子を慕う後輩の真実子、真実子の親友で栞子を冷ややかな目で見る美里。 好きなベクトルだけ妙に上手くいかない感じがリアルだった。 映像化もできる作品だろうがあまりしてほしくないとは思う。
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真実子の天然で純粋なところがかわいいなぁ。いつの間にか美里の立場になって、この子を守らなきゃと思ってしまう。 そんなぽわわんとした子なのに、なんとなく取り組んでみたことが天才級で、栞子を打ちのめしてしまったりするのが、面白い。 栞子、ちょっとかわいそうな気はするけれど、一度も栞子...
真実子の天然で純粋なところがかわいいなぁ。いつの間にか美里の立場になって、この子を守らなきゃと思ってしまう。 そんなぽわわんとした子なのに、なんとなく取り組んでみたことが天才級で、栞子を打ちのめしてしまったりするのが、面白い。 栞子、ちょっとかわいそうな気はするけれど、一度も栞子に共感できなかったので、やっぱり最後は痛快。 でも真実子の変わりようにちょっと残念な気も。いつまでも純粋無垢なお嬢さんでいてほしかったような。
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真実子みたいな人に応援団としてそばにいて欲しい。 真実子は「人であれ、物であれ、良いところを見つけるのが抜群に上手い」女の子。それに「優しさ、楽しさ、何を取っても」彼女に敵うものはいない。 それにしても人に慕われるということは、それにふさわしい自分であろうとしてかなりプレッシ...
真実子みたいな人に応援団としてそばにいて欲しい。 真実子は「人であれ、物であれ、良いところを見つけるのが抜群に上手い」女の子。それに「優しさ、楽しさ、何を取っても」彼女に敵うものはいない。 それにしても人に慕われるということは、それにふさわしい自分であろうとしてかなりプレッシャーになりそうだ。栞子も途中からその重圧に耐えられなかったのかも。 最後の一行が印象に残った。「けむり、けむり、あなたとわたしをへだてるけむり」がここに効いてくる。
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先輩も後輩も、卒業してそれぞれの活躍の場があれば、上下関係もなくなる。それぞれの女子の思惑が面白かった。
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栞子のプライドの高さと何も成さないことへの言い訳、同じ男ばかり選んでしまう見る目のなさ、この子やべぇなと思いながら読み進めたが、一番やばかったのは真実子だった(笑) 一目惚れだったとあったが、栞子への執着が尋常じゃなく最後まで理解不能。 従順で期待を裏切らない真実子はその実何をや...
栞子のプライドの高さと何も成さないことへの言い訳、同じ男ばかり選んでしまう見る目のなさ、この子やべぇなと思いながら読み進めたが、一番やばかったのは真実子だった(笑) 一目惚れだったとあったが、栞子への執着が尋常じゃなく最後まで理解不能。 従順で期待を裏切らない真実子はその実何をやっても天才的にこなしてしまう人物で、人格も才能も評価されてしまうとあれば、格下に見下ろしていた存在を『けむたい後輩』と言い切るのも当然だろう。 エピローグで真実子が栞子にぶちまけるシーンはスッとするが、普通は大学4年間という時間を掛けなくても気付くんだよね(笑) そういうキャラが180度変わった所も真実子やばかった。 柚木麻子さんは女子の内面を描くのがうまい。
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14歳の時に詩集「けむり」を書いた増村栞子。 そんな栞子を守らないと!!と思ってる羽柴真実子。 真実子の親友で女子アナを目指している浅野美里。 そんな彼女たち目線で話が進んでいく。 栞子は、「特別な自分」ってのを周囲に見せたがるタイプで 取っつきにくいなぁーって思っちゃった。 ...
14歳の時に詩集「けむり」を書いた増村栞子。 そんな栞子を守らないと!!と思ってる羽柴真実子。 真実子の親友で女子アナを目指している浅野美里。 そんな彼女たち目線で話が進んでいく。 栞子は、「特別な自分」ってのを周囲に見せたがるタイプで 取っつきにくいなぁーって思っちゃった。 でも、誰にも自分は特別な所があるって思ってた時期って あると思うんだよね。 それが、栞子は、ずーーっとそうだったんだと思ったよ。 だから、真実子が栞子に陶酔しきってる感じが ブッ飛んでて、読んでておもしろかったー。 途中で美里が真実子に対して栞子の場所を奪うようなことは やめるように言っていたが、その本質を真実子が 気づいてないことに、お花畑を感じたなぁー。 だから、いろいろと写真が評価されたり、脚本デビュー できたりしたんだろうねー。 最後のエピローグは、なんかスッキリした!! 真実子が栞子に対してハッキリ言う所!! 全体は⭐️3なんだけど、エピローグだけに関して言えば ⭐️4って感じ!!
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