ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上) の商品レビュー
サンデル教授の授業をそのまま文字起こしした本。上巻だったのもあり、教養としての哲学の解説といった印象。非常にわかりやすく、かつ意見の割れる事例で学生に討論させ、それをきっちりまとめ上げる手腕を感じた。
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(一同笑)でちゃんと笑いを感じるのは、流されてるのか、はたまた 実質的にマイケル・サンデーの話し方が好きなのか 面白かった回 第1回殺人に正義はあるのか 第2回の高級な喜びと低級な喜び 第5回の母性売り出し中 第6回 道徳性の最高原理 難しかった回 第5回 兵士は金で雇えるか...
(一同笑)でちゃんと笑いを感じるのは、流されてるのか、はたまた 実質的にマイケル・サンデーの話し方が好きなのか 面白かった回 第1回殺人に正義はあるのか 第2回の高級な喜びと低級な喜び 第5回の母性売り出し中 第6回 道徳性の最高原理 難しかった回 第5回 兵士は金で雇えるか 第6回 道徳性の最高原理 最後の東大講義は、いままでの復習になったしよかった。日本人の思想の一貫性のなさは感じた。
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哲学というのは人をして距離を置かせ、衰弱させるような活動のため、精神が未熟なうちにしてしまうと社会との距離のバランスがとりづらくなってしまう。 ①どこから、基本的な権利はきているのか? ②公正な手続きはどんな結果も正当化するのか? ③同意の道徳的な働きは何か? ベンサムの功利...
哲学というのは人をして距離を置かせ、衰弱させるような活動のため、精神が未熟なうちにしてしまうと社会との距離のバランスがとりづらくなってしまう。 ①どこから、基本的な権利はきているのか? ②公正な手続きはどんな結果も正当化するのか? ③同意の道徳的な働きは何か? ベンサムの功利主義をジョン・スチュアート・ミルが発展させた 「満足した豚より、不満足な人間である方がよい。満足した愚者より不満足なソクラテスである方がよい。」by スチュアート・ミル 「正義とは道徳の最も神聖な部分であり、他とは比べようもないほど拘束力の強い部分である」by ミル ノージックは分配の公正さは ①「取得の正義」または「最初の保有」 ②その分配が自由な意思決定によるものかどうか リバタリアニズムの課税による考え方 「個人の所得を取り上げるのは、個人の労働を取り上げることと同じであり、個人の労働を取り上げることは、個人を奴隷にするのと同じことである」 リバタリアニズムへの反論 「私たちは本当は自分で自分を所有していないのではないか」
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意見の相違が多く存在する多元的社会では、ある問題について全員が合意するような結論には至りませんが他者を考えて他者と関わっていく態度が重要です。 多元的な社会においては、道徳的・宗教的な背景が異なり、意見の相違は至る所に存在します。 ある問題について全員が合意するような結論がでるこ...
意見の相違が多く存在する多元的社会では、ある問題について全員が合意するような結論には至りませんが他者を考えて他者と関わっていく態度が重要です。 多元的な社会においては、道徳的・宗教的な背景が異なり、意見の相違は至る所に存在します。 ある問題について全員が合意するような結論がでることはないだろうけど、他者を考えて他者に関わっていくことは多元的社会における相応しい態度だと結論付けられています。
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『これからの「正義」の話をしよう』で有名になったマイケルサンデル。 政治哲学をテーマに、生徒とディスカッションしている様子が記載されている。 哲学や道徳、倫理について、深く深く思考を張り巡らせることが出来る上に、サンデルの超絶プレゼンも学べる1冊。 アリストテレス、ロック、カン...
『これからの「正義」の話をしよう』で有名になったマイケルサンデル。 政治哲学をテーマに、生徒とディスカッションしている様子が記載されている。 哲学や道徳、倫理について、深く深く思考を張り巡らせることが出来る上に、サンデルの超絶プレゼンも学べる1冊。 アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、ノージックといった古今の哲学者を、巧みなリードのなかで把握できるのも素晴らしい。 価値観を右往左往してパラダイムシフトが起きる超良書。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
哲学ってなんやねん…小難しいし何の役に立つねん…私には無理無理! って思っている人におすすめ。 初めから、ものすごく分かりやすい例を挙げて、この場合はどう?どっちが正しい?とサンデル教授がハーバードの学生相手に討論を繰り広げていく。 ハーバードの学生のレベルがすごいんで、まず、よくこんなこと理路整然と発言できるなぁと感心せざるを得ない。 結論、1+1=2みたいな答えはないんだと思う。 哲学にはいろんな宗派みたいなものがあるし、考え方も違う。ただ、この問題をどう考えていくのか、今の世界や政治ができているこの過程も、ものすごく哲学の影響を受けているんだなぁと。 哲学を身近に感じられてすごく良かった。単元を分かれているし、解説も載っているのでとても読みやすい。
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対話形式である分、元となった本より薄い気がする。しかし、それでも議論には深い考察を促すきっかけが沢山あった。 こんな授業を受けてみたい。
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教科書のような哲学書ではない。個人の思想を説明してるものではない。 1つの問題に対して、様々な思想家の考えを用いて説明、批判している面白い本であった。 哲学について考えたい、勉強したいと思い始めた方にもおすすめできる本だと思う。
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テレビでも見たけど、この本は脚本のように会話を文字に起こした形式で書かれているのできちんと頭に入れたくて読みました。 すごく面白かったです。 道徳や正義感など、人がそれぞれ持ちながらも育つ場所や環境によって考え方が左右されるものについて考える。哲学。
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政治哲学とはこういう事柄を扱うのかというのが理解できた本。 公共の場における、基本的人権とは何か、公平性とは何かを考えることができる。 法律はあっても、解釈によるところが大きいのは、考え方の違い、強いては個人の哲学によるものだと思う。 万国万人共通の唯一の解はない気がする。
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