恋都の狐さん の商品レビュー
恋愛成就と噂の東大寺二月堂の豆まきに参加した女子大生は、狐面の青年と出会う。 シリーズ1作目。第46回メフィスト賞受賞作。 奈良を舞台に、いろんなお寺や神社行事の観光情報満載。 京都や奈良ってなんか独特の魅力がありますよね えーっこれで終わり!?って2作目が気になる結末。
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表紙から和の雰囲気が漂っていて、迷わず手に取った。 その直感は正しく、奈良の「古都」の世界観の中で繰り広げられる物語を堪能できた。お寺のイベントとか、馴染みがないからとても楽しそう。そこでの出逢いも素敵だなと思った。 加えて、冬という季節感がちゃんと感じられて、そういった意味でも日本的な要素を楽しめた。 てか、二十年間恋人いないとか私やん!!と、主人公ちゃんにひたすら親近感が沸いたが!沸いたが!私はそんな素敵な出逢いをしていない、うらやましいなこの野郎!!!って、甘酸っぱいような切ないような、でも応援したい感情で満たされた。 しかし最後の彼女の行動にはびっくり。3人のなんとも言えない関係性に、彼女は窮屈さを覚えていたのかな…でも私も揚羽さんのような魅力的な女性が恋敵(?)だったら引き下がっちゃうかもなぁ。 何はともあれ、次の巻に期待!
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2012年。第46回。 彼氏いない歴=年齢の女子大生。奈良で、キツネのお面をかぶった男と美女アゲハさんに出会う。接しているうちに芽生える恋心。 何故キツネのお面をかぶっているのか。あーあーあーあー 恋にあこがれる女子大生の失恋。読後感良くありません。 と思いきや、続編があるみたい。キツネが主人公だったってことかw 読まないけど。 奈良観光入門にはいいのかな。鹿に突進されて池に落ちたくはないなw
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何か重いものを背負っていそうな狐さんと女子大生が少しずつ変わって成長していく話なのかな、と楽しみに読みました。ですが突然ファンタジー展開が出て来たあたりから微妙に…残念ながら私には合いませんでした。近すぎる優しい二人が本音に気づいて主人公のおかげでうまくいくってラストならもっと後...
何か重いものを背負っていそうな狐さんと女子大生が少しずつ変わって成長していく話なのかな、と楽しみに読みました。ですが突然ファンタジー展開が出て来たあたりから微妙に…残念ながら私には合いませんでした。近すぎる優しい二人が本音に気づいて主人公のおかげでうまくいくってラストならもっと後味はいいと思います。メフィスト賞ってことはこれも広義のミステリなんでしょうか。賞のイメージと違ったのもびっくりです。
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なんともメフィスト賞のジャンルの幅広いことよ 作者同様、大阪在住で奈良の女子大に通うJDが、狐のお面をかぶった青年に遭うガールミーツボーイ とりあえず、一通りの奈良の風物詩が味わえるのも良し。
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タイトルにひかれて読んだけど、正直面白さが分からなかった。 表面さらっと撫でている話なので、読みやすいか読みにくいかで言ったら読みやすい。 でも心情描写が軽い。 奈良の寺社仏閣、お祭りの知識が豊富に盛り込まれている点は興味深かった。
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豆を手にすれば恋愛成就の噂がある、東大寺二月堂での節分の豆まき。奈良の女子大に通う「私」は、“20年間彼氏なし”生活からの脱却を願って、その豆まきに参加した。大混乱のなか、豆や鈴を手にするが、鈴を落としてしまう。拾ったのは、狐のお面を被った着流し姿の奇妙な青年。それが「狐さん」と...
豆を手にすれば恋愛成就の噂がある、東大寺二月堂での節分の豆まき。奈良の女子大に通う「私」は、“20年間彼氏なし”生活からの脱却を願って、その豆まきに参加した。大混乱のなか、豆や鈴を手にするが、鈴を落としてしまう。拾ったのは、狐のお面を被った着流し姿の奇妙な青年。それが「狐さん」との生涯忘れえない、出逢いだった――。
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狐面をいつも被っている青年と女子大生のわたしの物語。奈良のお祭りや名所もちらほら出て来て、奈良へ行きてーってなる。 最後ええってなったけど、本人一番しんどいのでは。・゜・(ノД`)・゜・。 しかも狐さんは、わたしちゃんに会いたくて、苦手な場所に行ったわけなんでしょ?もう側から見てしんどいですー(´Д` )
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奈良には縁があるのでよく足を運ぶけれど催事は参加したことないから行ってみたくなりました。全然まったく予想してないところに着地して、完全に不意を突かれました続編読みたい。
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『人の心は簡単に割り切れない。スマートフォンの開発者やライト兄弟が信じていたのは人間の可能性だ。自分の力と言い換えてもいいかもしれない。 少なくとも、他人の心には依存していなかった。どんなことでも信じれば必ず叶うというなら、片思いに苦しむ人なんていないはずだ。』 ん〜、なんか...
『人の心は簡単に割り切れない。スマートフォンの開発者やライト兄弟が信じていたのは人間の可能性だ。自分の力と言い換えてもいいかもしれない。 少なくとも、他人の心には依存していなかった。どんなことでも信じれば必ず叶うというなら、片思いに苦しむ人なんていないはずだ。』 ん〜、なんかこの終わり方は…本当にこれで良かったのか…と、モヤモヤしてしまう。
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