けむたい後輩 の商品レビュー
「けむり。けむり。あなたとわたしをへだてるけむり」(真実子) 真実子、栞子、美里と3人のキャラクターが面白かった。オチもすっきり。
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あれ、読んだことあるの? と思ったけど、途中まで読んで図書館に返却したことがあるみたいだった。記憶力が……。 まじ、けむたい後輩。 慕われるのは悪い気はしないと思うけど、こうもべったりだとね〜。しかし、あれもこれも興味が湧くとのめり込んで、それで標準よりもできが良いってなんなんだ...
あれ、読んだことあるの? と思ったけど、途中まで読んで図書館に返却したことがあるみたいだった。記憶力が……。 まじ、けむたい後輩。 慕われるのは悪い気はしないと思うけど、こうもべったりだとね〜。しかし、あれもこれも興味が湧くとのめり込んで、それで標準よりもできが良いってなんなんだ真実子は。羨ましいわ。 最後に「あらすじは見習いが書いてくるべき」と言いたいことが言えて良かったよね。どっちもそれなりにガマンしていることがあったということかぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
14歳で詩集を出してから、それっぽく生きている栞子と、そんな栞子にひたすらに、憧れ、つきまとう真美子。 栞子は、真美子を時々疎ましいって思いながらも、自分を大事にしてくれる唯一の拠り所だってどこかで感じてるから無下にできない。 最後は真美子が才能を発揮して、栞子は自分を平凡な女だと認める。 真美子も、栞子が普通の女だって気づく。
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+++ 女は、みんな“自分”が大好き。 気は強いが、傷つきやすい彼女たちが欲しいのは、“自信”だった。 良家の子女が集まる女子大を舞台に 元・有名人の自意識過剰な先輩と世間知らずのダサい後輩が 繰り広げるエゴのぶつけ合い。 金持ちで、才能をもてあまし、男にのめりこむ「栞子」は、...
+++ 女は、みんな“自分”が大好き。 気は強いが、傷つきやすい彼女たちが欲しいのは、“自信”だった。 良家の子女が集まる女子大を舞台に 元・有名人の自意識過剰な先輩と世間知らずのダサい後輩が 繰り広げるエゴのぶつけ合い。 金持ちで、才能をもてあまし、男にのめりこむ「栞子」は、ダサくて真面目な後輩・「真実子」の憧れのひと。優越感で満たされていたはずの栞子が抱く苛立ちと哀しみ、そして次第に明かされる真実子の稀有な才能。自分の魅力に気付けない女子大生の繊細な心模様をコミカルに描いた共感度100%の成長物語。著者にしか書けない視点で、プライドや劣等感を痛切に描き、女性なら誰でも胸に突き刺さる小説です。 +++ またまた女子の物語である。男性も登場はするが、どの男も魅力のかけらもない。女子たちは一見個性的ではあるが、それぞれが違った意味で自己認証欲求が強すぎて、痛々しくさえ思われる。若い女というものは、ここを通りすぎずには大人になれないものだろうか。だが、女の園の在りようは見事に描かれていると思う。ああ女って面倒くさい、という感じの一冊である。
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ミューズ、ミューズって石鹸か! 栞子の言動に思い当たる節が色々とあって胸がズキズキした。独りが好き、女同士で騒ぐのは嫌い 、サバサバを装って群れないクールな自分演じて…本当は誰かに認められたくてしょうがない。だから女ってだけでちやほやしてくれる男に依存するのに、大した女じゃない...
ミューズ、ミューズって石鹸か! 栞子の言動に思い当たる節が色々とあって胸がズキズキした。独りが好き、女同士で騒ぐのは嫌い 、サバサバを装って群れないクールな自分演じて…本当は誰かに認められたくてしょうがない。だから女ってだけでちやほやしてくれる男に依存するのに、大した女じゃないから男のレベルもいまいち。目立つ女に嫉妬して、自己顕示欲が強いとか年甲斐もなくあんな事してみっともないとか、こき下ろす材料見つけては批判するばかり。そこに至る努力を自分は一切してないくせに。でも、根拠のない自信だけはあって私が本気出せば余裕とか思ってる。 反省しました。自分見つめ直そう。 17/4/8
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とても反省した。かっこばかりつけていた。楽ばかりしてきた。本当にやりたい事に向き合ってこなかった。真美子と美里はすごい。努力は報われる、裏切らない。まさに、グリット、やり遂げる力だ。
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14歳で詩集を出し、教師と恋愛、タバコ、周りの女の子とは違う、気だるさ。 なんかカッコいい!と盲目的に憧れ、どんな酷い目にあわせても忠犬のごとく常に尻尾を全力で振って付いてくる後輩。 どんなに素敵な先輩かと思えば、容姿も並、詩集も親のコネで出しただけ、才能も無く努力もしない男にば...
14歳で詩集を出し、教師と恋愛、タバコ、周りの女の子とは違う、気だるさ。 なんかカッコいい!と盲目的に憧れ、どんな酷い目にあわせても忠犬のごとく常に尻尾を全力で振って付いてくる後輩。 どんなに素敵な先輩かと思えば、容姿も並、詩集も親のコネで出しただけ、才能も無く努力もしない男にばかり入れ上げ、挙句いつも他の美少女が現れると蔑ろにされ、他の女子からは冷ややかな目で見られるような人。 でも忠犬の後輩、真実子はずーーっと先輩を慕って。 読んでてイライラするし、正直あんまり…な感じだったけど、最後の最後、脚本家として成功した真実子から先輩に浴びせかけられる辛辣で正直な言葉の数々!この数ページでこの本の評価が一気に上がった。 読み返そうとは思わないだろうけど、面白かった。
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これは14歳の頃からひとつも成長のない栞子の話なのか、最初はドジでノロマですが、真っ直ぐに確実に成長していく真実子の物語なのか・・・美人です気が強い美里目線の話なのか・・・女が3人いれば性格も生き方も三者三様だなと改めて思いました。成長した真実子の姿に何故か感動とスッキリした気持...
これは14歳の頃からひとつも成長のない栞子の話なのか、最初はドジでノロマですが、真っ直ぐに確実に成長していく真実子の物語なのか・・・美人です気が強い美里目線の話なのか・・・女が3人いれば性格も生き方も三者三様だなと改めて思いました。成長した真実子の姿に何故か感動とスッキリした気持ちになれました!
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14歳で詩集を出版した栞子、栞子の信者とも言える後輩真実子、真実子の幼なじみ美里の大学生活とその後の話。 栞子が痛い。 14歳からタバコばかり吸っていて、身体壊しますよ。 それを教えた蓮見先生もダメ。 この辺までは、読むのをやめようかと思うほど、嫌悪感でいっぱいでした。 でも、...
14歳で詩集を出版した栞子、栞子の信者とも言える後輩真実子、真実子の幼なじみ美里の大学生活とその後の話。 栞子が痛い。 14歳からタバコばかり吸っていて、身体壊しますよ。 それを教えた蓮見先生もダメ。 この辺までは、読むのをやめようかと思うほど、嫌悪感でいっぱいでした。 でも、その後、女の子たちの嫉妬とか自己顕示欲とかが興味深くて、面白くなり、気がつけばあっという間に読了。 結果としては、真実子の成長記ということになったかなと。 この方の本は、読みやすいけど、私には向いてないようでした。
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20代なら誰もが感じるだろう自己顕示欲が、登場人物それぞれの立場で書き分けられていてとても興味深く読めた。 この本のような「女子の先輩後輩」という関係の中で進んでいく物語を初めて読んだ(?)のも新鮮だった 最後はちょっとしたホラー?にも感じられて面白かった
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